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夢見りあむのカバーライブを幻聴する

「#いまから推しのアーティスト語らせて」ということで、今回の記事では、僕が好きなアイドル、夢見りあむが6月に開いたカバーライブ、「夢を見たいらしい」について語りたいと思います。

あれ?何を怪訝な顔をしてるんですか?夢見りあむちゃんご存じないんですか?今年の2月7日にデビューしたと思ったら、またたく間に人気が爆発し、今年開かれた第8回アイドルマスターシンデレラガールズ総選挙では3位になった、あの、夢見りあむちゃんですよ。

それは知ってるが、カバーライブを開いたなんて話は聞いてないし、そもそも6月時点では曲も歌ってないしCVも歌ってないはずですって?

いやだなぁ、アイドルなんだからデビューしたときにはもうライブをしているに決まってるじゃないですか。もちろんまだ持ち歌なんてないですからカバーライブですけどね。CV?夢見りあむの声は夢見りあむちゃんの声に決まってるじゃないですか。

……はい。今回の記事はこんな感じで、僕が幻聴した夢見りあむのカバーライブのセトリと感想について、つらつらと書いていきます。というわけで、狂人の戯言についていける人だけ、以降はお読みください。

夢見りあむカバーライブ「夢を見たいらしい」@渋谷WWW

開演前のBGMは、夢見りあむが地下時代から追っかけていた尊敬するアイドルである安部菜々ちゃんの「メルヘンデビュー!」

まあこの時点では、そもそも夢見りあむちゃんがどんなキャラクターかすらよく知られてませんでした。公式から「ザコメンタル」「チヤホヤされたくてどうしようもない」という情報ぐらいしかなかったわけで、会場の観客も、一部のアイドルファン時代から熱心に粘着していたアンチを除いて、「ウサミンは知ってるけど、夢見りあむ自体はどんなアイドルなんだ?」と思ってたわけです。

そしてやがてBGMが終わり、ライブが始まるわけですが、そこで初っ端に流れてきた曲に、観客は度肝を抜かれるわけです。

まさか1曲目に大森靖子の曲!?と。まあ、今となっては、夢見りあむがそういう感じの女の子であることは広く知れ渡ってるわけですが、当時は、あの大手の346プロダクションからデビューするアイドルということもあって、そこまで王道から外れたキャラの子だとは思われてなかったわけです。

しかしこの曲を歌っている夢見りあむは本当に生き生きしていて、ああ、こいつは本当に大森靖子が好きなんだなということも、納得するわけです。あと、まとめブログの名前出すとこで本当に嫌な顔をするのは、炎上アイドルの面目躍如といったところでしょうか。

そして続いて二曲目では神聖かまってちゃんの「23歳の夏休み」

まあここらへんから観客も、「あ、この子はこういう子なんだな」というのが段々とわかってくるわけです。まあ、夢見りあむちゃん自身はまだ19歳なわけですけど、そこらへんの地下アイドルまとめブログで書かれているように、専門学校中退仕掛けてるという点で、この曲が身につまされる状態なのかなーと、邪推したりする訳ですが。

そして、3曲目にBiSHの「本当本気」を歌うわけです。

多分ここらへんで、観客は二極化したでしょうね。「この子ちょっと無理だわー」という人と、「りあむ推せる!」という人に。僕はご多分に漏れず後者だったわけですが。

そして歌い終わったあとMCタイムになるわけです。ただ、そこで語られた内容の殆どは、あとから公式にテキスト起こし厳禁と言われましたし、実際テキストにしたらもうTwitterやらはてブやらで色んな人が怒り狂いそうなので自重します。

ただ、そんな中で炎上しなさそうな部分を抜粋すると、夢見りあむ自身はむしろハロプロとかみたいな清いアイドルが好きなんだけど、自分がソレになれないのはわかりきってる。だから、そういうアイドル求めてる人は回れ右してくださいとか、そんなことを言っていたのが印象的でしたね。

そしてMC後の4曲目で、相対性理論の「YOU & IDOL」を歌うわけです。

さらに続けて5曲目ではアーバンギャルドの「平成死亡遊戯」を歌うわけです。

この曲、何より曲に挟まれる台詞が重要なわけですが、そこを夢見りあむは、自身が深夜に投稿して即削除した病みツイートを朗読していて、それもまた、リアルな感じでしたねー。

あと、これは後のインタビューで言ってたんですけど、夢見りあむは、最初ここで「病めるアイドル」をカバーすることを勧められてたそうなんですね。ただ、夢見りあむ自身は、それは私じゃなくてまゆ(佐久間まゆ)ちゃんとかのほうが似合うからと言って、この曲を選んだそうですね。ここらへん、「自分はアイドルではない。アイドルファンなんだ」という夢見りあむの自意識が垣間見えて、なんか興味深いです。

そして6曲目では戸川純の「蛹化の女」

ここらへんはほんと、夢見りあむの深夜ツイートの世界観まんまでしたねー。

ここで休憩をはさみ、7曲目に入るわけですが、なんと連続で戸川純、「レーダーマン」でした。

後のインタビューで、夢見りあむはこの二曲連続戸川純が、プロデューサーの発案であったことを明かし「こんなの新人が歌えるわけねーだろ!」と愚痴っていましたが、ここらへんは本人よりPの好みなのかなーと思ったりします。

そして8曲目では打って変わって今っぽい曲、ナナヲアカリの「ダダダダ天使」。

なんかほんと衣装も相まって、PVのキャラそのまんまという感じでしたねー。何よりコールの煽りも完璧で、そこら辺やっぱドルヲタの気持ちが分かってるという感じでした。

ノンストップで9曲目、でんぱ組.incの「でんでんぱっしょん」

この曲を歌い終わったあと、二度目のMCタイムになるわけです。ここでも、ほとんどテキスト起こしできないような内容をしゃべるなんですが、その真意はといえば、どういう風にアイドルやればいいか悩んでるんだけど、そんな中ナナヲアカリとでんぱ組.incを聴いて、こういう風なやり方ならなんとかできるんじゃないかと思ったりしているという内容で、りあむなりに色々考えてるんだなぁと思ったりするわけです。

そしてりあむは、「最後に自分とは全然かけ離れた歌歌いまーす」と言って、この曲を掛けるわけです。10曲目、田村ゆかりで「fancy baby doll」。

当然コールは完璧でした。こういうのに本当は憧れてるんだなぁと思うと、ちょっとかわいそうになったりもしますが、でもまぁ、人には向き不向きがありますからねぇ。

で、舞台裏に捌けたあと、アンコールで、再度登場というおなじみの流れだったわけですが、ここでサプライズ。なんと同期でデビューした辻野あかりちゃんと砂塚あきらちゃんが登場してくれました。

ここで夢見りあむはもう感極まってうまくMC回せてませんでしたが、砂塚あきらちゃんがそこら辺は生主らしくうまく回し、そして辻野あかりちゃんのりんごろうの話になり、そこから「りんご」ということで三人で「林檎もぎれビーム!」を歌うわけです。

もちろんオーケン役がりあむで絶望少女達をあかりちゃんとあきらちゃんが歌うという感じでした。

そして最後に、346プロのライブのお約束として、3人で「お願い!シンデレラ」を歌って、夢見りあむの初ライブは無事閉幕となったわけです。

いやあ、ほんと、いいライブでした。






……という夢を見たんだ。

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