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イカレポート・ゼロ

あまかぜ(まぜない)です。
スクイックリンと結婚した話をします。

このページを開いた皆さんなら、自分がスクイックリンに執着していることは既にご存じかと思いますが、正直『異常スクイックリン大好き人間』くらいに思っている人も多いと思います。
今回は初めてスクイックリン……ではなく、スプラトゥーンと出会った瞬間から季刊イカレポートが始まる直前の話まで、イカレポート以前の全てをここに書き残します。
この記事を読めば、自分がなぜスクイックリンに執着しているのかが概ね分かる感じになっているんじゃないかと。すべての始まりがここに。


あてんしょん

本記事は中の人が毎シーズン公開している自分用備忘録記事、季刊イカレポートの前前日譚と前日譚です。9割方自分語りです。イカレポート本編を読んでなくても読めるとは思いますが、本編に登場する人物の名前が出てきたりします。また、急にこの記事だけ読むと気持ち悪くなる可能性がありますのでご注意ください。
この記事は技術的なことは一切書いていません。あくまで「自分とスクイックリン」の話ばっかりします。
嘘です。最後にちょっとだけスクイックリン自体の話をします。


(本編のイカレポートはこちらからどうぞ)





ここまで読んで何の話やねんと思う方は、持ちブキの紹介記事だと思ってください。








スクイックリンとの出会い

スプラトゥーン3は自分にとっては初めて買ったスプラトゥーンシリーズになります。が、スクイックリンとの出会いは遥か前のことです。


このシリーズ、存在自体は初代の発売前から知っていました。イカがインクで色塗るとかコンセプトが最強すぎません???と思って当時からめちゃめちゃ惹かれていました。

これが自分のtwitterから出土した最古のイカ関連ツイートです。初代の発売日が2015年5月28日なので、このツイートは発売日の4日前のものですね。

当時の自分は据え置き型ゲーム機があんまり好きじゃなかったため、wiiUを持っていませんでした。このゲームのためだけに本体ごと買うのはさすがにどう……みたいな感じになっていました。
任天堂作品とはいえ新規IPだし尚更やらないならやらないで良いんだよな……とか当たり外れどうしてもあるしな……っていろいろ言い訳つけて、スプラトゥーンのことは一旦忘れることにしました。

しかしどうしてもあの最強コンセプトが忘れられず、せめて一回でもいいからやってみたいという気持ちが抑えられなくなります。その結果、wiiUとスプラトゥーンを持っている他人の家でやることになりました。


そういうわけで一応初代プレイヤーです。初代プレーヤーというにはだいぶアレですね。


というわけで初めてスプラトゥーンをプレイしたのは他人の家でした。
そのときに家主に「ブキ好きなの買っていいよ」と言われました。

ブキチのところで死ぬほど試し打ちした記憶があります。スプラトゥーンというゲームの存在は知っていて興味はあっても、実際にプレイすることを考えたことは全くなかったですし、当時ブキについての予備知識はゼロでした。

スプラトゥーンを貸してくれた家主にいろいろブキについて説明してもらいはしたはずなんですが、説明の内容はそこまで覚えていません。ただ一つだけ、「チャージャーは難しいからオススメしない」と言われたことだけは覚えています。

というのも、自分はFPSもTPSもやったことがなかったので、フィジカルにはだいぶ自信がありませんでした。なので接近戦が得意じゃないという気がして、長射程ブキを握ろうとしていました。
しかしお察しの通り、リッターみたいな超長射程はエイムがモノを言いますし塗り性能も怪しいので、キルが取れないとただの戦犯ですよね。家主はそれを知っていて、エイムがしんどい最初のうちは長射程ブキはやめとけ、と警告してくれたんだと思います。
家主の言いたいことはなんとなく理解できたので、長射程はやめようという判断に至りました。


そして持ちブキ探しが始まるわけです。

大前提として、なんとなく1確が出る武器がいいなという気持ちがありました。当時の1確が持つ意味を全く理解していたとは思えませんが、性格上あんまり味方と協力したり削り合いしたりする意識がなかったんでしょうね。まあこれはリアルがコミュ障なので仕方ないのかもしれません。

初代スプラトゥーンで1確ブキというと竹除くチャージャーとブラスターくらいしかない気がしますが、チャージャーは前述の理由で却下、ブラスターは解禁に時間とカネがかかるとかなんかそんな感じだった記憶があります。腐っても他人の家に通ってやっていたので、そういう時間がかかる要素はちょっと手を出せませんでした。

リッターにまつわるアドバイスもあって、キルブキを持って戦犯になり続けるのは避けたいと思っていました。しかし1確ブキはみんなキルブキであり塗りが貧弱です。まあ1確ブキって塗れなくて当たり前なんですが、それがそうでもないブキがいるんですよ。


そう、射程を犠牲にしたアイツが。






スクイックリンです。


もともとリッターもといチャージャーに惹かれていたこともあったとは思いますが、最終的にスクイックリンに決めた理由については実は物凄い感覚的なものだったのでぶっちゃけ説明がつきません。本当に気づいたらナワバリにスクイックリンを持ち込んでいました。

一度持ち込んでしまえば終わりです。なんせ中毒性だけは本物ですからね。

スクイックリンは握ったときの感覚がなんとも言えない良いんですよ。見た目が可愛いし軽い割に殺傷力が高いというギャップ。あと音がいいですね。軽い音なんですけど竹ほど軽い音でもなく命中した感がある。当たった時の気持ちよさとか。
もうね、手放せなくなりました。スクイックリン以外を握って試し打ちをした記憶はあっても、スクイックリン以外を持って人を相手にした記憶が本当にないですからね。

