仕事ができる・できない
私は短期間の間だが百貨店の商品搬入のアルバイトをしたことがある。内容はいたって簡単で地下に運ばれてきた商品を催事会場までエレベーターで運ぶ。そして、各業者の店に行って置き場所を確認して、指定されたところに置くだけである。
言葉を選ばずに言うと「猿でもできる仕事だ。」
職場には年齢が40、50代の人が中心で私は若い部類であった。
仕事ができていた私は、アルバイトを仕切っているに人には比較的に可愛がってもらえた。ある程度仲良くなってくると次第に愚痴を聞かされることになっていた。
このバイトは短期間なので人の出入りが激しく、毎回新しい人が参加する。その中で仕事のできるできないが顕著なのだろう。
このバイトも商品を搬入するだけといっても、店の人との会話は大切だ。「商品をどこに置くか」、「いまは声をかけてい邪魔にならないタイミングか」など考えて行動しないと店の人からの印象が悪くなり、対応が雑にされてしまう。アルバイト中は何回も店に商品を置き行くので、印象が良くないと、店の人が忙しいときに後回しにされることが多くなり、結果として仕事の効率が下がってしまう。
私は配る側だから、そこまで気にならないが指示を出す人からしたら目につくのだろう。そこで頻繁に愚痴を聞かされる。
これを聞いたとき、アルバイトですら仕事ができないと、本人がいないとこで不満を言われるのだから、仕事ではもっと言われるのだろうなと恐ろしく感じた。さらに、その評判は感じた本人だけにとどまらず、周りの仕事ができる人に伝聞され、広まっていく。気が付くと、本人が気づかないうちに四面楚歌となっている。
これの怖いところは、仕事ができない人に何も感じていなかった自分もその人を仕事ができない人というフィルターを通してしまうことだ。同じ時給で働いているのに仕事量が違うとなってくると、こちらにもだんだんと不満がたまってくる。その人は悪いわけではないのに嫌な気持ちになってしまう。
こんな体験をすると、仕事は自分が活躍できる場所を選ぶのが吉だなと思います。仕事ができると周りの人も勝手にいい印象を抱いてくれて、環境は良くなっていくでしょうし、少なくとも仕事ができないことから生じる、印象の悪化は避けられるのです。
仕事を選ぶときの指標にしてみたいです
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