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鎧外山に登る 一合目「はじめに」

「はじめに」

誰ともうまく行かず、

誰からも嫌われ、

どこに行っても誰かと必ず揉めている。

自分を傷つける人、誠意の無い人、理由はあるのだからと

些細な事にも吠えて噛みつく猛犬。

ある日、社長に呼び出され「性格を何とかしろ」と言われ、

「怒り 止める 方法」を調べているうちに

自分がアダルトチルドレンだと知りました。

生き辛さの原因、誰とも合わない原因はわかったものの

わかっただけ。

相変わらず怒りは止まらない。

全てが気に食わない。

カウンセリング、自助グループ、心療内科、様々な書籍、

役には立ちました。

理解も深まりました。

それでも生き辛さは無くならない。

原因がわかっただけにもどかしさが溜まりました。

縋る様な思いでツイッターを始めました。

優しい方が大勢いました。

誰からも嫌われた私に温かい言葉をかけてくれ、

今まで知らなかった親切を頂きました。

ある日、いつもの様に仕事をしている時、

「私、今までこんな風に親切にされたことがあったか?」

と、ふっと頭に出てきた瞬間、涙が噴き出しました。

慌ててトイレに行って泣きました。

突然やって来た「一人じゃない感覚」

アダルトチルドレンと気づいたのが2018年6月15日、

一人じゃない感覚が訪れたのが2020年6月某日。

以前、カウンセラーから「どうなりたい?」と聞かれた時に

「幸せな気分でいられる様になりたい」と答えました。

叶いつつあります。

でも

怒り、妬み、僻み、罪悪感、面倒臭がり、不安がり、心臓の早鐘、

無くなりません。

子供の頃に自分を守る為に身に着けた鎧が原因だとわかりました。

なぜ自分を守る為の鎧が自分を傷つけるのか。

自分を傷つける鎧を外したい。

外したいけれど、内臓にまで食い込んでいて外せません。

外そうと躍起になっている時に鎧外山の存在を知りました。

山頂で自分を傷つける鎧を外してくれるそうです。

登頂までに何年もかかるそうです。

それでも鎧を外してくれるなら登りたい。

今までの様に意地でも、遮二無二、シャカリキなどではなく、

のんびりと登ります。

鎧外山(ヨロイハズシヤマ)の山頂を目指します。

暗闇の中、山頂部分に光だけは見えています。

以前は、その光も見えませんでした。

今は見えていますが、見えているだけです。

そこを目指します。

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