そんなこんなで気が付いたらスクイックリンを握っていたみたいなところでしょうか。半分消去法みたいな感じですが、一番最初の条件である「1確ブキがいい」は自分が言い出したことなので、やっぱり運命なんでしょうね。
しかしまあ1確ブキはどれもこれも癖が強すぎなので、キルブキが良かったにしても2確くらいが丁度良かったと思うんですが。


で、スクイックリンを握るようになって気づきます。

スクイックリンが弱いということに。
弱いというよりも立ち回りに難がある感じです。握ってすぐに理解してしまいました。

腐ってもチャージャーなのでキルを取るにはチャージが必要なんですが、射程が短いため前線に出なければならず、前に出るとローラー他諸々に簡単に焼かれます。
チャージ時間を要する以上、距離を詰められると成すすべがありません。相手が詰める間にこちらのチャージは1発分しかありません。つまり一撃を外すとこちらが死ぬ。
そのくせチャージャーなので射線が出てしまいます。居場所がバレて距離を詰められて死ぬという連鎖。
そして意外とスクイックリンよりも射程の長い非チャージャーが存在します。ボムもまあまあ飛んできます。

頭痛くなってきました。これが初代をほぼ初めてプレーした人間のスクイックリンに対する感想と解釈ですが、慣れてないから仕方ないとかそういう問題ではなくて、環境とかそういう問題でもなくて、ただただどうしようもないブキがこのスクイックリンでした。
だってスクイックリンが味方でマッチングしたら回線切られるみたいな話を聞いたほどですからね(実際に経験したこともある)。今になって調べてみると、それはそれはもう面白いほど大量の恐ろしい話が出てきて、見てられないほどつらい。チャージ時間も射程もリッターに負けるってなんだよ!環境的には底辺どころか、そもそも弱いとかそういう次元ですら無く、なんでそのブキ存在してんの?のレベルだったようです。

しかし対外評価などマジで知ったことではない。当時の自分も全くどうでも良かった、というか環境的にどうとか言ってる場合じゃなかったんですよ。だってプレイ時間が短すぎますからね。自分がスクイックリンを上手いこと使えるようになることが最優先事項で、環境がどうだからこうみたいなことを考えている余裕は全くなかったです。それに自分はスクイックリンを担いでキルを取るのが楽しかったのでね。

勝てるかどうかはもちろん別物です。いやキルの出ないスクイックリンのいるチームが勝てるわけないだろ?そうだよ!

一周回って半端な射程のスクイックリンよりも超長射程ブキの方が良かったんじゃないか……と思う程しんどいブキなんですが、それに気づくにはあまりにも遅すぎました。もうスクイックリンを手放すことはできなくなっていました。

なんかね、どうしても使いたいんですよ。当たった時の気持ちよさがすごいんですよ。その「一撃が命中する瞬間」だけのためにスクイックリンを握っていました。これががスクイックリンの魔力。スクイックリンという宗教。

他でもない自分が当たると信じて撃たないと当たらないんだなというのを肌で感じていました。戦うために自分とスクイックリンを信じるしかないんですね。つまりスクイックリンは宗教。信じて戦え。


本当にどうでもいいんですけど、当時からスクイックリン教はブキ三大宗教に数えられているらしいですね。

(詳しくはこれを読もう!)

いやスクイックリンを持ち始めた頃はそういうのが存在するとは知らなかったんですよ。でもスクイックリンは宗教みたいなもんだなって常々思ってました。なので本当に宗教の概念があると知った時は驚いたというより妙に納得感みたいなものがありました。多分当時のスクイックリン使いはみんな同じようなことを思っていたんでしょうね。

端から見ればスクイックリン教って、スクイックリンという『環境ブキになれないどころかありとあらゆるブキの完全下位互換』みたいなブキを握る人たちを揶揄した言葉だと思われているでしょうし、実際の状況的にはそれで全く間違ってもないのですが、そもそもの始まりはスクイックリン使い達が信じるものがスクイックリンだったからこそ内発したただの信仰なんだと思います。宗教的なブキだなって多くのスクイックリン使いたちが思った結果の産物がこれなんだろうなと。多分間違ってないと思います。


そんな他人の家でちょろちょろ触る程度だったスプラトゥーン初代ですが、当時のまぜないをシバキ散らかしてくれたフレンドが一人いました。

それがぽんちくんです。

古いフォロワーで最近のイカレポートにもちょいちょい出てるあのぽんちくんです。

当時はぽんちくんのチャージャーに抜かれまくって、キルカメラに映るぽんちくんを見ながら自分がキレて、それを見たぽんちくんが煽ってました。初心者もいいとこな自分に対してぽんちくんはS+とかだったし、当時のスクイックリンのスペックからしてもどう考えたってキルが取れる相手ではなかったんですが、それでも殺意だけは向けてましたね。ぽんちくんは味方に来るよりも敵に来るほうが嬉しかったです。

ちゃんとぽんちくんをキルした記憶もあるんですよ。でそれがあまりにも気持ちよすぎましてね。なんだかんだスクイックリンって当たればこっちの勝ちよ。何なら試合自体の勝敗よりもぽんちくんをキルすることに執着していましたね。

自分がスクイックリンのくせに対面仕掛けにいっちゃう対面ジャンキーなのって、もしかしたらこの頃に動かないぽんちくんのチャーを狩るためにやり始めたのが原因かもしれない。そんな感じで当時の思想が今の立ち回りに影響及ぼしてる部分は少なくない気がしています。おれはぽんちくんに抜かれまくった結果スクイックリンに狂ってしまったのだ……(違う)。



