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理屈じゃわかってる!だけど子どもは育児本通りにいかないから悩むんだ

こんにちは、あまなつです。
ママと育児の話をしているとみんなで共感しまくるのがこれ。
「理屈じゃわかってるんだよ。怒っても意味ないって。」
「でもさ、わかっててもイライラするじゃん」
「ノウハウ通りの声かけしても、その子によって合う合わないがあるからさ」

こんなやりとり、よくしませんか?

私もよくするし、よく聞きます。

じゃあ、どうしてインスタでも「育児!これだけは!」みたいなもので溢れてたり、ノウハウ本やセミナーが大量にあるんだろう??

自分に合うかどうかわからないのに、必死で探して、うまくいかなくて落ち込むのはなんでだろう・・・・

今日は私のそんな思いと向き合いつつ。
私なりの考えをつづてみますね。


ノウハウって何?

そもそも、ノウハウノウハウ・・・これってなんでしょう?
「ノウハウ」とは、物事の手順や知識・技術のこと。
やり方とか、コツみたいなものですよね。

育児や、発達凸凹さんとの関わりでよく聞くノウハウといえば
声かけとか、知育遊びなんかの知識や技術でしょうか?

インスタで見かけた知育遊びを手当たり次第やってみたけど、
我が子は一個も興味を示してくれなかった!

「ADHDの子にはこんな声掛けを!」って言うから、やってみたけど、何にも変わらない・・・

宿題をさせるために、こんな学習環境がいいって言うから、全部揃えたのに、うちの子は床に寝そべってしか勉強しない!!

物事の手順として、知識や技術として情報を入手して行なっているはずなのに、うまくいかないという声を聞くのはなんでだろう?

ノウハウって所詮、知識の一つに過ぎない

みなさん、高校で学んだ数学のノウハウ・数式を駆使した計算を毎日の生活に活かしまくってめちゃくちゃ役に立ってますか?
中には、日々の仕事でその知識を駆使してる方もいるでしょう。
でも、今これを読んでる方の多くは「四則計算は使うけど・・・数式までは・・・」と感じるでしょう。

日々の学びの中には、必ず学ぶのに、将来直接その知識を使うかどうかわからないものがありますよね。

では次に、家庭科の調理実習で学んだ時に「これは将来一人暮らししても困らないぞ」ってすぐに実感しましたか?
これは人によるかもしれません。
でも、中には
「当時はそこまで考えなかったから、料理上手な子に任せて自分は美味しく食べれればいいや、って思ってた」
と言う人もいるのでは??

「深く考えてなかったけど、真面目に取り組んでいた。だからと言って、あの授業が今の主婦としての毎日の家事スキルになったかどうかはわからない」
と言う人もいるでしょう。

「今となって思えば、一人暮らしして、味噌汁は出汁を取るものだ、と知っていたのは、家庭科で学んだからだったな。家庭科の授業で習った味噌汁を、一人暮らしを始めたから作ろう!とは思ったことないけど」
と言う人もいるのでは?


さて、今ちょっと極端で偏った質問から、いろんな例を出してみました。
何が言いたいかというと・・・

何事も、学んでる最中に未来を実感することはない

と言うことです。

ん?意味がわからない?

では、この話を育児に置き換えます。

ノウハウ通りの声かけがその瞬間に効果をなすとは限らない

最初に結論です。
育児をしてる方と話す時、時々こんな方と会話します。
「〇〇っていうめっちゃ有名な育児アカウントの人が言ってるやり方やってみたけど、うちの子には意味なかったわ。」
「宿題やらない子にはこうしろってやつも、うちは全くダメ。うちの子には合わなかったんだよね」

・・・確かに、合わなかったのかもしれません。
でも、たった1回の声かけしかしてないのなら、合ってたか合わなかったかも判断できないと思います。

育児や教育って長期目線が不可欠です。
1回の声かけで変わる子もいるだろうし、たった1回教えただけでなんでも覚えて応用もできる子もいます。

でも、大抵は何度も伝えませんか?

トイトレって1日で終わりますか?
我が子、3歳半だけどまだです。

子どもに飛び出しは危ないって教えて、
1回言うだけで次からママと手を繋いで歩きますか?

