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【悟りの部屋】人生において大事な3つの考え方。

Hello! Amakenです!
今回は【アメリカ留学】大学留学なんてマネーと精神論だ。にて述べていたアメリカの教育で培われるCritical Thinking、それに加えてコンサルでよく使われるLogical Thinking、そしてアウフヘーベンという聞きなれないワードと共に現れたLateral Thinkingについてみていきましょう。
この3つの考えはMBA(経営学修士)の基本とも言えます。
わかりやすいようにまずは日本語の意味に訳しましょう。
Critical Thinking → 批判的思考
Logical Thinking → 論理的思考
Lateral Thinking → 水平思考

はい、日本語に訳したところでなんのことやら皆目見当が付きませんね。
それでは一つ一つ説明していきますので脳みそにシワ寄せることを意識しながら読んでください。
ちなみにこの記事をもしセミナーで聞くとしたら5千円の価値があります。
書籍もそうですが、自分でお金を払って買ったほうがちゃんと知識を吸収しようと意識が向くものです。Tankscoopは無償で知識を提供していますが、お金を払っているつもりで読んだほうが身のためになりますよ。
それではちゃんと脳みそにぶちこんでください!

Critical Thinking(批判的思考)

まずはCritical Thinkingについて。
Critical Thinkingというのはつまるところ「考えることを考える」考え方なのです。
はい、あなたは筆者が頭おかしく思えてきましたね。
簡単に説明しますと、すでに起こっている事象に対して疑問を抱き、仮説をたてていく考え方です。

例えば

テレビで「納豆を食べるとダイエットできる」と放送していたとしてみなさんは鬼の形相でスーパーにダッシュして納豆を買いに行きますね。
ここでCritical Thinkingを導入すると以下の考え方になります。
・本当に納豆を食べると痩せられるのか?放送していた内容はどこまで確信をついているんだ?
・どんな食べ方でも効果は適応されるのか?どれくらい食べればいい?
・ダイエットとは実際にどれくらい痩せられるのだろうか?
・他にもそういった食品があるのにメディアが納豆を推してきた理由はなんだろうか?

このように本当にその物事が正しいのかを一度深掘りしたり、ちゃんと検証したうえで理解することです。そして、上記の場合の目的はダイエットですね。納豆に頼ってダイエットは偏った考え方であり、正解であっても最善策とは言えません。Critical Thinkingを通して本質を見抜いたあなたは納豆を食べるとダイエットできるわけではなく、納豆をダイエットのルーティンに加えて食生活を見直すことでダイエットができると気付くわけです。
つまり、納豆を中心においては本末転倒です。ここで注目したいのはこの話題の中心はダイエットだというところ。そこに気付くまで疑問を持って、深掘りして、仮説検証していくことがCritical Thinkingなのです。今回の例は日常生活に当てはめたので、あまりしっくりこないかもしれませんが。
これをアメリカの教育にあてはめていきましょう。
アメリカの授業ではプレゼンテーション、ディベート、グループワークを多く行います。さらには、読書感想文、リサーチペーパーのようなエッセイを多数書きます。
これらの課題はほとんどが生徒の主観で構成されるわけですね。この主観をクラスメイトに客観的につついてもらう機会をアメリカの授業では設けているのです。読書感想文やリサーチペーパーにあたっては本や調べたことに対して自分の考えを述べるわけですからその時点で批判的思考を行なっているわけです。
プレゼンテーションのあとには意見交換会、質問タイムを設けてその人のプレゼンの根拠だったりや疑問に思ったことをぶつけるわけですね。特にディベートでは反対の人は賛成派、賛成の人は反対派にあべこべに分かれて討論することで考え方を養っていきます。例えば生活保護に対して私は賛成派だったけど反対派として賛成の意見に疑問を抱いて、深掘りしてなぜなのだろうと突き詰めていく。そうした結果、断固賛成を貫いていたけど反対にも一理あるということに気付く。その過程でCritical Thinkingの力が養われているのです。
この考え方は感情の制御にも適応することができます。すごく機嫌が悪い、腹が立つというシチュエーション。そういったときになぜ機嫌が悪いのか、腹が立っているのか、根本的な原因はなんなのだろうかと自分に問う。それで問題が解決することもあれば、考えてる間に感情が収まることもあるでしょう。
さらにはビジネスでも日常生活においても自分の意見が第一、相手の意見を尊重したくない。そんな場面もあるかもしれません。こういうときにもCritical Thinkingです。なぜ相手がそんな意見を言っているのか、真摯に向き合ってみる。そうすると実は正論を述べている部分があるかもしれないし、自分の意見を曲げる必要に気付くかもしれません。

Logical Thinking(論理的思考)

Logical Thinkingは日本では一番重視されていて一番聞き覚えのある言葉だと思います。私も海外に渡るまではLogical Thinking一択でした。
しかも、「論理的思考と聞いてふむふむ。まあ1から10まで道筋を立てて、段階を踏んで考えるもんやろ。」その程度の理解でした。まあ結論から言うとその理解で十分かもしれませんが。
でもやはり、多くの皆さんも実際にLogical Thinkingってどのように私生活やビジネスにおいて活用できる考え方なのか曖昧でしょう。
この間、焼肉屋で美味しくお肉を食べていたら、隣に就活生っぽい若者がカップルで来ており、男性のほうが自慢げに「おれコンサルしか目指してないし、コンサルってロジカルシンキングさえできれば余裕だから。」てきな発言を自慢げに彼女にしていたのを隣で聞いていて、私はその子の鼻の穴にハラミを突っ込んでやりたくなった。
さて、Logical Thinkingの真髄にこれから触れていきます。

