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推しグルのカムバ期に応援を頑張ってみた感想

私の推しグルのひとつ、TXT(TOMORROW X TOGETHER)が2023年1月27日にカムバ=新曲リリースを迎え、無事に活動期間を終えた。
好成績で締めくくれたのでうれしい。パチパチ〜。

K-POPを聴き始めた頃は、え?カムバってなに?しばらく休んでたの?と思ったけど、今ではすっかり馴染みある言葉になった。

K-POPアイドルの応援方法(積む・スミン・投票を頑張る)とか、カムバ期の活動ってめちゃくちゃ独特な文化だと思う。

私のK-POPの入口はBTSで「ダイナマイト勢」と呼ばれる新規ファンなので、何者でもなかった少年たちがBTSとしてスターに登りつめていく物語や、彼らの活動を支えて押し上げていった当時のファンたちの熱量は知らない。

BTSを聴きはじめたとき、彼らはすでにアイドルとしては中堅?ベテラン?であり、ヴィジュアルもパフォーマンスも仕上がっていて、世界的な人気者で、脂が乗りに乗ってる状態だった。

私のようなライト層がK-POPアイドル特有の応援方法をよく知らず何も行動せずともいつの間にか勝手に音楽チャート1位になってた(というかファンダムの分母が大きいが故にファンが普通に作品を買って楽しんで聞くだけで記録が作られていった面もあるように思う)。

なので、長らく独特な応援方法を知らずにいたのだけど、ある日、他グルも推していたフォロワーさんのカムバ期のつぶやきを見ていたら、カムバ期ってファンもたくさんやることたくさんあったんだね…?推しを1位に押し上げるために寝てない人もいたりとか、メンタル削られたりとか、ファンダムが荒れたりとか、大変なものなのね…?ということを知って調べはじめた。

そして応援ガチ勢の皆様はこんなことしてたのか!と驚くとともに、次のTXTのカムバでは韓国式の応援方法にトライしてみようと思った。

まず昨年からカムバ準備として各種応援アプリ(IDOLCHAMP、FREEVOTE、Mubeat、DUCK AD、FAN STAR、Whos fan、Starplay、ikop、ファンプラスなどなど)をダウンロードして使用方法の勉強を始めた。

ファンダムのサポートアカと↓のようなまとめサイトを参考にした。

毎日起動させて出席チェックをしたり、広告を見たりしてポイント集めに勤しんだ。貯めたポイントはカムバ期に韓国の音楽番組の投票やスミンに使う。あとはセンイル(誕生日)広告やアワードの投票などにも使える。

正直、この作業をしながら、私は一体なにをしてるんだろうか…?(虚無)となることもしばしばあった。でもその気持ちは一旦遠〜〜〜くの方に投げておくようにした。何事もやらずになんか言うのは違うよねと思うので、まずはやらねばならぬという義務感があった。

こういうのは自分との戦いで我に返ったら負けである。負けそうなときはシャルル・ボードレールの「酔いたまえ」という詩を音読し享楽的な人格を降臨させようと努めた。

常に酔っていなければならない
全てはそれにかかっている
それがただ一つの問題だ
君にのしかかり、地面へ身を屈めさせる、「時間」という恐ろしい重荷を感じないためには、途切れることなく酔わないといけない

Enivrez-vous

この時点で少しどうかしてる気がしないでもないけど、どうかしてないと応援ガチ勢にはついていけないし、真の(?)オタ活はできないのだ!と自分を鼓舞しつつ走り続けた。

そうして迎えたカムバ期。

K-POPのカムバ期間は怒涛の配給ラッシュで見きれないほどのコンテンツが大量に放出される。日常ルーティン(仕事、家事、韓国語勉強、猫タイム)の合間にスミンをしつつ、ファンダムのサポートアカさんが発信してくれるTODOリストをこなしていく。めちゃくちゃ忙しい。圧倒的に時間が足りない。

推しを見たいけど、生活はおろそかにしたくない。そして我が家の猫は(私から)視聴率を取りたい系猫なので猫のこともしっかり見ないといけないし、推し活の下地のため韓国語勉強もやりたいし、私はロングスリーパーなのでしっかり寝ないといけない。とにかく時間が足りない。応援はできる限りたくさんやりたいけど優先順位をつけないとできることもできなくなるという葛藤オブ葛藤。

実際にやってみて、私は自分の生活リズムが乱れるレベルでの応援はできないな…と悟った。10代20代ならまた感覚が違ったかもしれないけど、応援ガチ勢の先輩方がやっているような、各アプリで複数アカ作って投票ポイント貯めたり、IP切り替えて投票したり、複数端末で自動再生してスミンしたりとかは脳内多動の私はできる気がしない。

あと自動再生のスミンに関しては音楽を聞いてない状態で再生された数字に価値があるのか…?という考えがどーーーしても頭をよぎる。再生数が人気のバロメーターになってるのは事実だから、おかしいと思ってもできることは全部やる!というのがファンの愛情かもしれないけど、私は自分が納得してないことをやることはできない。

仕事とか自分の納得は一旦置いておいておいてとにかくやらざるを得ない瞬間もあるけど、それを「続ける」ことはできない。どーーーーーしても自分の中の不協和に耐えられない。なんでこんな仕上がりになったのか自分でもわからないけど昔から融通がきかない頑固な性格だった。私の魂はそういうデザインで生まれてきたのだと思う。なので私は、普通に、たくさん、自分で、聴く。1アカウントでも、着実に投票する。という方法で応援することにした。

そうこうしてるうちに韓国の音楽番組の仕組みを学び、各アプリにもすっかり慣れ、オタク経験値は上がったように思う。なによりカムバというお祭りに積極的に参加すると楽しいということがわかったので次回も投票とスミンはやる。1位になって推しが喜んでいる姿は単純にうれしいし。

今回のショーケースで『僕がファンのおかげで幸せになったようにみんなも幸せにしたい』と感謝の言葉を涙ながらに伝えてくれたリーダーのスビン、まじピュアソウル…まじ尊い…君がリーダーでよかったよ…だったし、こちらこそ幸せをありがとう!みんなみんな幸せであれ!!世界よ、平和であれ!!!だったから(推し活は語彙力を失う)、できる限りの応援はしたい。

カムバがはじまってから推したちがファンに向かって「ファイティン!」とか「一緒に走ろう!」とか言っていたのだけど、プロモーションをするアーティスト側だけが忙しいのではなくて、ファンも忙しく頑張ってるという認識なんだな〜と不思議な感覚になった。

カムバというものは、アーティストとファンがお互い一生懸命に盛り上げて一緒に駆け抜けていくお祭りなのだと理解。今回の学びを活かして次のカムバはもう少し余裕を持って楽しめると思う。

ちなみに韓国の音楽番組で1位を取ることの意味についてはこのブログが参考になった。


最後に好きなステージ貼っておく。
ミューバンのこのセットと衣装が一番好き。

エムカのこの衣装もよき。みんな似合ってる。

この曲、音楽もなかなか攻めてるけど、ダンスの難易度が高くてビビる。かっこよく見せるのが難しいトリッキーな振付けでテクニックも体力も必要。本当にたくさん練習したんだろうなぁ。かっこいいよ!!

あとオタクに夢見させてくれるこのコンテンツ(CD制作工場見学)もよかったな。

みんなお疲れさま!!!

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