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自分の全てが花丸。でいい

恋愛をしているとき。相手を好きなあまり失敗してしまったという経験、ありませんか? 特に不本意に恋が終わってしまったとき、私たちはとかく、自分を責めてしまいがちです。

あんなこと言わなきゃ良かった。

何度も連絡しすぎたかも知れない。

相手を振り回してしまった。

そもそも失恋で傷ついている心。本当は大切にケアしてあげなくてはいけないのに、私たちはまるで傷に塩を塗るように、自分にバツを重ねてしまいます。

これは、恋愛に限ったことではありません。仕事で失敗してしまったとき、うまくいかなかったったとき、恥ずかしい思いをしたときもそう。こんな自分はダメだ。と大きなバツをつけてしまうことが、本当に多いのです。

さらに厄介なのは、自分にバツをつけるだけでは足りず、

「相手もきっと、こんな自分にバツをつけているに違いない」

と思い込んでしまうこと。

こうなると、相手も自分を嫌っているようにしか見えなくなり、自ら相手を避けてしまったり、離れてしまったりすることも。

「こんなにバツがついた自分が愛されるわけがない」

それが、あたかも真実に思えてしまうのです。でも、これはあくまで、あなたの頭のなかの出来事。相手がどう思っているかは、相手に聞いてみないとわからないですよね。案外、そんなに気にしていないことだってあり得るのです。

ここで1つ、気づいて欲しいことがあります。あなたがあなたに本気でバツをつけたとき。実はそれは、あなたが何かに対して本気で頑張っていたとき。なのです。

あの人が大好きで、もっと近づきたかった。

この人のために、何かしてあげたかった。

この仕事を絶対に成功させたかった。

そんな強い想いがある時ほど、自分に大きなバツをつけがちなんです。だって、それだけ一緒懸命だったし、その人のことが大好きだったし、その仕事が本当に大切だったわけですから。

それってもう、愛でしかないんです。その人を愛したかった。その仕事を成功させたかった(この「成功」、の影にも、喜ばせたい誰かがいたかも知れません)。それだけですよね。だけど、残念ながら、自分が思うような結果にはならなかった。

さらにいうと、あなたが自分にバツをつけてしまう心の奥底には、単に自分が傷ついたというだけではく

誰かを傷つけてしまった。

誰かに嫌な思いをさせてしまった。

誰かを失望させてしまった。

という、人を思いやる、優しい気持ちが隠れていることもあります。それが恋愛なら、パートナーに対して。仕事なら、仕事仲間や、クライアントに対して。もちろん、そんな意識はないかも知れません。

でも、これも、愛なんです。


そんなに誰かのために頑張りたかった自分を、

責める必要、ありますか?


本当は、自分の全てが、花丸でいいんです。もし自分を責めていることに気づいたら、その陰にいた、頑張っていた自分を見て、認めてあげてください。

最後にもう1度言いますね。

自分の全てが、花丸」。です。

イメージの中で、しょんぼりしている自分を思い描いて、そんな自分に、大きな花束を渡してあげてください。そして、「頑張ったね。花丸あげるよ」と、抱きしめてあげてくださいね。









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