スプラトゥーン2とスクイックリン


スプラトゥーン2当時のが新ハードであるswitchでリリースということでちょっと気になってはいましたが、結局そのためにハードから揃えるかと言われると。
自分はソフト1本のためにハードを買うオタクではありますし、これはスプラトゥーン2をやらなかった理由にはなっていません。
スプラトゥーン2をやらなかった最大の理由は、スプラトゥーン2初期の時点でスクイックリンが存在しなかったからです。当時別ゲーが自分の中でピークだったことももちろんあるんですが、おかげでスプラトゥーン2のことがマジでどうでもよくなっていました。気づいたらリリースされてたって感じ。ぶっちゃけ今でもテンタクルズと心の距離が遠い。

暫くしてスクイックリンが実装されました。発売日も知らないのにスクイックリンの実装だけは知っているのまあまあ謎ですが、時のフォロワーがスクイックリンを見て自分を思い出してRTしてくれたのかもしれません。しかしswitchとソフトを買うかと言われるとやっぱり今更感があり、結局他人の家でスクイックリンをつつく人のままでした。


そして2018年夏、スプラトゥーン2にてスクイックリンが上方を受けたという話を耳にします。他人の家でやっていてそこまでの頻度・時間をプレーしているわけではなかったくせに、なぜかスクイックリンの動向には執着していたの面白いですね。

アプデ内容は「スクイックリンがジャンプ時にチャージ速度が減衰しなくなる」というもの。いわゆるジャンプチャージの実装です。これによってスクイックリンの強さが世に知らしめられることになります。

でもねえ、いやあ、強いスクイックリンは解釈違いなんですよね。その取り回しの悪さと噛み合いの悪さと相対的な弱さがスクイックリンの可愛らしさの一部でもあったので。ギャップの片側を奪うと魅力は奪った分以上に減ってしまうというやつ。眼鏡キャラから眼鏡を取ったら異常なまでにガッカリするのと一緒ですよ。

と思って悲しくなってはいたものの、結局スクイックリンが特別強くなったわけではありませんでした。癖の強さはそのままにパフォーマンスの最大値が伸びた、みたいな感じだったので、立場としてはそこまで変化してないと思います。でもマッチングした味方に回線落とされることとかは流石に無くなったんじゃないでしょうか。知りませんけど。

またスプラトゥーン2の初期からチャージキープが追加されていましたが、ほとんどのチャージャーに共通して追加されたため、これによって相対的な立ち位置が上がることはありませんでした。

スクイックリンが流行らなかった理由、やっぱりスクイックリンの動きがあまりにも特殊すぎてアッパーされても使える人がいなかったんじゃないでしょうか。当時だともう持ちブキがみんな固定されてただろうし、今更イカれた癖の強さであるスクイックリンなんてよっぽどぶっ壊れてない限り握る理由がないんですよ。あとリッターで良くね?

自分としてはアプデの影響をどう感じたか?と言いますと、ぶっちゃけそこまでプレーするタイミングが無く、スプラトゥーンはやる度久しぶりという感じだったので、言うほど差がわかんなかったです。つまり自分の大好きなスクイックリンのままです。やったね!



スプラトゥーン3、運命再び

先程のスプラ2のスクイックリンアッパーが2018夏の話で、それ以降はメンコして沼から出れなくなったりひたすら鍵盤をしばいていたりして、スプラトゥーンとは死ぬほど疎遠になってしまいました。ってかまあそらそんなにヤケクソ頻度で人の家に通うわけにもいかないですしね?

スプラトゥーン3の発売を知ったときは正直、同一ハードでもっかい出すんか?という疑問が大きかったです。いやあ2ときに買わんかったものを今更買うんか~?買わんやろ。

またコロナウイルス関係でどうぶつの森がバカ流行りした結果switch本体の在庫が死んでしまい、もう本体の入手が物理的に厳しいしな~という感じでした。もはや相当な理由がない限りスプラトゥーンはやらないという方向に傾いています。


ある日、知り合いと話をします。知り合いがおるんかお前?と思う方もいると思いますが、自分だって知り合いが0ってことはないんですよ。
その人となぜか偶然会話をしていたことがありました。知り合いには「仕事やめてswitchでゲームばっかりだわ~なんかおもろいゲームない?」みたいなことを言われました。この知り合いは、特にインターネッツ老人でも古代のオタクとかでもなく、割と一般人カテゴリの人だったので、あんまり変なモノもといコアなものを薦めるわけにもいかず、かといってやったことのないゲームをswitchを持ってすらいない人間がオススメするのも無責任だなと思い、とりあえず面白いということを知っている唯一のswitch作品であるスプラトゥーンの新作が出たばかりだったので薦めてみました。

すると「興味はあるけど買う予定はない」と切り捨てられてしまいました。

仕方がないので「カネは出すからイカを買え」と脅迫しました。(?)

その結果、自分に脅迫されてしまった知り合いの家にて第1回スプラトゥーン合宿が開催されました


そしてこの知り合いこそが後のモアイです。



第1回スプラトゥーン合宿(2022/9/23~25)

この合宿はまずスプラトゥーン3の起動からスタートしました。モアイさん、なぜか自分が来るまで起動すらしないで待ってくれていたんですよ。正直「いやスクイックリンが買えるようになるとこまでやっといてくれてもええで」という気持ちでした。他人の家なのに図々しいが、残念ながらこれがいつものまぜないである。

チュートリアル、他人の家でやる専門だと地味に見たことなかったので面白かったです。なおチュートリアルのプレイヤーはもちろんモアイさんのほう。自分は一通り操作わかっているのでね。いやそう言う割にスクイックリンをチャージしようとして意味もなくボム投げたりしてましたが。

この日から丁度フェスが開幕していたので、一生床シバきもといナワバリバトルをプレーしました。まあどうせ最初はランクの都合でバンカラマッチができないので丁度良かったですね。

