「読書」してみる #2 非常時のことば
最初に読み終えたのは、高橋源一朗さんの「非常時のことば 震災の後で」でした。
言葉を失うような事に直面して、何も言えないこと、何かを言おうとすること、書くこと、読むこと、読めないこと、読めること、そういう私たちの大切な気持ちが本に詰まっているように思いました。
良い文章とその対極にある文章。それを引用して、その感想や解釈を、熱い気持ちを込めて、そして滑らかに書かれた本でした。
著者の頭の中には、どんな文章の世界が構築されているのでしょうか。これから私は、文章にふれる時、話を聞くときに、それを堪能したいと思いました。
もちろん、これから読む文章、聞く話が、どんなものかは事前にはわかりません。自分に取り入れるものが良いものであることを願いたいと思います。
ISBN978-4-02-250991-8
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