日本人は〇〇が少ないから妊娠しにくい
「今月も生理が来ちゃったかぁ…」
「排卵日をちゃんと狙ったのになぁ…」
と悩んでいるかもしれませんが悩む前に、知って欲しいことがあります。
あなたは旦那様と、どのくらい仲良し(生物学的には性交渉が正しいのですがオブラードに包んで表現しています)していますか?
いきなり、何聞いてんだ!?と言われてしまいそうですが妊活やタイミング療法をされている方には、とても大事な話になるんです。
不妊治療に携わる医師の見解として妊活やタイミング療法がうまくいかない原因のひとつに仲良しの回数の減少が挙げられています。
なぜ、仲良しの回数が少ないといけないのか?と言われると単純な答えで、回数が少なくなると精子と卵子が出会う最高のタイミングを逃しやすくなるからです。
ご存じな方もいると思いますが卵子の寿命は12時間しかありません。
この12時間の間に、いかに精子と卵子がドンピシャのタイミングで出会えるかが重要になってきます。
なので、仲良しの回数を増やしてドンピシャのタイミングで出会う確率を増やすことが大切なんですね。
しかしながら僕のところに相談に来られる患者さんの話を聞いていると「排卵日を狙った1回のみ」と言う方が圧倒的に多いです。
前回のお話にでてきましたが、女性の妊娠率はドンピシャであっても20%程しかありません。精子と卵子の出会いのタイミングを外せばもっと確率が減ってしまいます。
排卵日にばかり目が行きがちですが、確率を増やすことを考えると仲良しの回数を増やすのはとても大事なことです。
しかし、残念なことに日本人の仲良しの回数はものすごく少ないんです。
どのくらい少ないのかは下の図を見てください。
これは世界の仲良し頻度を表すグラフです。
どうでしょうか?
日本は世界的に見てもダントツで仲良しの回数が少ないのが分かりますよね。
世界1位のギリシャは年間で仲良しの回数が138回
週に2.6回仲良ししていることになりますね。
一方の日本は45回
週に0.8回です。
日本人はギリシャ人に比べると仲良しの回数が3分の1しかありません。
これでは12時間しか生きられない卵子にドンピシャでタイミングを合わせるのが難しいわけです。
「仲良しの回数が少ないのは分かったし、回数を多くした方が確率が上がるのは分かります。」
でも、
「そうは言っても私たちは仕事で忙しいし、外国人は働く時間が短いから、そんなに仲良しする暇があるんだよ。」
と思っていませんか?
そんなことありませんよ。
GLOBAL NOTE グローバルノート – 国際統計データ専門サイトによる世界の労働時間 国別ランキングによると、
ギリシャは5位で年間1949時間です。
逆に働き過ぎというイメージが強い日本は意外にも22位で1644時間ですので仕事が忙しいというのは言い訳でしかありません。
それでも、「私も旦那も疲れてしまって頑張れない」というご夫婦は早く寝て早めに起きて朝から仲良ししてみてはどうでしょうか?
特に男性は夜は疲れてダメだっていう方でも朝は結構、元気な方は多いですし、いつもと雰囲気が変われば二人の仲も良くなりますよ。
このアドバイスををすると「そういう考えはなかった」と言われるのですが、何も夜じゃなければいけないという縛りはありません。
基礎体温がしっかりと2層になっていて、排卵日もしている。でも、なかなか妊娠に至らないというご夫婦はまずは仲良しの回数を増やしてみてください。
これだけで結果が出たというご夫婦もいらっしゃいますよ。
●今回の記事のまとめ
日本人は仲良しの回数が少なすぎる
そのため卵子と精子が最も良い状態で出会う確率が低下してしまう
仕事が忙しいという理由は言い訳にしかならない
排卵付近の仲良しの回数を増やす
夜、疲れてしまっているカップルは朝から仲良ししよう
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