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進め

テレビで誰かが言っていた。同じ色でも見る人の目によって見え方が違うと。

これまで赤は赤、黄色は黄色、思想とは違って色の見え方はみんな同じだと思っていたから目から鱗だった。

でもそう言われてみればそりゃそうだ。みんな目玉が違ってる。網膜だか角膜だかわからないけど、ひとりひとり違うんだ。同じ赤でも黄色っぽく見えたり紅色に見えたり、違っているんだろう。見え方が違えば思うことも違う。どちらかが間違ってるんじゃない、そもそも見え方が違っているんだ。

目の見え方、耳の聞こえ方、丈夫な人疲れやすい人、人との違いは身体の違い。少しの違いなら気にならないだろうけど、差が大きい時はどちらかが合わせて寄り添ってるんだろう。寄り添いたいのに寄り添えなくなった時は、どうすればいいんだろう。優しさや思いやりではもうカバーできなくなってしまったら、我慢し続けて自分の身体を傷めつけるか、離れるしかないんだろうか。そんな極端な生き方はしたくないなあ。

頭脳や心を重視しがちだけれど身体はもっと細やかで、頭も心も身体の一部で。その時やけに食べたいもの、行きたいところ、触れたいもの、そういう自然に発せられるなんてことない欲求を都度都度叶えることは、思いの外すごく大切なことなんじゃないかと思う。

身体は自分に必要なことをわかってる。身体の声をよく聞いて疑わず従う。

難しくない、難しい。ひとりなら難しくない。身体の違う誰かとそれぞれを傷めず自分を大切に、触れ合いながら生きていくことはチャレンジだ。




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