※二人は高校のクラスメイトという設定です。 週に一度のLHRの時間。今日の議題は一か月後の日帰り遠足のリーダー決めだ。 リーダーの仕事は、前日までの準備や当日の点呼といった幅広い物だった。 「女子のリーダーは愛乃ちゃんがいいと思いまーす」 「え!」 友達の一人が手を挙げて大声で宣言する。 突然の指名にわたしは驚いたものの、強く拒否をするほどのことでもなくて、周囲の様子をうかがう。 「いいじゃん」 「愛乃ちゃん、しっかりしてて頼りになるし」 「賛成! 賛成!」 反対
※二人は高校の同級生で、勇利が珊瑚に片想いしている設定です。 その日、あたしはクラスメイトの勇利くんに誘われて街に出た。 「はやくはやくー!」 「そんなにはしゃぐなよ。ジェラート屋は逃げやしないって」 「数量限定のピタヤ味狙ってるんだもん」 「……珍しいもんがあんだな」 トントンと靴のかかとを鳴らしながら勇利くんより二、三歩先を歩く。くるりと振り返ると、彼はゆっくりマイペースについてくる。もうっ、早くって言ってるのに! 第一、ジェラート屋さんが新しくできたから一緒に行
8人分の登場人物設定を作ったので記録しておきます。 物語を書く時にはこれに加えてシチュエーションも設定します。 男子圭史(けいし) 金髪の猫っ毛でグレーの色素薄めの瞳 騎士道精神があり、女性や子供に当たり前に優しい 服にはお金をかけていて、シンプルだがおしゃれ 琉生(るい) 黒髪の無造作ヘアーと漆黒の瞳 鋭い目つきで、一見すると近寄りがたいが、意外と常識的 服にこだわりはなく無難 勇利(ゆうり) 赤い髪を絶妙に流している 少し長め チョコレート色の瞳 派手でおしゃれな服