我が子は3歳半、まだです。

1回しか言ったことないものは、そもそももう記憶にもないと思います。
毎日言い続けていることは、だいぶできるようになりました。

3年半、言い続けてることは、
自ら行動できるし、イヤイヤとか、「やらなきゃ」と言う意識も感じません。

なのに、なぜか人間って困ってることとか、悩みにぶつかると
特効薬を欲しがるんです。

特効薬を探すからすぐに
「うちの子には合わなかった」
と感じて、やめてしまうんですよね。

ノウハウって一朝一夕で身につくものでもないし、ましてやそのノウハウを使って誰かの成長を促したいなら、もっと時間はかかるはず。

だから、「ノウハウを試しても意味ない」と言ってるなら、
まずはそのノウハウをどれくらい自分ごとに落とし込めているのか
どのくらい継続して見守ったのか思い返してください。

習慣化するには

人が何かを習慣化するには最低でも3週間の継続が必要だと言います。
それが3ヶ月できたら、無意識の習慣になるとも言います。

だから、最近インスタやnoteなどのSNSでも「100日チャレンジ」「1ヶ月毎日投稿」などをよく見かけますよね。

大人でも習慣化するには、それだけの時間がかかります。
子どもに何かを伝え、成長としてみて取れるようにしたいなら、なおさら時間がかかっても不思議ではないですよね。

だって、まずは大人が継続して同じ思いを伝えなくては、
子どもの記憶には残らないし
たとて初めての声かけで子どもが行動を起こせても
継続していかなければ、たった一回の奇跡の行動かもしれません

だけど、子どもだからこそ、大人より早く習得する可能性も大きいです。

それは、「褒められること」

大人よりも子どもは柔軟に言葉を吸収します。
スポンジのように、大人の言葉を吸収して、日々成長します。
だからこそ、継続した声かけは有効です。

何より、子どもの方が、圧倒的に褒められる機会(チャンス)が多いと思いませんか?
私は娘が朝起きて「ママ、おはよー!」と言っただけでまず娘を褒めます。
「起きてすぐに、気持ちのいい挨拶が聞けて嬉しいー!挨拶上手で素敵だね!」って

でも、私たち大人は挨拶してもしなくても、褒められませんよね?笑

褒められる習慣が多ければ多いほど、子どもはどんどん新しいことも吸収します。(自己肯定感が高いほど学びは深まると考えてます)
だからまずは、褒められる土壌を作っていくことを意識し育児してます。
ノウハウを活かしたいなら、大人が継続した声掛けをすることこそ、子どもの習慣化になり、結果的に子どもたちの成長になっていくと考えています。

まとめ

ノウハウって結局元がいい子のための知育だよね。
なんてよく聞くから、ちょっと私なりの考え方を書いてみました。

かくいう私の娘は発達凸凹で、基本的にコミュニケーションに凹みがあると言われています。
だから、ノウハウをちょっと試すだけでうまくいくことなんてまずないんです。
だけど、娘は挨拶はとっても上手。
コミュニケーションに苦手があると言われてるけど、診断がつく前から気づいていたので、人に頼りながらも自分らしく生きていけるように・・・と
「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」「またね」など相手に伝える挨拶は常に伝えてきました。

発語も遅かったけど、いつでも親である私が相手に挨拶する姿を見せる。
見せた後「今は〇〇ちゃんのお母さんと会ったから、おはようって挨拶したんだよ。お返事もらえて、ママは嬉しかったな」と話しかけ続けました。

娘が友達と物を取り合って喧嘩になった時も娘が喋らないからと言って
「うちの子喋れないから」
ではなく、
「娘はまだ自分で言えないから、ママが代わりに言うね。
 娘は、ママを見ててね。
 〇〇ちゃん、叩いてごめんね。これ、使いたかったんだ。
 あとで貸して?」

と、娘が伝えた方が良いと思う言葉を代わりに言って、娘にも見せ続けました。

3歳半、もちろんトラブルはしょっちゅうです。
友達とも取り合うし、喧嘩もたくさん。
でも、大人が間に入ることで
「ごめんね。貸して。ありがとう」
が言えます。

コミュニケーションが苦手な娘でも・・・

ただ、見通しのたたないことなどにはまだまだ課題も多く
やっぱり一朝一夕にはいかないことを痛感してます。
でも、反対に言えばどんなに苦手でも、
大人が信念を持って伝え続けていれば
子どもにも伝わっていくし、他の子と比べたら
やっぱりできてないのかもしれないけど・・・
娘なりに少しずつできることが増えている。

これは継続しているからこそ。
「うちの子はコミュニケーションできないから」
と諦めず
「苦手なら、時間をかけて伝え続けよう。親が代わりに見せ続けよう」
と思って、継続した声掛け・ブレない育児を続けているからだと思っています。

娘を知ってる人から見たら
「とは言っても、集団の中ではできないことだらけで困らせてばっかりなのに・・・」
と思われるかもしれない。
だけど、私はいつか娘が独り立ちするしかない状況が来た時に
誰か友人や、同僚などに「必要なことを頼り、感謝できる」そんな人になっていて欲しいから。
今できなくても、未来を諦めずに娘を信じて今できないことに目を向けるのではなく
「できるようになる未来」を語る育児をしています。


ついつい、娘のことだと長く書きすぎますね。
最後までお読みくださった、最高に素敵なあなた。
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めちゃくちゃ喜びます。
喜びの舞をします。(パソコンの前で踊っときますね)

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