見出し画像

イエスマンとノーマンとバランスマン。

 世の中には、3種類の人間がいます。それは、過剰なYESマンと過剰なNOマン、それとバランスマン。僕のネーミングセンスはさておき、まわりを見渡してみると3種類に分かれる気がします。

 過剰なYESマンは、なんでも「はい」と言い、誰かの頼みごとを安請け合いします。だから、一見いい人に見えて周りからも好かれます。しかし、本人はというと、あまり嬉しそうではありません。やりたくないことを押し付けられて、断れないだけだからです。

 だから、メリットは誰からも好かれること。そして、デメリットは利用されること。やさしさに付け込んでくる人にNOと言えないのがYESマンです。

 逆に、NOマンは、なんでも「No」といいます。つまり、誰かの意見に対して、とりあえず否定的なことを言います。「でも...」とか「やっぱり...」とかが口癖で、難癖をつけ始めます。

 だから、人から嫌われることが多い。けれど、あまり安請け合いはしないので、やりたくないことを押し付けられずに済みます。

 YESマンもNOマンもメリットとデメリットがあります。ですが、どちらと一緒にいたいかと言えば、YESマンだと思います。何でも自分の言うことを聞いてくれるからという意味じゃありません。否定的なことを言われるよりも、肯定的な話をした方が話が前に進むからです。

 例えば、僕が「1万人の読者がほしい」と言ったとします。NOマンの人は、「そんなの無理だよ。だって、フォロワー1万人って、芸能人だと○○とかだよ」といいます。一方、YESマンの人は、「なるほど。じゃあ、そうなるためにできることを考えよう」と言います。

 NOマンと会話をすると話が終わってしまいますが、YESマンと話すと、話が前に進んでいく気がします。だから、一緒にいたくなるし、また会いたいと思うようになるのです。

 今回は、過剰な「YESマン」と「NOマン」の話をしました。僕のまわりにもいます。仕事をたくさん抱え込むYESマン、負のオーラのあるNOマンが。ただ、二人とも自覚はないようです。
 ちなみに、多数派を占めるのは、どちらにも属さない「バランスマン」だと思います。正直、「バランスマン」を目指した方が楽です。YESマンは誰かの期待に応えることに疲れてしまい、NOマンは常に自分が正しいことの証明をしなければならないからです。
 「バランスマン」になる方法は至って簡単です。いつもと逆をいけば良いのです。YesならNo、NoならYesです。もちろん、YESマンが全てのことをNOと言ったらおかしなことになります。本当に無理な場合は、断る勇気が大切です。やさしさに付け込まれるのは、Noを言わないからです。Yesしか言わないからこそ、無理難題を押し付けられたりするのです。YESマンを誰かがやらないといけない役割と思ってはいけません。それは、本当のやさしさではありません。断る勇気をもちましょう。NOマンの人は、「なるほど」を口癖にしてみるのはいかがでしょうか。
 僕のまわりには、「なるほど」が口癖の人がいます。彼の言い方は独特で、ぼそっと「なるほど」と言います。嘘っぽくないので、言いやすいんです。最近は、みんなにこの口癖がうつってきました。一度試してみてはいかがでしょうか。

サポートして頂いたお金で、好きなコーヒー豆を買います。応援があれば、日々の創作のやる気が出ます。