【NWエンジニア向け】 IPアドレス枯渇対応_セカンダリIP機能

NWエンジニア向けになりますが、
NWエンジニアで運用をやっていると、必ずでてくる問題があります。
それはIPアドレスが枯渇するという問題です。

事業が拡大してく会社は新しい建屋や部署が新設され、PCや複合機(プリンター)等が増設されます。それに伴い、社内で管理しているIPアドレスが足りなくなる問題が発生します。

その場合、PCや複合機(プリンター)等のOAセグメントを新規に作成出来たら良いと思いますが、セグメントの割り出しやVLAN作成・VLANインターフェースの作成等があり、若干手間がかかります。
プロバイダー(WANを管理しているベンダー)に連絡を取る必要もあり、
費用もかかる場合もあります。

もう少し手っ取り早くIPアドレス枯渇を解消させたい場合の方法が以下になります。それはセカンダリIPという機能です。

例でいうとVLAN10(192.168.10.0/24)というOAセグメントが存在しているとします。このセグメントのIPアドレスが、残り僅かで枯渇するのも時間の問題という時、利用していないセグメントがあればVLAN10にサブとして追加させる方法です。

もう少し具体的に言うと
VLAN10(192.168.10.0/24)に192.168.20.0/24[利用していないセグメント]をサブとして追加します。これによりVLAN10のインターフェースにセカンダリIP設定すると「192.168.10.0/24」と「192.168.20.0/24」の両方が利用できます。

ここから具体的に説明をしていきます。
QXシリーズのスイッチを例として記載します。
・コアスイッチ(QX-S5624GT-4X1C)
・L2スイッチ(QX-S1108GT-2G-PW)

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