自分はスクイックリン以外に興味がないんですが、さすがに他人のブキチケットを3枚破いてまでスクイックリンを買うのは気が引けたので、ブキチケットが1枚で済むようになるランク8まで上げてからスクイックリンを買いました。
そのランク8まではというと、ほぼモアイさんにやってもらっていました。
いや、スクイックリン以外を握ると感覚おかしくなるかなと思って。久しぶりすぎて言うほどスクイックリンの感覚残ってないくせにね。
まあ自分は初めてではないわけなので、スクイックリン解禁までにモアイさんが慣れて持ちブキがなんとなく決まればいいな~という感じでした。

ランク8、意外と遠かったです。結局ちょいちょい交代で自分もやっていました。スクイックリンが無いのでわかばシューターを使ってみたんですが、あれ自分の知ってるスプラトゥーンではないですね。

ブキチケット1枚でスクイックリンを合法入手してからは、1台のコントローラで2人がローテーションしながらプレーしていました。適当に疲れたら交代。だいたい3戦とか4戦くらいだと思う。いい感じに休憩したり後ろで騒いだりしながらなのでバランスよかったです。

ここまでの流れでお察しの方もいるかもしれませんが(?)、この合宿中はモアイのデータを共有していました。今考えればアカウントだけでも作っておけばよかったのですが、そもそもswitchを持っていなくて買うつもりも微塵もない人間がアカウント作るという発想にはならんのよ。だいたいスプラ2までも他人のアカウントを借りていたわけですし、そもそもアカウントの概念すらなかったレベルです。
つまり端末はほぼ24時間フル稼働なわけですね。結果モアイさんのカタログレベルは壊れました

そうやって酒飲んだり美味しいもの食べたりしながら楽しくスプラトゥーン合宿は終了します。



合宿が終わって帰宅のために電車を待っている間、ずっとスクイックリンのことを考えていました。この時のことは今でもめちゃめちゃ鮮明に覚えています。新橋駅のホームで電車を待ちながら、ずっとスクイックリンの感覚を忘れないようにしていました。不毛ですよね、次の合宿のときにはきっとスクイックリンの持ち方を忘れてしまうに決まってるのにね。

その後もずっとスクイックリンのことを考えていました。どうすれば忘れないでいられるんだろうと考えて、ああもう買うしかないんだなと。それしかないと気づいて、居ても立っても居られなくなりました。



スクイックリンにもう一度会いたい

2022年9月末、異常高騰するswitchとプロコンを購入するに至ります。
いやマジで高騰がえぐかったんですよ。ご時世の色んな要素が組み合わさって根本的に品薄。そして転売が起きてすごい値段になっていました。

本体は家の近く(言うほど近くもない)の〇ックカメラに在庫があったので、買おうとしたらなぜか転売対策に引っかかって買えなかったんですね。あのなんか……直近2年以内に何千円だかポイントカード出して購入してないと買えませんよみたいな……あれ普通に悪質じゃないです?転売目的じゃないのに買えないし、そのために自分の店で買い物しとけよ!みたいなやつさあ……。おれビッ〇カメラアンチになります

しかし正直言って問題はプロコンの方。本体よりもこっちの方が入手に難ありでしたね。(本体はどうせジョイコン使わないことを思うと中古でも良いしそうなればいつでも手に入ると思っていた。逆に言うとプロコンは新品一択だった。)
転売のせいもあるんですがマジで普通に生産が追い付いてない感じでしたね。スプラトゥーン3の発売前から品薄がすごかったらしいんですが、それが1か月そこらで解決するはずがなく、定価在庫が復活すると3秒後には消えるみたいな世界でした。転売価格が11000くらいだったかな……。転売高すぎて笑ってしまうやろ。正規品来るかもわからんのに買う側も強気すぎる。
とか思いながらも、あまりにも定価販売が少なすぎて心が折れ




る前に、普通に某電気屋の通販サイト粘着してたら買えてしまったんですよね……ありがとうジョー〇ンオンライン

環境が揃わないことにはどうしようもないので、プロコンが入手できなかったらもうスクイックリンは諦めよう、と思ってたんですが、手に入ってしまったので仕方がないですね。勢いでswitchも買いました。ぶっちゃけこれも在庫があんまりなかったので適当に中古でポチりました。言うてプロコンしか使わないしモニター出力するし、本体なんかなんでもいいかなって。

在庫確認粘着してたくせに何が仕方ないんや?って感じですが、それを言い出すとイカを買うようモアイさんに薦めるだけならまだしも脅迫までしてしまったこと、なぜか自分もやりたくて合宿しようぜ!とか言い出したこと、いろいろ考えるとだいぶアホですね。


switchとプロコンが手に入ったのでさっさとソフトを購入。
ここからは自分のアカウントです。何事もなかったかのようにブキチケットを3枚破いてスクイックリンを違法購入しました。実はこのブキチケット3枚も結構重くて、データ引継ぎがないのでランク3まで上げないといけないんですね。どうしようもないのでこの間わかばシューターで床をシバいていたんですが、ここでわかばシューターを使ったのがスクイックリン以外を持った最後の記録になります。

こうして(?)ついに自分のスクイックリンを手に入れるに至ります。
わかばシューターを使った関係で、後でスクイックリンを持った時に本当に感覚がおかしくなっておりかなり泣いた。




というわけで運命の出会いとスプラトゥーン3を買うまでのお話でした。

自分がスクイックリンの元へ帰ってくることは確定してたんだろうなと。スクイックリンが忘れられないだけならまだ良かったのに、自分からスクイックリンに近づくような行動をしてしまったんですからね。そりゃあそこからは転げ落ちるようにスクイックリンに近づいていきますよ。それが運命というやつです。


