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教わる・教えるの発見

先日、私のようにWebページ制作をしてみたい!という方々へ、私が約1ヶ月勉強してきたことを教える機会をいただきました。
今回は教わったことを誰かに説明することで自分の理解を深めることを体感しました。そして、相手に何かを教えるうえで、これは大切だなと感じたことがあったので、今回はそれについてまとめていきたいと思います。

相手に何かを教えるうえで大切と感じたこと

1.“相手が何を知りたいか”を明確にしておくこと

少人数であれば、相手が何を求めて参加してくれているのか、目的を把握することが大切だと思います。教える側は限られた時間や回数で、参加者が目的を達成できるようにしなければなりません。目的が明確であれば、何をどのくらいのボリュームで伝えれば良いのか、実践の時間は必要か/否かなどの判断ができます。

2.独りよがりにならないこと

1.とも関係しますが、つい自分が学んできたことをあれもこれも相手に伝えたくなります。でもそれは、相手の目的からは逸れることかもしれません。良かれと思って伝えたくなっても、実施の目的を考えることで独りよがりの教え方にはならないなと感じました。

3.時間配分の確認をすること

時間をオーバーすることも良くないですが、時間を余らせることも良くないですね。早く終了しても5分前くらいでしょうか。
今回スムーズにJimdoでのWebページ制作が進んだので、20分程時間が残ってしまいました。早く終わった時のことを考えておらず、同じようなことを何回も言っていたように感じます。
プログラムの時間配分を考えること、万が一早く終わるようなことがあったらどうするか考えておくことも必要だと思いました。

4.アドリブも大切、でもリハーサルも大切

私の場合は、セリフがあるのに慣れてしまうと、それがないときに焦ってしまうので、話したいことをメモするにとどめて、なるべくアドリブで話す練習をしています
ですが、アドリブで話すと言っても時間配分の確認も含めてリハーサルが必要です。まだ人前で話すことに慣れていないので、1回のリハーサルで全て確認することができず、2回は最低でも必要だと感じます。リハーサルをしても本番になるとその通り運ばないこともしばしばなので、アドリブ力を鍛えながら、リハーサルでの確認も怠らないようしたいです。

Webページ制作について教えるうえで大切と感じたこと

1.専門的用語を使わず、どのように説明するか

IT用語はカタカナが多いです。私はITの資格試験の勉強をしていたとき、このカタカナの多さに嫌気がさしました。たった一文の意味が全くわからず、調べて調べてやっとイメージが沸いたなんてことはしょっちゅうでした。
初心者の方々に伝えるときは、専門的用語をなるべく使わずにイメージが伝わるように説明することが大切だと改めて感じましたし、それには私(教える側)の理解が腹落ちしてないと伝えるイメージ図が変わってしまいます。理解度+説明する力が必要だと感じました。

2.達成感を味わってもらうにはどうしたら良いか

今回、Jimdoを使ってまずはWebページ制作を体感してもらいました。
Jimdoは簡単にWebページ制作ができるツールですが、私もそうだったように初心者からしたら簡単でも難しくてもWebページが作れることはとてもすごいことです。
自分で作れたという達成感を味わってもらうには、どのくらいのスピードで教えるのか、どの程度から自分自身でやってもらうのか、そのバランスを考えるのがとても難しかったです。
私は最近、「手取り足取り教えてもらう(やってもらう)ことは自分の成長機会が奪われていることかもしれない」と言われてハっとしました。自分が良かれと思ってやったことは、相手が何も考えずにできてしまうことに繋がり、最終的に相手の成長機会(達成感を味わう)を奪っているかもしれない…過去の経験も含めて反省しました。
失敗から学ぶこともありますし、失敗を繰り返した先に達成感が味わえることもあります。自分自身でいろいろと試す機会をつくり出すと同時に教える側は、どうしようもできなくなったときに頼ってもらえるように勉強しておくことも大切だと感じました。

オンラインで教えることについて感じたこと

1.想定と違う動き(表示)になったときの対応

何か困ったとき、対面で教える際は一緒にパソコンをのぞき込んで、「こうしてくださいね」と言えますが、オンラインの場合は、まずどんな画面になっているのか説明してもらってイメージするか、画面共有してもらうかで確認しなければなりません。大変だなと思う一方、対面では先生が共有しない限り、困っている人と先生の間で問題を解決して終わっていました。しかし、オンラインでは自分にも起こり得る問題として他の参加者にも認識してもらえて、大人数の授業などでは同じ質問をされることが少し減るのかな…なんて思いました。

2.表情だけでは困っているのかわからない

マスクをしていたらなおのことですが、画面に映る部分の表情だけでは困っているのか真剣なのか、判断がつきにくいと感じました。
大人数では画面に映る部分だけでは表情からその人の状況を察するのは難しいだろうなと思いました。

1、2を踏まえて、困ったらすぐに声をかけられるムード作りも重要だと思いました。


私は、楽しんで学んでもらうことがなにより大切だと思います。楽しいという気持ちからさらに好奇心がわき、それが学習意欲につながると思うからです。
今回皆さん、最初は「えっ、今日早速作るんですか?」と少し緊張されていましたが、終わる頃には「こんなに簡単で楽しく作れるなんて思わなかった!次回も楽しみです!」とおっしゃっていました。
楽しんでもらえて良かった!と思うと同時に、私ももっと勉強しようという気持ちになりました。私も半歩先を行く程度かもしれませんが、勉強したいと思ってくださる方のためにも自分のためにも勉強を続けていきたいと思いました。

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