来季、こんなMリーグがあったらなぁ(妄想)
レギュラーシーズンの感想
さて、Mリーグは半年のレギュラーシーズンを無事終了。我らがサクラナイツは無事3位でポストシーズン進出となりました。まずはめでたい!何も文句なくめでたい(強調)!
先日行われたスーパープレミアムナイトの規模感(ドームだぜ、ドーム(シティホール))を見ても、ポストシーズン以降の盛り上がりは間違いなく約束されてますよね。確実に熱狂は外へと広がりつつあります。
ただねぇ、個人的には少し今シーズンは物足らなかったのよ。新チームビーストの加入で、新たな対戦カードも目白押しになったのに。おかぴーの大躍進のおかげで贔屓チームも順調に活躍したのに。
原因の一つは、間延び感。これに尽きます。9チームに増えたことによるいびつな日程。週に1回しか出場が無い、しかもそれが週前半となると、途端に週後半は地蔵モード。私は基本サクラナイツ関係でしかポストしないので投稿間隔もぽっかり空いてしまうことがしばしばありました。他チームの動向にも注意が向きにくくなり、ポストシーズン進出争いも、昨年や一昨年ほどのドラマを感じることができなかったような気がするんです。
また、カード編成も偏りが生じました。最終盤の雷電VS風林火山の炎の4連戦みたいな熱いストーリーもあるにはあったけど、あれ、うちのチーム格闘倶楽部さんとずいぶん試合してないな、みたいなこともあり。麻雀は勝って負けてを繰り返すので、何度も戦うことでストーリーとして収束していくんですが、今シーズンはライバルチームが決まらず、なんとなくシーズンを戦い抜いたという印象なんですよね。
そしてもう一つ、ドラマ性という点では幸か不幸か入れ替え制の不発。サクラとパイレにとっては幸せでしかないんだけど、リーグ終盤までには入れ替え対象チームのポストシーズン進出にほぼ青信号が出たので、Mの裏テーマ、「入れ替え発生による悲劇」の回避が明らかだったのが興行的にはマイナスに働いたのは否めないですね。いや、我々該当チームのファンからしたら、ドラマ性なんかのために危機に陥ったらたまったもんじゃないからこれで良かったんですけど。
選手入れ替え制って残酷?それでも必要?
そもそも、入れ替え制がなぜ存在するかというと、他のスポーツと比べて選手寿命の長い麻雀競技において、36名という制限の中で人材の流動性を持たせようとするためだと思うんですよね。さっき書いたドラマを盛り上げるためももちろんあるとは思うんだけど。
だから、この入れ替え制があるのは仕方ない。だけど、これ以上条件を厳しくして、例えばファイナル進出2年逃すと入れ替えするのは選手にとって酷でしかないし、ファンとしても応援し続けるのがしんどくなる。
そして、入れ替え制は選手の流動性に対する最適解かと言われればそうでもない。入れ替え制による選手の放出は各チーム1名でいいんだから、シーズンごとに2~3名がいいところ。これじゃあ、Mリーグ入りを待ってる選手だって辛いはず。麻雀最強戦やMトーナメントを見れば、非Mリーガーで魅力的な選手はまだまだ最低でも50人はいるはずだから、いつまでたっても自分の番が回ってこないってことになる。たとえ新チームができてもチームメンバーの固定化問題の根本は変わらない。
Mリーグという舞台の中でメンツが変わる理由が、入れ替え制による強制と、体調等の理由による自主的な辞退を待つだけじゃ、負の感情ばっかり溢れて健全な応援の輪が育っていかないと思うんです。
来季のMリーグはこうなって欲しい!
そこで、1.日程の間延び、2.選手の流動化の促進
この二つの問題を解決するための案を妄想してみました。
解決策その1.新チーム3チームの追加と2リーグ制の移行
はい、一気に3チーム増やします!できない?プレミアムナイト見たでしょ。中国や台湾からの熱い視線もあるのよ。国内最大手ゲーム会社N、麻雀アプリ最大手Y、あとは…、一久さんだな。多分。
6チーム×2なら、レギュラーシーズン75日で総当たり5回として1チームあたり100試合。放送は、例えば、月、木、土(昼)、日(夜)をAリーグ、火、金、土(夜)、日(昼)をBリーグとすれば、1チャンネルで収まりますし、ひいきのチームを週2~3で見れるんです!もちろん、人気が出ればチャンネルを増やして同時中継しても良し。
何がいいって、6チームなら他の対戦相手5チームに対するライバル感情が湧きやすい。あそこが上がってきたなとなったら、すぐに次の対戦で叩いてしまえっ!となるし、負けててもあそことの直対は次にやってくるからそこでリベンジ!と応援しやすいんですよね。
入れ替え制度は、各リーグ5位、6位の4チーム。ポストシーズンに各リーグ3位まで進出できるとなると、全てのチームに何らかの条件が最終戦まで残りますよね。機構側がどう思ってるかはわからないんですが、私はJリーグの上部J1、下部J2の入れ替え方式よりもNPBの2リーグ方式の方がMリーグにはあってると思うんです。
解決策その2-1.ストライカー制の導入
皆さんはKOFという格闘ゲームをご存じでしょうか。私が学生時代の時に突如として現れた、SNKのオールスター感謝祭のような3VS3のチームバトル。
オールスターとは名ばかりの昔のドット絵ゲームから引っ張り上げた女の子にじいさんと2Pの兄ちゃんくっつけて中国チームにしたり(私は初期サクラナイツは中国チームがモデルだと思ってます、勝手に)、
他におらんから犯罪者二人無理やりくっつけて韓国チーム作ったり(私は初期パイレーツは…おっと誰か来たようだ)、
と今考えると、本家TBSの感謝祭に負けず劣らずごった煮感があったゲームなんですが、このゲームの新キャラ大量投入に一役買ったのが、『'99』で追加されたストライカー制度。
一言で言うなら助っ人。しかも戦闘のここぞという場面でしか発動しない代打の切り札。
まあ、実際私は'99になるとほとんどゲーセンに行ってなかったんでゲームシステム的にどうこうとはあまり言えないんですが、ストーリーに幅を持たせるには良いシステムだと思うんです。中国チームは、かわいい末っ子弟子を入れてチームの男子キャラをあらぬ方向に目覚めさせたり、
韓国チームは、犯罪者だけではさすがに弱いと思ったのか、美丈夫で補強…と思ったらドルオタだったり。成功したかどうかはひとまず置いといて、キャラの補充にはもってこいのシステムなのはわかってもらえると思います。
解決策その2-2.ストライカーはこんなルールで!