昔話っぽい昔話はここまでです。ここからはちょっとだけイカレポート@2023春以前の話をしておきましょう。



イカレポート@2022秋あたり

モアイとサーモンラン

初回の合宿以降もフェスの度にモアイさんと合宿をしていました。しばらくしてお互いの通話環境が整った結果、各自の家でやる方が良いという結論に落ち着いて合宿はやらなくなりましたが。

もちろんフェス以外でもオープンで練習したりサーモンランしたりです。お互いに知り合いが少ないので、適当にログインしているときに誘ったり誘われたりしていました。

いくら自分が初代からスクイックリンを愛していたとはいえ、ウデマエ的には初心者ですし、ずっとモアイさんと地力が一緒くらいです。でもそれが逆に良かったんですよね。いやもうモアイが一緒にスプラトゥーンをやってくれたの本当に助かるし嬉しいんですよ。やっぱり同じ地力というか、同じ温度感の人が近くにいるのが一番楽しいです。



さて、自分は対人勢です。スプラトゥーン2もちょろっとやっていたとは言え、実はサーモンランはやったことがなかったんですよ。まあ支給ブキがランダムですし、他人の家に行ったときにスクイックリンが編成されているとは限らないので、視界に入ってもなかったんですよ。あとスクイックリンで撃ちたかったのは人なので、まあゴリゴリの対人勢でスタートしています。

サーモンランに参戦するのは少し遅れてのことになります。モアイがサーモンランおもろいよ~と教えてくれたのですが、スクイックリンを担ぎたくてこのゲームをやっているわけなので、そんなスクイックリンが無いバイトなんかやるわけないじゃないですか。


逆です。スクイックリンがあるならば会いに行くんです。

そうやってバイト生活がスタートしました。

基本的にはスクイックリンがあるときだけ。あとはビッグランとかイベントはやってたかな。
まぜないとモアイ、初心者2人なので一緒にやっていてもなかなか難しいところなのですが、モアイがいろんな動画を見て情報収集して最低限のことを教えてくれました。サーモンランのモアイは自分から見て先駆者的な立ち位置でしたね。

とても古い画像

モアイさんがでんせつで部屋立てをしてくれるので、いつも異物混入でんせつマッチの異物枠をやっていました。
これは別にキャリーとかではなく、まぜないモアイ双方の「意思疎通が取れる人間がいた方がストレス溜まらない」という点からです。とは言え自分があまりにも戦犯だと怒られそうなので結構頑張っていました。

しかしいかんせんバイトを始めた動機がこれなので、スクイックリン以外のブキはからっきし使えませんでした。でもクリアはもちろんしたいですし、スクイックリンと同時に編成される3ブキのことは結構調べたりダメージ覚えたりしていました。やってるうちにちょっとずつ他のブキについても知っていけるといいなあくらいの感覚。

基本的にモアイさんに誘われる形でバイトをしていたのですが、スクイックリンが編成にあるときは、自分が狂ったようにサーモンランをやり続けます。異常熱量スクイックリンバイト。どれだけレートが溶けようと俺はスクイックリンバイトを止めない……!



第2回スプラトゥーン合宿10/8~10/10

自分がswitchを入手したことで2端末でのプレーが可能に。自分はswitch一式を持ってモアイハウスに通いました。

この回では2日目に無限サーモンランを決行したりしています。フェスとかじゃないしね!
ローテーションしていないので、休憩が減ります。休憩時間は勿論取るもののそれでも休憩が足りなかったようで、2日目深夜には自分もモアイさんも指の不調を訴えていました。休憩、しようね!



10/18 A-に昇格

スクイックリンは攻めもできる防衛寄りブキだなという自覚が出てきたので、うまい感じに盤面を弄って勝ちに持っていく係をしていました。そもそもキャラコンよりもそういうのが得意(というか操作周りが器用ではない)ので性格的にも妥当。

C帯→B-はホコヤグラがメインでしたがB帯→A-はアサリヤグラメインでした。アサリ……アサリやってたんかお前!?今となっては考えられない話である。あとはエリアだけがどうしても勝てなかったんですよね。
ホコはホコでスクイックリンのホコはスピード感がちょっとしんどいなあと思っていましたね。



第3回スプラトゥーン合宿10/22~23

スクイックリンが当たらなくなりモチベを落としてた時期がありました。
この少し前あたりに無茶苦茶弾を当てるのが上手かった時期があったので、その反動だと思います。あと相手がちゃんと強くなってきたとかなんかそのへんの理由もありそう。スクイックリンて射線出ますからね、そりゃ見えてて避ける意識がある相手には当たりませんよ。そしてバレると詰め切られる距離ですしね、私は死にますよ。

やればやるほどスクイックリンの握り方が全く分からなくなり、助けを求めるようにモアイハウスに駆け込み、第3回スプラトゥーン合宿は始まりました。

1日目から床をシバいたりバイトに励んだりしますが、第2回で二人して手に異常をきたしたことを忘れていないので、休憩はちゃんと取ります。
バイトについては、自分のランクがモアイさんに追いついて遺物混入マッチが回避されるようになりました。一緒にやってても違和感がなくなったのでとても良いな。



ご神体

このころに買った。家の一番高いところに配置してあります。

ブキコレクション、なぜかやたらとスクイックリンが出ていたので集めるのが大変でした。旧スクイックリン3種類もあるんだけど需要どこ?ここか……。



イカレポート@2022冬あたり

あんまりメモが残ってないのとスクショやら動画やらもほとんど見つからないので、twitterで振り返る2022年冬とさせていただきます。


ビッグラン

2022冬といえばビッグランの初回ですね。

でんせつなりたてに初見ステージって厳しいんですよ。でもなんかこの直後に『バイトのスメシは良かったのでシェケナダムと交換しろ』とか言ってます。当時からダムのこと苦手だったらしいですね。



