落語

落語を見てきました。
誰の?→三遊亭鬼丸(さんゆうてい・おにまる)さん
どこに?→さいたま市文化センターホール
なんて会?→浦和タロ人会 22回

おそらく埼玉県で聴取率ナンバーワンであろうラジオ局、NACK5で帯を喋る人気落語家さんです。(たぶんね)
落語も落語家も、得体が知れないから、基本的にみんなテレビでしか見ようとしない。
もったいないぜ。意外とラジオや雑誌のコラムなんかに登場してたりして、さすが言葉の芸人さん、聞かせてくれるし読ませてくれる。
鬼丸さんはラジオで昼間っから平気で漏らした話とかするし、もうノリが面白いので田園調布と自由が丘に住んでる以外の人はみんな「ゴゴモンズ」聴いてください。

今日のフライヤー。桃花さんのフライヤー、紙質がいい!


演目はこんな感じ。
開口一番って、ネタのタイトルじゃないからね!

落語は会の内容にもよるけど、だいたいひとネタ15分から20分くらい。その中にハナシの起承転結をちゃんと盛り込んで、たった一人で喋り切るわけ。不思議な満足感があるよ。

・優々「手水廻し」
・桃花「表彰状」
・紋之助「曲独楽」
・鬼丸「親子酒」「お見立て」

調べてみたら開口一番の「手水廻し」(ちょうずまわし、ね)は上方落語の定番らしく、初めて聞いたけど関西弁が心地よかった。
桃花さんは泥棒噺。弱々しい子分の演技がまあカワイイ。落語に出てくる泥棒って、「悪人だぜ!」って言うよりもむしろドジでちょっと抜けたコミカルな奴らばっかだから、聴いてるコッチもゴキゲンになります。

紋之助さんの芸は一気に持ってかれたというか、流石の一言に尽きた…!
文で書くと、「おじさんが一生懸命コマを回してる」だけなんだけど、会場の老若男女全員笑ってたね。ほんと凄かった。

鬼丸さんのネタは、もう定番。
「お見立て」は2月の池袋でもたしか演ってましたね。毎度毎度、杢兵衛のチョイキモな演技に笑わされます。
時事ネタ系のクスグリを入れてくる内幸町と違って、ちゃんと練り込まれた二席。圧倒的ホームの会場で、本当に楽しそうでした。大満足。




落語ってよくわかんないし、誰を見ればいいかわからない!って人向けの「ファースト落語」には、三遊亭鬼丸さんを激推してます。
大衆娯楽とはいえ古典芸能だから、合う合わないはあるかもしれないけど、映画や舞台と違った非日常を味わえるよ。オヌヌメ。

あと、ほうぼうで「落語好きなんすよね」っていうと、「ああ、笑点とか僕も観ますよ」って返ってくるけど、あれ大喜利だかんな!

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