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小説

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トレード日記風の小説です。
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(えっ、これって泥棒にならないの?金に困っているのか?)四郎はちょっと頭が混乱し、何と返答してよいか困ってしまった。高橋先輩はトイレットペーパーのことについて何とも思っていないようで 「お前知ってる?NTTの株の事」

また週があけた。先週にFXでの損失分を取り戻したい。まずは仕掛けはリスクリワードが良いところまで待つことを心掛けることにしょう。

昨日の爆損でトレードに自信がなくなった。そしてまたトレード本を買って読む。何でも良い。儲けるヒントを見つけるために。同じ場所をぐるぐる回っている、メビウスの輪である。読み終えた数日間は儲けられるという甘い考えが、何も変わらない現実を突きつけられる。

1月21日Sat昨日のクロス円通貨は下を試してから保合を考えていたが、予想に反して円が売られた。ドル円は日銀高値から三角保合を形成しそうだ。日経先物は想定通り、切り下げかラインをブレイクして上昇した。

1月20日、昨日はドル円の仲値トレードを行ったが散々の結果であった。仲値にかけての買いは無く、日銀イベントで行って来いの影響がったのであろう。今日はゴトー日なので仲値トレードの狙い日であるから、昨日の負けにこだわらず仕掛けていきたい。

作られた兜の置物などが置かれていた。このホテルは旧道沿いの山の中腹の斜面に建てられているので、フロントが建物の5階にありロビーから箱根のホテル街を一望できる。ロビー前にある中庭に出て箱根の山々を眺めてみる。トレーダーの性なのか、相場の状況が気になりだしてスマフォを取り出す。

予約サイトに掲載されていたホテル施設を紹介した写真と現実の落差が激しい。フロントには定年間際か、もうその年を過ぎていると見た目でわかる小柄の男性が「ご予約のお客様ですか。チェックイン時間までしばらくありますので、しばらくソファーでお待ちください」と声をかけてきた。

または外資に安く買い叩かれた。それでもこのホテルは人件費や設備投資を切り詰めて、なんとか乗り切ったのだろう。だが、バブル崩壊後、インバウンドにより観光業も盛り上がってきたところに、流行り病の発生である。このホテルの施設を見れば、経営が綱渡りであるのが一目瞭然である。

仲値トレードを終えて一息ついたが、新年早々に確定申告の準備を始めた。申告するだけの稼ぎは無いが、本年の損失繰り越すためだ。損失の繰り越しは3年間認められるが、今年も儲けがないのでなんの役にも立たない。「来年こそは」と毎年のこの時期に思うのである。

昨夜発表された米消費者物価指数(CPI)の悪化により、米国株は上昇した。ドル円は、ドルが売られた。 実家では普段のトレード環境が整っていないので、相場の動きだけ監視するつもりであったが、発表時に俺は実家で炬燵に入って寝てしまっていた。

実家の炬燵から這い出て、コーヒーを淹れる。床に寝ていたので腰が痛い。スマホを握りしめて寝落ちしていた。床に転がったスマホを拾い上げて、昨夜の相場を確認する。米国の経済指標の発表があったが、想定していたほどのインパクトはなかったみたいだった。

箱根湯本から歩いて10分ほどのところにある、しなびたホテルに宿泊した。金曜日だからか、フロントには宿泊客はおらす俺だけだった。チェックイン時間より早くホテルまで着いてしまったが、それだけが理由でもなさそうだった。バブル崩壊後、団体客が減り団体客用に作られた多くの観光ホテルは廃業、

連休明けのゴトー日。仲値トレードをやるには絶好のチャンス。しかし、9時過ぎからドルを買う勢いがあり、仕掛けるタイミングが難しい。仲値が決まる前の9時半ごろまでに一旦押しをつける癖があるので、それを待つ想定であったが、この勢いでは押しも見込めないので、昨日終値ライン抜けでロングした

今日は連休明けの五十日なので、定番の仲値トレードができそだ。動きがありそうだから20Pipsの値幅を狙えるだろう。ここで儲けが出れば、俺の好物、昼ご飯にシュウマイ弁当が食べられる。シュウマイ弁当も値上げされて、俺の稼ぎでは気軽に買えなくなった。