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安全で楽しいコミュニティ作り:Discordモデレーターの役割

みなさん、こんにちは私はあまみと申します。現在、複数のDiscordサーバーのモデレーターとして活動しています。今日は、私が日々行っているモデレーションの仕事内容について、ちょっとお話ししたいと思います。


イントロ

現在私がモデレーター活動しているサーバは

1,000人規模 9つ, 100人規模 3つ, その他 5つ
といった規模感で活動しています。名前はさすがに出せません。

その他ってなんだ?と思われるかもしれませんがこれは資料館として利用している方の管理人代理的位置づけであったり自分が管理しているサーバを含んでいます。残りの12つのサーバーは依頼で行っています。

キャパシティとしてはこれ以上は受けれないですね。理由は後述します。



サーバーの管理と運営

モデレーター活動は主に以下の要素があります。

1. サーバーの設定

チャンネルの作成と管理

  • テキストチャンネルやボイスチャンネルの作成: サーバーに必要なチャンネルを作成し、それぞれのチャンネルに適切なアクセス権を設定します。例えば、一般ユーザーには特定のチャンネルへの書き込みを制限するなどの設定を行います。

  • 役職(ロール)の管理: モデレーターや管理者、一般ユーザーなど、異なる役職に応じた権限を設定します。役職ごとに異なる色や特権を割り当てることで、視覚的にも役割が分かりやすくなります。

2. コミュニティガイドラインの作成と遵守

ガイドラインの作成

  • ルールの明確化: コミュニティのルールを明確に定めます。これには、許可されるコンテンツ、禁止行為、適切な行動規範などが含まれます。

  • 具体例の提示: 言葉遣いに関するルール、スパム行為の禁止、個人情報の保護など、具体的な違反例を挙げることで、メンバーが理解しやすくなります。

ガイドラインの通知と更新

  • 通知方法: ガイドラインを新しいメンバーに周知します。例えば、サーバーの目立つ場所に固定メッセージとして掲示するか、専用のガイドラインチャンネルを作成します。

  • 更新の徹底: 必要に応じてルールを更新し、全メンバーに知らせることが重要です。

3. 問題解決とユーザーサポート

問題行動の対応方法

  • 警告、ミュート、キック、BAN: 違反の程度に応じて適切なアクションを取ります。軽度の違反には警告を出し、重度の違反や再犯にはミュートやキック、最終的にはBANを適用します。

  • エスカレーションプロセス: 複雑な問題や重大なトラブルが発生した場合には、他のモデレーターや管理者と連携して対処します。

ユーザー間のトラブルシューティング

  • 仲裁と調停: ユーザー間のトラブルが発生した場合、公平かつ中立な立場で仲裁を行い、双方が納得できる解決策を模索します。

  • 対話の促進: トラブルの原因を探り、対話を通じて問題を解決するよう努めます。冷静な対話を促し、感情的な対立を避けるためのガイドラインを提供します。


私が行っている活動は上記の中だと

  • コミュニティガイドラインの作成

  • 作成したガイドラインの通知

  • 問題行動の対応(BAN、キック)

  • エスカレーションプロセス

を行っています。ルールブックの作成と共有、それに沿った対処です。
ユーザー間の問題は私の管轄外なのでノータッチ、チャンネルやロールはそれができる人にまとめて依頼するので私の仕事ではないかな、と。




具体的なタスクとスキル

では、対処などはどうしているか。まずモデレーターのタスクから洗い出しましょう。

1. チャットの監視と管理

  • リアルタイムモニタリング: チャットの内容を常に監視し、スパムや不適切な発言がないか確認します。これには、自動モデレーションボットの導入も有効です。

  • ログの確認: 過去のチャットログを定期的に確認し、ガイドライン違反がなかったかチェックします。

2. 問題行動の対応方法

  • 警告システム: 初回の違反に対しては警告を出し、再犯時には段階的に厳しい措置を取るようにします。これにより、ユーザーにガイドラインの重要性を理解させます。

  • 迅速な対応: 問題が発生した際には、迅速かつ適切に対応することで、他のメンバーに安心感を与えます。


これがモデレーターが最低限やるべき仕事です。(あくまで個人の意見)
新規依頼を例にとって説明しましょう。


新規依頼からの流れ

1. 依頼を受ける

ここに関しては特になし、向こうから「サーバーのモデレーターをやってくれないか?」と依頼されたケースや、挙手制で暇だからやったケースもある。金銭のやり取りは発生していません。給与にすると払えないと思うので。

2. サーバー内の調査やヒアリング (ログの確認)

入っていないサーバーの場合は当然入ります。一応すべてのチャンネルがどれくらい活発かレポートにまとめたり、サーバの規模や過去の事例もここで知ります。

3. コミュニティガイドラインの作成,ルールの明確化

すでにあるサーバーがほとんどですが改善案や具体例を混ぜたルールを作り提案します。ここはすでにできているものを編集して提出するだけなので作業自体は楽。

4. リアルタイムモニタリング

ココがメインの作業です、今現在継続して行っています。
詳しいことは言えませんがすべてが記録され怪しくなったら数分で対処できるようになっています。早さの基準はわかりませんが最速30秒で対応したりします。

ここまでが新規からの流れ。つまり現在リアルタイムモニタリングを14,5サーバー分やっているということ。
これでも結構楽にはなった。


さてイントロでキャパシティがギリギリみたいな表現をしたが主な理由はご存じの通りリアルタイムモニタリング、今は5~10分で15サーバーを一周する。新規通知や最近は行った人のアクティビティ、スパムなどがあった際にすぐ対処できるような体制を敷いています。
見れる時間帯は9:00 - 26:00(翌2:00)、空いた時間は別チームが見てくれます。


あとは大体昔作ったBotがなんとかします。



直近の課題

・海外サーバーのモデレータを任されたが少ししか英語がわからない。

200人規模なので何とかなるが一人当たりの投稿が早く驚いた。
ネットスラングとの向き合いやコミュニティガイドラインの英訳化が難しく知り合いの力を借りた。

・寝不足

なんとかしろ。



さいごに

モデレーターとしての活動は、サーバーの管理からコミュニティガイドラインの作成、問題解決まで多岐にわたります。これらの活動を通じて、サーバーが安全であり続けるよう努めています。
決して簡単ではありませんが、その分やりがいも大きいです。今後も、コミュニティの成長と発展をサポートします。


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