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タミヤのヨンパチケッテンを楽しむ

「最近、何にハマってますか」と聞かれれば、「ケッテンクラート」と答える。
少なくともその程度には僕の興味を惹いているノリモノだ。

前輪がバイク、後輪が無限軌道、いわゆるキャタピラで構成された、「何がどうしてこうなった?」と思わざるを得ない突飛なメカだと思う。
大戦中のドイツでズンドコ生産されて、兵士を載せたり色んなものを牽引しては、その履帯で悪路をバリバリ進んでいたんだと思うと、ミリタリー知識の薄い僕でも「ドイツすげーな!」となってしまう。

これはタミヤの1/48スケールのプラモデル。
昔流行ったゴールデンハムスターより小さい。

成形色がグレー。乗っているおっさんも当然1/48サイズなのでえらく小さいのだけれど、ディティールがしっかりしてるのでかなり見栄えがする。

ジャーマングレーで塗ったあと、部分塗装と少し汚しを入れて完成(ということにした)。

パッケージだとダークイエローなんだけど、ぼかあね、渋いジャアマングレエが好きなんだよ。

見返り美人ならぬ、見返り兵士。
普通に運転しているフィギュアをあえて付属させないのがマニアック。

いかつい乳母車か強面の焼き芋屋みたいだけど、こっちは牽引用の電源車。パッケージのイラストで奥の戦闘機に給電してるのがコレ。

並べて。写真だと少し黒目に写ってるけど、実物はもう少し青みが出る感じに塗ったんだよなあ。(写真へたくそ)

「オイ!外れてるぞ!これじゃ引っ張れねーぞ(ドイツ語)」

「ちゃんと引っ張れてるか?(ドイツ語)」
「見りゃあ分かんだろすっとこどっこい!(ドイツ語)」

少し前に作ったティーガーⅠと並べて。
同スケールのプラモを並べると一気に世界が広がる感じがしてワクワクする。

「ここからは私が先導しますよ(ドイツ語)」

「こっちです。旨いラーメン屋に案内しますよ(ドイツ語)」

ちなみに、このケッテンクラートが数倍楽しめる書籍も出ていたりする。

ボロボロのケッテンクラートをレストアする様子を軸にしながら、どうやって曲がるのかとかエンジンはどんななのかといったメカニズムの解説なんかも、図説、写真、イラストをふんだんに使って掲載してあって、読みごたえがハンパない。
世界の好事家のニキ達がお互いのケッテンま持ち寄るとこなんかも載っていて、ただでさえマニアックなマシンがよりマニアックに楽しめる一冊。トイレに置いとくと出てこれない。

そしてこのケッテンクラートは、1/35スケールのプラモがアップデートされて5月末に発売されるのだ…!
アマゾンで扱い開始と同時に予約したので、届くのがすげー待ち遠しい。
ホビーショーの様子なんかも見る限り、パーツ構成がエグいことになっていて楽しみで仕方がない。

いいよ!ケッテン!

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