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夜行性

「かつて哺乳類は恐竜から逃れるために夜間に活動していたとの説がある。そして、今では人間がかつての恐竜のように、他の動物に脅威を与える存在になったようだ」


さまざまな哺乳類が夜間に活動するようになる現象が世界中で起きているとする研究結果を、米カリフォルニア大バークリー校のチームが発表したという記事を拝見しました。

そして、最初期の哺乳類は夜行性動物で、昼間の世界を支配していた恐竜の絶滅後に初めて日中に活動する哺乳類が登場し、完全な昼行性に移行した最初の哺乳類は霊長類の祖先だったとする研究論文も、違う場所で発表されています。この説は、現代の哺乳類の中で日中に活動する「昼行性」の哺乳類が比較的少ない理由や、大半が夜間に活動するのに適した目や耳をいまだに持っている理由などを説明していると考えられるそうです。


夜行性の動物はたくさんいるので、とくに危機感を覚える内容ではないです。手軽に食べられる餌があると分かれば、例え夜行性の動物でなくても人里に下りて来て農畜水産物やゴミを荒らすでしょう。

ですが、色々と考えました。


この間のタヌキとの遭遇。通勤途中で見る、猫よけの数の増加(意味のない水入りのペットボトルの囲いやCDの吊り下げ、100均などで売れ筋の猫よけ)、NOTEを始める前に発見したハクビシンなどなど、たしかに身近に変化を感じるなと思いました。


田畑を荒らし、ゴミやフンをまき散らす。迷惑モノです。マナーの悪い人と同じだワなんて日記でつぶやきもしました。ですが、私がこう常識ぶっても、じつは動物たちからすると、「人間は危険だ! 破壊者でろくでもねぇやつらだ!」とこちらをキッと睨んでいるかもしれません。

きっと恨みもあるでしょう。

なぜ、今そこにいるのか? なぜ被害を出すのか? 人間を何故警戒するのか? 

乗り物や人に、親、兄弟を殺された猫もいるでしょう。鹿やイノシシもいるでしょう。テリトリーを脅かされた熊や狸などもいるでしょう……。当たり前ですが、動物も生きていて、家族もいます。

動物ばかりが害ではないという、当たり前の事実にあたった。

そんな夜 2:22 でした。

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