そこで、Mリーグ版ストライカーは以下のような仕様にしよう!…と思うんです。
1.レギュラーシーズン登板制限1試合以上4試合以下、ポストシーズン登板制限1試合以上2試合以下(セミ、ファイナル併せて)
どうですか?ここぞというところで颯爽と現れてトップを取って帰る助っ人。かっこいいじゃないですか?妄想ついでに、登場の仕方は、選手紹介の時にカットインが入り「ストライカー○○、参戦!」とかがいいと思ったんですが、控室で談笑してるだろうし、実現は難しいな。
2.シーズン個人成績に入れるのは最高打点のみ
当然、シーズン通算での個人成績となるMVP、四着回避には絡まない。だが、1回きりの出場で12万点トップ取って、表彰式に出るのもまたしびれますよね、きっと。
3.単年契約、チームとのストライカー契約は通算で1回限り
つまり、チームにストライカーとして長くいることはできず、1シーズンの責任を果たせばお役御免となる。別のチームにストライカーとして入り直すのは可能なので、傭兵稼業のようなさすらいのストライカーも現れるかも。これなら一年に一度、チーム数だけ新しいストライカーが生まれる。ドラフト会議も盛り上がるし、麻雀プロのアピールの機会が爆増します。
4.ストライカーは1チーム一人を必ず入れる
加入必須ではなくオプションとすれば、信念をもって入れないところもあるでしょうね。でも、やっぱりいろんな選手を見たいから全チーム入れてほしいんです。なお、五団体所属のプロ選手であれば監督のストライカー登録もあり。近い将来多井監督が実現すれば、当然アリでしょう。サクラナイツのM井監督がプロ選手になって、という可能性は…異なる世界線で期待しましょ。
ワクワクしませんか?何が良いって、ストライカーとして活躍すれば、知名度が上がりMリーグへの近道となるんです。また、シーズン通しての出場は難しい選手でも、ここぞという時だけの契約なら結び易かろうと思います。年俸ではなく試合単価(●十万~百万くらいか)となりますが、そのシーズンはチームのメンバーとして登録されるので、将来、入れ替えが発生したときの新メンバー候補としてシミュレートすることができます。だから、もちろんベテランで戦力補充するもよし、期待の新人のチャレンジ枠として使うもよし。万能のストックとして使えるんです。
チームで戦うMリーグ。ここにストライカー制度をスパイスとして加えることでより一層最高の団体競技に近づくのでは?
妄想.各チームのストライカーはこの選手だ!
最後にストライカー候補も妄想ついでにのっけておきますね。
赤坂ドリブンズ
鈴木聡一郎
ドリブンズの名参謀、サンマ天鳳位として実力も折り紙付き。太とのダブル天鳳位でチームの戦力を盤石のものとする。
渋谷ABEMAS
篠原冴美
アベマズは次の一手を打ってくる。多井直伝のテクニックを継承する女流最強打ち手の育成だ。
TEAM RAIDEN / 雷電
HIRO柴田
連盟最強打ち手の一人、雷電に必要なのはやはり安定した戦力。
U―NEXT Pirates
水口美香
どうしてもあと一歩のところで声がかからない薄幸の女流雀士。青いユニフォームは水にマッチするはずだ。
KONAMI麻雀格闘倶楽部
岡崎涼太
未来の連盟を担う一翼。少し寿人に雰囲気が似ている。
セガサミーフェニックス
村上淳
誠一さんの回復はもちろん待たれるが、ここは、同じ最高位戦で鎬を削ったずんたんの檜舞台への復帰を期待する。古巣を倒して不死鳥伝説を築くのだ。
EX風林火山
一井慎也
スペシャルスパーリングパートナーってなんだ?その奇抜な風貌はまさにジョーカー。風林火山のトリックスター襲名だ。
BEAST Japanext
仲田加南
「なかだかな」?いやいや「なかたかな」だぁ!ラリアット一閃!まさにビースト。ここは、是非とも中田→仲田のカットインが見たい。
そして、我らがKADOKAWAサクラナイツは、
もちろん!
沢崎誠!
というか、ストライカー制度は沢崎さんのために作りだしました。ハイ。ちなみに沢崎さんは、サクラナイツがとらなかった場合、さすらいの傭兵となり、サクラキラーとして暴れまわることとなります。
どうでしょうか。なお、各団体の最高タイトルホルダーは既に新チームに取られているものとして選んでおります。皆さんもぜひ、Mつくストライカー版を考えてみてください。
妄想にお付き合いいただきありがとうございました。
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