見出し画像

レタリング

小中学校時代、図工と美術の成績は常に低空飛行だったが、レタリングだけは好きだった。ルールがわかりさえすればシンプルでやりやすく集中してできたからかもしれない。そういえば大学時代のとある先輩がデザイン系に長けていて、もちろんレタリングも得意で、もっと言えば『メ』を『ヌ』に変えたり『リ』を『ウ』に変えたり『ラ』を『ヲ』に変えたりするのが得意で、どこかで貰ってきたチラシの見出しを修正液で加工したものをたまに見せてもらっていた。何のチラシか忘れたが、『メトロポリタン』が先輩の謎の技術によって『ヌトロポウタシ』に変貌を遂げていたことだけは覚えている。閑話休題。

ちなみに、フォントはラグランパンチが好きだ。何度でも言うが、アニメ『キルラキル』の中で、登場人物紹介・必殺技、決め台詞など至る所に画面狭しと出てくるフォントである。最初はその主張ぶりが暑苦しかったが、次第にそれがないと物足りなくなってきてしまった。

今でも二次創作などで赤字のラグランパンチで書かれた文字が出てくると、これから血沸き肉躍る展開が待っているのではとそわそわする。実際にそれほど血沸き肉躍る展開でなかったとしても、字を見るだけで嬉しくなるのはお得である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?