超短編小説|一億円のマッチ
「あぁぁ。買わなきゃよかった」
男の手のひらには、一億円のマッチがあった。見た目は、普通の物と大差はなかった。少し大きいくらいだ。
あの男は、別の男からこのマッチを買ったらしい。そして、別の男もまた、さらに別の男から買ったらしい。
この男はついに、彼から一億円のマッチを買う。
サポートして頂いたお金で、好きなコーヒー豆を買います。応援があれば、日々の創作のやる気が出ます。
「あぁぁ。買わなきゃよかった」
男の手のひらには、一億円のマッチがあった。見た目は、普通の物と大差はなかった。少し大きいくらいだ。
あの男は、別の男からこのマッチを買ったらしい。そして、別の男もまた、さらに別の男から買ったらしい。
この男はついに、彼から一億円のマッチを買う。
サポートして頂いたお金で、好きなコーヒー豆を買います。応援があれば、日々の創作のやる気が出ます。