見出し画像

はじめての競馬ゲーム

少し前、「ひさしぶりに遊んでみたいな」という話になり、友人とゲームセンターへ行った。

目当てはメダルゲーム。音ゲーやUFOキャッチャーのエリアは通りすぎ、とりあえずメダルを500円分買ってみる。

どれで遊ぼうかとうろうろ物色してると、競馬ゲームの前に行き着いた。

画像1

こういうやつ。

席も空いているし、なにより友人と同じゲームをプレイしている一体感があっていいなとなり、これで遊ぶことにした。

とはいえ、実際の競馬はもとよりゲームすらやったことがないので、まず賭け方がわからない。なんとなく調べて(馬連…?ワイド…??)とあたふたしながら賭けていたら、みるみるメダルが減って残り15枚くらいになってしまった。

こうなってくると選択肢は2つ。しっかり頭を使って手堅く賭けるか、一発逆転の大穴に賭けるか。答えはもちろん後者。たぶん競馬とはそういうものだ。

賭けは、各席に設置してある小さいモニターから行う。出走馬リストには、各馬の人気度、直近5レースの成績、倍率が表示されている。倍率は賭け方と人気度によって左右されるようだ。なかでも1位の馬のみをドンピシャで当てる「単勝」という賭け方がもっとも倍率が高かったので、それで賭けてみることにした。

ゲームなので、勝ち馬を予想するための素材としては人気度と直近の倍率くらいしかない。第1レース。相変わらずよくわかっていないので、まずは一番人気の馬にベット。………2位。悪くない。悪くないが、これは単勝なので1位でなければ意味がない。2位じゃダメなんです。第2レース。再度一番人気の馬にベット。6位。笑っちゃうくらい遅かった。というか笑っちゃった。

メダル残り5枚。1ベット5枚からなので、これがラストチャンス。ここで少し予想を変えてみる。人気こそないが、直近の成績が右肩上がりの馬に賭けることにした。第3レース。選んだ馬は四番人気。勝てばおよそ3倍…。

!!!!!!!!!!!!!!!!

結果、1位。初勝ちな上に、少し頭を捻ったら結果が出たもんだから少しだけ舞い上がる。チョロいな、競馬。その後2レースくらい同じ読み方で賭けるがことごとく勝ち。気づけばメダルが30枚くらいに増えていた。これがギャンブル…!

思ったんだけど、馬の実力と人気と結果の関係、ゲームのくせになんかリアルだな。実際のレースで1位になるのは、成績が右肩上がりの馬。けど人気があるのはわかりやすく平均成績がよい馬。人間の世界も割とこんなもんだよな…。

そのあと調子に乗ってテクニカルな賭け方をしたら一瞬でメダルが消えました。人間の世界、こんなもんですね。

スキをしてくれるとたまに韻を踏みます。