正月のナワバトラー

正月に実家に帰省していたのですが、実家だとどうしても環境が違いすぎてエイムがぐちゃぐちゃになります。というわけでナワバトラーばっかりやっていましたが、おかげで親がナワバトラーの曲を口ずさむようになりました



スクイックリンバイト

ドンブラコスクイックリンバイトでレートを溶かしまくっている画像。今見ても編成が厳しい。ていうかクゲとスクはこのころからマブダチだったんですね。



2/25 S+に昇格

割と駆け込み~な感じで昇格しました。このときメインでやっていたのはエリアでした。ついでにXPの計測もしていました。

記録用


親の顔より見た緑の円。




そして『イカレポート@2023春』へ

そんなこんなでイカレポート@2023春へ続きます。
ここから先が気になる人はイカレポート@2023春から順番に読んでください。





スクイックリンの紹介

今更ですがそういう話をしてないのでします。スクイックリンどういうブキ?って話です。使ってるうちに感じた細かい話についてはイカレポート本編でちょくちょく話をしているので、ここではざっくりとした説明でもしておきます。


スクイックリン。カテゴリーはチャージャーです。チャージャーといえばチャージ時間は必要なものの、フルチャージ状態で当てれば1確のブキですね(例外あり)。チャージ中が無防備な分射程が大変長い(例外あり)ので、そこらの短射程は近づく前に死にます。ある意味前衛なしで活躍できない要介護ブキでもあります(例外なし)。

ではスクイックリンは?スクイックリンはチャージャー種の中で最も短いチャージ時間と最も短い射程を持つ中射程チャージャーです。

例外に該当しまくるタイプのチャージャーですね。いい感じに言うと前に出られる突撃チャージャー、悪く言うとチャージャーの良いところを潰した不安全なチャージャーと言う感じ。つまり悪いとこドリップです。
まあ正統派チャージャーって呼べるほどのものはスプラチャージャー、リッターくらいなものです。2種類しかねえ!2確チャージャー竹、R-PENは例外の極みみたいなブキなのでマジで考えない方が良いですが、その竹に次ぐ例外チャージャーがスクイックリンだと思っています。なお射程に関してはこの竹よりもスクイックリンの方が短いので実はどっちもどっちなんだろうと思います。ソイ……ソイ?



射程について

短い短いとはよく言われますが、本当は長いです。一般的なシューターから見ればそりゃ遥かに長いです。

しかし体感射程があまりにも短い。

スクイックリンはチャージャーです。チャージャー種は最大射程を出すため、1確ラインを超えるためにフルチャージが必要になります。常にこれだけの射程がノータイムで出せるわけではありません。もちろんノンチャージでも打てますが、その場合の射程はかなり短く、当然1確でもありません。

スクイックリンのチャージが短いと言えども、それはチャージャー内で比較したときの話でしかありません。相手がどれだけキルタイムの長いブキであってもスクイックリンのチャージ時間の方が長い。フルチャージ状態で対面すればその瞬間はスクイックリン特大有利なものの、その一発を外した瞬間スクイックリン側が不利になり、スクイックリンのリチャージが間に合わず死ぬことになるというわけです。

これは同射程相手に限った話ではなく、スクイックリンより射程が短いブキに対しても基本的に同じです。そもそもチャージャー種が持つ射程的有利は自分が安全であるから有利なのであって、そうでないのなら当たり前ですが本当に一撃外すと死ぬというブキになってしまいます。
そして長射程チャージャーが射線を出すことで牽制になることがありますが、スクイックリンにとってはチャージ時間で相手に距離を詰められることもあり得るため、射線が出ることは牽制どころか位置バレするというデメリットでしかありません。

そうでなくてもスクイックリン程度まで射程が短くなると、非チャージャー種に射程負けすることがかなりあります。初代スプラトゥーンと比べて武器種が増えたせいもありますが、自信を持って射程の暴力を振るえる相手はさして多くは存在しません。



スクイックリンの固有性

特に射程が長いブキほどそうだと思うんですが、一般的に高台有利です。しかしスクイックリンに関しては段下が強いと言われています。高台に立つと射程が足りなくなるからです。

段下が強い理由はジャンプ撃ちにあります。スクイックリン固有の性質に、ジャンプ中でもチャージ速度が落ちないというものがあります。これによってジャンプの最高到達点にかなり近いところから撃てます。他チャージャーでもチャージキープ持ちであればイカ状態からの飛び出しで同じ高さから撃つことができますが、通常チャージ→イカ状態→飛び出しで撃つという流れがジャンプチャージ一つで一気に圧縮されます。
このため段下からフルチャージを段上に通す頻度が他チャージャーと比較にならないくらい多いです。

ジャンプの恩恵はそれだけではなくて、弾避けに使えます。敵の攻撃が当たらなくて意外とデスしなかったりするんですよ。


もちろんこの利点も弱点と表裏一体です。

ジャンプ撃ちの高さが出るということはボムコロが避けられないということですし、ジャンプで弾避けができるということはこちらのエイムもまた精度が必要です。何にせよ、こっちがキルを取れないことには結局デスに直結するということは変わりありません。



スクイックリンαのサブスぺ

サブはポイントセンサー、スペシャルがグレートバリアです。
メイン以外でダメージを与えることができないどころか、メイン以外インクすら出ません。つまりキルは全てスクイックリンのメインによるものです。スクイックリンのエイムが非常に重要になる理由はここにもありますね。


ポイントセンサーについては、3の初期環境はイカニンジャが強かったのでちょいちょい役に立ってたよ、と味方に立つモアイさんが言っていました。あとフェスでインクの色が見にくいときとかも良いです。

