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誰もが自ら望む住環境を、当たり前に手に入れられる社会を創る

たけのこハウス

代表 竹下 雄貴さん 

同社は障害のある方のお部屋探しをサポートする不動産屋だ。

代表の竹下雄貴さんは、不動産会社に勤務していた頃に、障害者の家探しでは、障害を理由に入居審査が通らずに物件がなかなか見つからないという課題を目の当たりにした。障害の有無、種別を問わず、誰もが住みたい部屋に住める社会を創るため、お客様に寄り添ったサービスで地域での新しい生活を力強くサポートしている。

障害のある方の中には、外出が困難な方や、自身が落ち着く環境で相談したいという方も多い。同社では相談者の自宅等への訪問サービスと内覧代行を行っており、物件の提案から内覧、契約まで相談者の自宅で完結することができる。契約後には困りごとがないか、様子を伺いに訪問することもあるという。

最近では高齢者からの相談や児童養護施設から賃貸契約に関する講義依頼も増えている。「物件探しだけではなく、その後の生活をサポートする事業も幅広く展開していきたい」と語る竹下さん。
SDGsの基本理念である「誰一人取り残さない」社会の実現を地域から叶える同社に今後も注目したい。

※尼崎商工会議所所報「あくしい」2024年4月号より一部追記・加工して掲載