Logical Thinkingとは常に事象に理由をつけて結論を導き出す考え方です。
Critical Thinkingは懐疑的な反面、Logical Thinkingは直球勝負といったところでしょうか。
問題を客観的に捉え、矛盾や理由なく飛んでいる部分を修正して整理するのが基本になります。
主な考え方としては2つあります。
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1、AだからB(動物は死ぬ、人間は動物である、故に私は死ぬ)
2、共通項(Aの人はコロナウイルスで肺炎、Bの人はコロナウイルスで肺炎、するとCの人の肺炎の原因もコロナウイルスだろう。
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こういったかたちでちゃんとした理由に基づいて結論を導き出します。
しかし、注意してほしいのは論理的に考えたからと言って、すべてが正解にたどり着くわけではないということ。既存の問題の改善、エラー修正のような課題解決が向いている。イノベーションやクリエイティブな問題は次の項目であげるLateral Thinkingを活用してほしい。
アメリカの論文の書き方でCause and Effectという書き方がありますが、まさにこれがLogical Thinkingの教えなのです。この原因のため、この結論になったという論文の書き方である。読み手にもわかりやすくおすすめのテクニックだ。

例えば

題材として:クジラが乱獲された、そしてクジラは絶滅に追いやられた。
題材の内容:クジラが乱獲された理由や絶滅に追いやられたあとのフォローを書く。

このシンプルなLogicで一つの論文が完成するわけだ。こんなの当たり前ではないかと思うが、いざ論文を書いてみるとLogicalに整理されておらず情報が乱雑になってしまうことがある。
書く時点で題材と内容のLogicがしっかりしていればすらすらと書くことができるのだ。
人間関係でこの考え方をする場合は気をつけてほしい。偉そうに記事を書いている私だがどちらかというと論理的よりも感情的だ。そのため、会話などで論理的すぎると退屈に思えてしまう場合がある。言い方は悪いが行き当たりばったりを楽しむことも人生だと思っている性分だ。もし一期一会を論理的に説明していたらAIより頭が固い。「人口何人いて、人口密度いくらで、行動範囲がこれで。」そんなんじゃ説明できないのが世の中だ。ビジネスや問題解決に応用できるように知識としてインプットして、私生活ではあまり考えすぎなくては良いのではないかという私の意見でLogical Thinkingを締めくくる。

Lateral Thinking(水平思考)

Lateral Thinkingは私が一番好きな考え方だよ。ポジティブに使いこなせば、ありとあらゆる発想が生まれると思う!現状の上と下を見るんじゃなくて横を見るんだよ。「はい?」って感じ?
下には問題、上には単純な問題解決があるとすると横には何があると思う?
そう!新たな発想なんだよ!ただ問題解決するだけでなく、問題を新しいものに生まれ変わらせる、新世界!

0から1を作る、もしくは1+1=3にするような一番抽象的な考え方かもしれない。
なぜなら答えは自分たちでクリエイトしなければいけないからだ。
有名な例題で考え方を学んでみよう。

Q.2人の子供のお土産に買ってきた5個セットのリンゴがある。
 2人の子供にリンゴをどう分けるべきか?

A. Logical Thinking → 「2個ずつ分け与え、最後の一つは半分にカットして配る。」
  Lateral Thinking → 「全てミキサーにかけてジュースにし、2人平等に配る。」

この例題からわかることは、必ずしも物事をそのものの形で捉えなくてよいということだ。
他の例題では
Q.アイスクリームがすごく売れているけどカップのゴミがポイ捨てされていて困っている。
A. Logical Thinking → ゴミ箱を増やす。
A. Lateral Thinking → ソフトクリームにすることでカップをコーンにしてゴミをなくす。

この場合はゴミをどうやって処理するかというところに論点をおきがちなところを、ゴミとなるものをどうするかというところに注力したことで解決した例になります。

このように、道筋を立てて考えるのではなくて、論点を少しひねったり、観点を変えて問題を解決することがLateral Thinkingです。

アウフヘーベンとはポジティブとネガティブ両方を掛け合わせて、新しい答えを導く方法。今までの考え方すべての集大成と言っても過言ではない。
相手の意見が正論、自分の意見が見当違い。Win-Loseと考えがちですが、もしかしたら正論と見当違いを掛け合わせてさらなる高みの考えが生まれ、Win-Winになる可能性を探ること、それがアウフヘーベン
つまり、物事を表裏でみるのではなくてもっと多角的に見てみようというもの。

まとめ

Critical Thinking=事象に対して疑問を抱き、仮説をたてていく考え方。
Logical Thinking=矛盾や理由なく飛んでいる部分を修正して整理する考え方。
Lateral Thinking=固定概念を無くして多角的に物事をみる考え方。

もちろん全ての職業で3つの考え方を使いますが、わかりやすく独断と偏見で振り分けすると
Critical Thinkingがコミュニケーションを扱う職業(政治家、評論家など)
Logical Thinkingがデータを扱う職業(コンサルティング、金融系など)
Lateral Thinkingが0ー1の職業(IT、クリエイターなど)
あくまでも考え方を職業のイメージで振り分けただけなので3秒見て脳を通さずにスルーしてください。もちろんそれぞれの職業はそれぞれの考え方の側面を持っているので。
でも意外と私生活や人間関係の考え方、話し方や性格に当てはまってるのではないですか?
今回は3つの考え方について書きました。次回の「悟りの部屋」もお楽しみに!

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