ただメイン主体でキルを取るせいで、ポイントセンサー投げる発想が頭から抜けがちになります。あとインク消費が意外と重いです。その上塗りが全く発生しないので、ポイセンを投げれば投げるほど床状況が悪くなることは頭に入れておきたいポイント。

どうしてもエイムがしんどいパブロやボールド、バケツなどの速い短射程を相手するときにポイントセンサーをぶつけることで、そもそも対面しないという選択肢が取れる可能性があります。戦わずして勝つ、です。


スペシャルについては、前に出て使うグレートバリアはもちろん強いです。グレートバリア持ちブキの中では最長射程なので、バリア発動地点から敵陣への干渉がしやすく、いわゆる前線上げに使いづらいというバリアのデメリットはそこまで感じずに済みます。

ですが、無理やりバリア内に踏み込まれたときの弱さは他のグレバリブキとは一線を画しています。

2023年夏のアップデートでグレートバリアのサイズがでかくなりました。が、グレバリがでかすぎて敵に入り込まれることが頻発するようになりました。
前線ギリギリに体ねじ込んでバリアみたいなのは避けたほうがいいです。バリア弱点への吸込みが起きる関係で、シューターなどはまだバリア内で対面しても勝てる可能性がありますが、攻撃範囲が広いローラーやブラスターは入り込まれだ時点で終わりです。

シューター等であっても、起動直後に踏み込まれるとチャージする時間が貰えず、勝ち目がそこまであるわけではないです。こういうときはパシュパシュもといノンチャの方がワンチャンあります。
ちなみにパシュパシュは40点出ます。3回当てるのは難易度が高い上、連打するとエイムもタイミングも合わなくなるので、落ち着いて半チャ50+50が現実的かもしれません。



スクイックリンβのサブスペ

サブはロボットボム、スペシャルはショクワンダーです。

サブはロボットボム。相手を動かすことに長けています。チャージャーはどうしても遮蔽裏であったり深めの溝のような地形で戦われると斜線が通らなくなりがちですが、ロボットボムによる事故の誘発ができたり、自分の射線が通る位置に誘導することができます。
ただ、メインが1確なのでロボムの爆風だけ当ててもあんまり意味がないというのは注意点です。


面白いのがスペシャルのショクワンダー。スクイックリン固有のジャンプチャージが最も活きるスペシャルになります。難易度こそ高いですが、飛び上がっての空中狙撃や、裏取りからの高速1確の連鎖はもうスクイックリンβでしか味わえない何かです。

しかし難易度が高すぎます。もともとスクイックリンを使っていれば多少要求されるエイムの難易度が高いことには慣れているものですが、ショクワンダー時はやっぱり次元が違う。空中での狙撃は、高所から撃つことで実質射程が縮むため外した瞬間ボッコボコにされますし、チャージ自体を空中で回しているせいでクッソ目立つため自分より射程の長い相手からは一瞬で狩られます。長射程にちょっかいをかけようとしたはずが、上手い相手ほどきっちり狩ってきます。こういう相手についてはショクワンの直撃でキルを狙うことになります。

しかしこのショクワンダー自体の1確ですが、相手に近付きすぎるとチャージ時間が貰えないため、実はスクイックリンとあまり相性が良くありません。特にダメージによるコンボもないですしね。ショクワンによる1確を狙ったあとに下がってメインでの1確を狙うという形はインク消費量的にもほぼ不可能なので、ショクワンでのダメージを考えるならメインはある程度割り切って捨てることになります。



スクイックリンの最大の欠点

今作のスクイックリンは別に特別弱いブキなわけではないのですが、最大の欠点があります。そう、LACT-450の存在です

それがXマッチのミラー区分。Xマッチやフェス(チャレンジ)ではミラーマッチになる都合、長射程チャージャーを確実に対面に引きます。つまり確実な射程不利を味方全員に押し付けます。

なお一番ヤバいのはリッターではありません。

そう、スプチャと竹とR-PENです。


スプチャ。チャージ速度が速すぎます。スクイックリンよりもだいぶ長い射程を持ちながらチャージ時間がそこまで大きく違うわけではありません。詰めるための時間がほとんど貰えません。仮に詰められたとしてスプラッシュボムやらスプラッシュシールドがスクイックリンに対して強すぎます。そのあたりを警戒している間にチャージが回り、安定したエイムの先でスクイックリンは死にます。


竹。無理です。長いです。詰める前に処理されます。立ち位置が本当に良い竹使いは詰めることが根本的にできません。またデコイチラシがしんどいです。割るのが苦手な上塗りが爆発的なのでじわじわと刺さります。打開が困難すぎるんですよ。どこから崩せばいいかわからないままじわじわ敗北に追い込まれます。


R-PEN。本当にだめです。エナドリが暴力的すぎる。エナドリを飲んだ相手はイカ速もヒト速も速すぎてスクイックリンがキルを取れる相手ではありませんし、R-PEN自体は遠くに居座っており詰められないので、本当に悪い意味で相手できるものがなくなります。
塗りが大きくエナドリの回転率も高い、そして射程も長いのでスクイックリンは死ぬしかありません。


書いてないけどリッターも普通に辛いよ。


他にもこのミラー区分のアカン点として、長射程枠に対してこちらだけ射程不利がつくというのがあります。

これについては1確があるので当たれば勝ちであって単純な有利不利の話でもないと言えばそうなのですが。
例えば短射程枠+短射程枠+長射程+チャー枠みたいな構成で自分がスクイックリンのとき、相手のチャー枠が長射程チャージャーだとこちらの最長射程がスピナー等のチャーではない長射程枠になります。
チャー枠が隔離されている理由からもわかると思うのですが、長射程枠に対して絶対的に長チャーが有利です。そしてスクイックリン自体は相手の長チャーどころか長射程枠に食われます。明らかに辛そうじゃないですか。これで相手にR-PENが入ってエナスタ回されるの、どんな地獄ですか?

