見出し画像
Photo by maimaica

『正反対な君と僕』　「2人でいると新しい価値観に出会えちゃうタイプのカップル」のラブコメディ

あまみん

マンガライターのあまみんです。

『正反対な君と僕』単行本1巻発売おめでとうございます〜！
読み切りの時からだいすきでした！

連載になって、紙の単行本も発売されて、ほんとにうれしいです。

発売日深夜のお祭りテンションで『正反対な君と僕』の好きなところ！書いてくよ〜！！

『正反対な君と僕』あらすじ

自他共に認める「正反対」な鈴木と谷くんカップル。

そんなふたりが、実はとても似ていることに気づいたり、感性の違いを楽しんだり…。

すくすくと恋路を進んでいくヘルシーでファニーでういうい〜な「2人でいると新しい価値観に出会えちゃうタイプのカップル」のラブコメディです。

作者は阿賀沢紅茶先生。

そう！『氷の城壁』の！！阿賀沢先生です！！

阿賀沢節大好きな人には絶対読んでほしい〜〜！！！

あと、物理で紅茶先生のグッズ（？）手に入れられる最初（？）のチャンスだから絶対単行本買ってほしい〜！！

カテゴライズされない心地よさ

なんかもうひとことで「すき！！」って叫びたくなるパワーをくれる作品なんですが、わたしはとくに「グラデーションのやわらかさ」みたいなところがすごく居心地良くて毎話楽しみにしています。

あなたもわたしも、理屈じゃ説明できない矛盾した部分をあわせもってるのが人間だと思うのですが、そういうところを自然にみせてくれるのが『正反対な君と僕』だな…と。

鈴木と谷くんの関係も、友達との関係も、多面的で画一的じゃないところがすごく好きです。

鈴木が抱いた「友達と好きな人が仲良くしてるのが嬉しい気持ち」みたいな、知らなかった世界が広がって境界がぼんやりしていく…そんな新しい気持ちにさせてくれる作品です。

読み切りの紹介文では「ギャル」だった鈴木が、連載版では「元気少女」と紹介されてるのも好きすぎる。

読切版（「ジャンプ＋」スクリーンショット）
連載版（「ジャンプ＋」スクリーンショット）


ギャル絡みの恋愛モノっていまや一大ジャンルだなので、「ギャル×恋愛」であーそーゆーかんじね知ってる知ってる、みたいにかまえられちゃう。

その枠をとっぱらって読者に作品の捉え方を委ねてくれる感、すごく好きです。

あと、ネアカ（根暗の反対）たちの輝きにほんとに救われます。先生ご自身のマインドがネアカなんでしょうね…曇りなきネアカたちが拝める唯一無二の作品じゃないでしょうか。

ピュアネアカの摂取はメンタル維持にいいぞ！

読んで〜〜！！

『氷の城壁』の時からファッションセンスが光りまくっている阿賀沢先生ですが、『正反対な君と僕』でもめちゃくちゃかわいいお洋服やヘアメイクを拝むことができます。目の保養。
（こゆんのベレー帽とミキの開襟シャツが大好きでした）

どうやって取材されてるんだろう？
街から飛び出してきたみたいなナウでおしゃんなヤングばかりでびっくりします。

恋もおしゃれも友情も、今1番リアルなスクールデイズを浴びるなら『正反対な君と僕』。

ぜひ読んでみてください♡


この記事が参加している募集

#マンガ感想文

20,647件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？