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あなたは本当に不妊症? 不妊専門病院に行く前に知っておきたい不妊症の定義

夫婦生活でもしっかり仲良ししているのに何で赤ちゃんが授かれないのと毎月、焦りと不安を感じているあなた。

もしかしたら私は不妊症なのかも…
急いで病院に相談しにいかなきゃ

と思っていたら、まずは焦らずにこの記事に目を通してみてください。

ちょっと前の話になりますが、私の治療院に不妊のご相談に来られた方からこんな話を聞きました。

「不妊専門病院に相談に行ったら、受付の看護婦さんに怒られてしまいました…」

この患者様は29歳で不妊相談に行った時は「赤ちゃんが欲しいと思ってから5か月目」だったのですが「あなた、不妊症がどんなものか知っているの?」と言われてしまったそうです。

さて、彼女は何で怒られてしまったのでしょうか?

実は不妊症と診断されるには次のような定義があるのです。

日本産婦人科学会では不妊症を「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定の期間を避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合」と定義しています。

この一定期間というのは1年が一般的でWHO(世界保健機関)でも1年間と定められています。

参考記事:公益社団法人 日本産科婦人科学会

ちょっと上の言い方だと堅苦しいので、言い直すと

不妊症とは「あなた達ご夫婦が赤ちゃんが欲しいと思ってから定期的に仲良ししているのに1年以上、赤ちゃんを授からない」という状態です。

なので、この患者様はまだ不妊症とは言えず、看護師さんに怒られてしまったという訳です。(別に怒らなくても良いと思いますが…😅)

この患者さんのような方は以外と多くアラサー世代の方に見られます。

不安や焦りを感じて勇気を出して専門病院に相談に行ったのに嫌な思いをしないように、まずは産婦人科や不妊治療をしている鍼灸院などに相談してみましょう。

でも、この定義だと年齢が高めの方には1年も待っていられないと言われそうですよね。

そこはご安心ください。

2013年、アメリカの生殖医学会で「不妊症び定義は 1年間の不妊期間を持つものであるが、女性の年齢が35歳以上の場合には6ヶ月の不妊期間が経過したあとは検査を開始することは認められる」と決定されたことをうけ、日本でも高齢で妊娠を希望される方は早めに検査を開始した方が良いというのが生殖医療で一般化してきています。

もし、35歳以上で半年以上、赤ちゃんを授かれないようでしたら早めに病院に相談に行きましょう。

最近では半年を待たなくても受診可能な専門病院も多いですよ。

しかし、この不妊症の定義だとやっぱり1年間は長く感じますし、ずっと不安や焦りを感じ続けることになるのでかなりストレスですよね。

ちゃんと毎月仲良ししているのに赤ちゃんが授からないのは悩まれてる方には深刻な問題です。

このブログではこのように「不妊かも?」と不安や焦りを感じている方から、すでに不妊治療を行っているけどなかなか結果が得られず悩まれている方に向けて、1日でも早くコウノトリが来てくれるように、役立つ情報を配信していきます。

こちらの記事に興味を持ってくれた方は、ぜひ、フォローしてみてください。

●この記事のまとめ

不妊症とは妊娠を希望するご夫婦が1年間、定期的に仲良しを続けているのに赤ちゃんが授からないことを言う

35歳以上の女性の場合は定期的に仲良しを続けて半年間、赤ちゃんを授からない場合は早めに不妊専門病院で検査を開始することができる

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