αもβもスペシャルがそれなりに長射程相手に強いではあるのですが、なんかもうそういう問題ではない。チーム全体を不利側に追いやる、そういう状況を100%引いた上でスタートするんですよ。この世のXマッチグループ分け不利とか言ってる人は全員スクイックリンのこと思い出してほしい、対面不利とかじゃなくてチーム自体を不利に導いてなお勝とうとするこのブキのことを。

味方に負担をかける、これがスクイックリン最悪の欠点です。



スクイックリンの好きなところ

事実の話はここまでにしておいて、それでも自分はスクイックリンが大好きでスクイックリンが使いたいので、ここに理由を書いておきましょう。

かわいい。

スクイックリン、明らかに他人より長い射程で1確をバンバン撃っていけるので、上振れすると無茶苦茶暴れます。αなんかはサポート向きのサブを持っていますしアシストも強いですが、相手が甘い動きをすれば一撃でキルが出せます。ある意味万能です。

明確に強みという強みはありませんし、多少の強みがあるとしてもそれらは弱点と表裏一体です。なんていうか脆いんです。それらの全ての弱点を克服する一番簡単で一番強い方法が、エイムを良くすることです。
キルはすべて自分のエイム次第で、外せば死。生きるも死ぬも自己責任。自分のエイム一つでチームが負ける。そういうのが好きなんです。

簡単に勝てるブキではないです。後ろから安全に戦うことはできません。スクイックリンは射程的には中射程の分類ですが、こっちのテリトリーに入ったらお前の負けだぜ!という立ち回りは、牽制が得意な中射程とも違っていてむしろキル前衛に近いと思っています。いかにして手の届くところまで詰めるか。詰められる恐怖と引き換えに、数多くいる前衛中衛たちと同じ視点で、対面の駆け引きをしながら撃ち合いができる、非常に楽しいチャージャーです。

試合中に何度も抜かれてスクイックリンが怖くなって前に出てこれなくなる相手を何度も見たことがあります。ほどほどの距離感でウロウロしながらキルを狙い続けている。詰めてしまえば問題ないかもしれませんが、チャージ時間をそれほど必要とせず、姿を晒したら確実に抜かれる恐怖を相手に与えます。
でもスクイックリン側から見たら、実は相手に詰められやすい距離感で戦うしかなくて、前に出たら本当に詰められて短射程にも勝てない、薄氷の上を渡る立ち回りをしています。

立ち回りに難があって癖が強い。使い手のエイムに極端に依存している。でもゲームを破壊できるだけのスペックが備わっている。というこの、ギャップが本当に良い。

いや、ギャップっていうか二面性なんですよ。使い手によって、味方に守ってもらいながら塗り営業したり、ポイセンバリアメインで他人のキルを援護したり、はたまた超絶エイムでバーサーカーになったりできる。二面性どころか三面性、多面性ですよね。本当にいろんなことができるので、味方の構成や相手の構成、ルールに合わせてうまいこと貢献できると本当に楽しいです。

現状、そんなスクイックリンのスペックに自分がついていけてないです。できることが多いので飽きる気がしないし、もっといろんなパターンで試合を運べるようになりたい。
だからしばらくスクイックリンを手放す予定はありません。他のブキ見てる余裕なんてない。すべてのリソースを投下しても惜しくありません。


あとはまあ、何と言っても見た目が可愛いですよ。ブキの中で一番華奢なデザイン。可憐。涼しげ。これがスクイックリンがスクイックリンちゃんたる所以。
音も可愛い。パシュパシュとなんか気の抜ける音なんですが、ちゃんと1確が出るしチャージャーの形をしている。射出音とその裏で鳴るキルしたときのSEが重なったときが一番ときめく瞬間です。

そんな可愛いブキに見せかけて、メインの精度が全てのハードなブキ。見た目もスペックも、強いところも弱いところもその不遇さも全部まとめて大好きです。




終わりに


この文章を書き始めた理由の最初は、スプラトゥーン3を買った当初、なんか各所でイカの話をすればするほど「スプラトゥーン3発売して友達とやるためにハードから買ったミーハー」みたいに思われている気がして悲しかったからです。そんなんじゃないんですけど。友達いないんですけど。

自分がネタみたいなことを言う性格なのでスクイックリンのことが好きなキャラみたいになっていますが、冗談抜きで大好きです。どれだけスクイックリンが好きかなんて、別に誰にも知られなくて良いです。でも自分がなんでスクイックリンのことを好きになったかを忘れたくなかったんです。

シンプルに書き残しておきたかったんですね。実際今となっては2022冬あたりのことはtwitterにも残っておらず、あんまり覚えていなかったりします。この記事自体も自分の中で美化されていたり事実と異なることを書いているのかもしれません。だからこそ早いうちに書いて残しておこうとして、スプラトゥーン3を買って始めたときから書いていたものがこの記事の原型になります。

その割に公開が遅くなりました。途中から結婚記念記事という名目で、別にウデマエがとかXPがとかがどうこうではなくスクイックリンと結婚したという事実を記念して記事にしていましたが、気づいたら一周年になっていて、気づいたらスプラトゥーン3のアプデの終わりが見えてきてしまいました。そしてグランドフェスティバル周りでいろいろ思うことがあって、そこをイカレポートに書いている過程で、スプラトゥーン3以前の話をしておきたいと思い、公開に至ったという感じです。




今回、これまでの自分自身の話は全部書きました。ほんとにこれ以上書くことないわ。満足しました。


ここまで読んでくれて本当にありがとうございました。

次回、イカレポート@2024秋。スプラトゥーン3最後のフェスです。よろしくお願いします。





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