“BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-参戦記念オリジナル楽曲コンテスト”あまみ×ひなみ「Paradigm Shift」の話

どうも。最近インスタに流れてきた儲け話系の広告に「#限度額系女子」って書いてあってゲラゲラ笑った天海ちはまです。限度額系女子ってなんだよ。

さて、タイトルの通り制作にあたり色々考えたことや裏話などを書きます。少し長くなるのでお時間のある方はぜひご覧ください。

読み進めるごとに文体が崩れて適当な文になっていくかと思いますのでご了承いただければと思います。ちゃんとしてる部分は、"意外としっかりとした人なんだな"ムーブです。

まず、今回「Paradigm Shift」で天海ちはま、そしてあまみ×ひなみを知った方もいると思うので少しだけ自己紹介させてください。

・天海ちはま とは

VTuberです。
全然配信しないですが、大人向けな話題が多めです。ファンの方の男女比率は10男性です。
ほしいものリストを載せたら載ってないものがよく届いてます。(クソデカカラーコーンとか来ました。)

・実際に試合を拝見した感想

本題の通り、BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-参戦記念オリジナル楽曲コンテストにて、拙作「Paradigm Shift」が採用をいただきました。大変嬉しく思います。やったぁ!

(50:07あたり〜Paradigm Shift発表)
レギュラーステージ インターリーグ戦
第1試合 APINA VRAMeS vs SUPERNOVA Tohoku
大将戦にて拙作が発表されてYU11選手、LEON選手のお2人が完全初見で試合に臨まれました。

私はSOUND VOLTEXのセンスと技術を全くと言っていいほど持ち合わせておらず、「選手の皆様のプレーのここがすごい!」みたいなことは中々言えないのですが、そんな私ですら毎試合ドキドキし、思わずウルっと来てしまうシーンがたくさんある熱い試合を毎回魅せてくれます。こればっかりは実際に見て感じて欲しいです。

配信後に縁あってスペースにてLEON選手とお話させていただいたのですが、試合の感想を話しているうちに泣きそうになってしまったのは内緒。なんか適当にごまかして普通に話せた気がします。だって試合であんな姿見て熱くならないわけないじゃん。誰かが本気で向き合って頑張ってる姿ってかっこいいよね。両チームとも本当にお疲れ様でした。そして素敵な試合をありがとうございました。

・そもそも公募に出す曲は全然違う曲だった件

実は公募締め切り直前には全く違う曲が完成していて、出す準備まで終えていました。
しかし、歌唱のひなみさんと声を揃えて

「あれなんかこれ通らない気がしない…?」

みたいな感じになって急遽別の曲を作ることになりました。(締め切り2日前とか)元の曲はParadigm Shiftとは何もかも違うEDMでした。

さすがに公募直前でどうしようかとは思いましたが、以前ひなみさんと「ビジネス用語とかを意味もわからず適当に並べた曲とかやりたいね〜」と話したことを思い出し、頭の片隅から引っ張り出してきたわけです。

そして私はなんと言ってもバンド出身。そこそこ真面目にギタリストをしていたわけです。Falilvとかパスコとか好きなのでそっち方面にしたいな〜なんて考えながら必死に手を動かしました。

バンド時代の写真。機材キモいね。ついでに言うと髪もクソ長くてインナーカラーで青だった。

Twitterにも書きましたが、元々Aメロは歌メロを入れる予定で作っていて進捗をちょこちょこひなみさんに送っていたのですが、ひなみさんから「いやこれ絶対Aメロスクリームしたほうがいいよ」との返しに年甲斐もなくイヤイヤ期の俺。何度かの攻防戦の後、今回はひなみさんの勝利に終わりました。

人生で初めてスクリームを録ったのですが、まーしんどい。YouTubeでスクリームの出し方を調べて見様見真似で録音。そちらの専門の方には怒られるかもしれませんが、エモ・スクリーモをはじめ、メタルからジェントまで今までたくさん聴いてきたので許してください。

歌詞に関しても、ネットで「ムカつく ビジネス用語」とかで検索をかけたり、かつての上司などに言われた腹立つことを思い出しながら頑張って書きました。まじで横文字めちゃくちゃ並べてきてわけわかんないやついるよね。

そんなこんなで締め切りに急かされながら、6時間でParadigm Shiftを書き上げ、爆速で歌唱データを返してもらって完パケに至りました。

時間がない中、本当に丁寧で最高のテイクを送ってくれたひなみさん、ありがとうございました。いつも無茶なキーでデモを送ってごめんなさい。まだいけますよね?よかったです。

・曲作りの時間はかなり短い

子供の頃から親に「おしりに火がつかないとやらない子」と言われていました。夏休みの宿題は8/31に激焦りでやるタイプなので、真面目にコツコツできないタイプです。

今回も6時間で書きましたが、実はいつもそんな感じです。良く言えば短期集中型、悪く言えば怠惰です。

例えば30曲の発注が来ていて、納期が3ヶ月後だとしたら "最後の1ヶ月で書けばいいから最初の2ヶ月は遊べるな〜!" と未来の自分に苦しみを投げてまずは自分を甘やかしていることなど多々あります。あとで泣きを見るのはわかっているのでこの辺りは治したいですね。今後の自分のためにもしっかり書いておきます。

しかしながら短時間で曲を作るというものはそれなりに勢いが乗るものです。睡眠不足で全速力で駆け抜ける楽曲、まさにParadigm Shiftの世界観にはおあつらえ向きなスタイルだったのではないでしょうか。いや、治しますよこの悪い癖は。

・曲作りをする時に絶対に意識していること

なんも考えてないように見えるかもしれませんが、自分の中でいくつかルールがあります。

・イントロは長くても20秒台前半で終わらせる
これは単純に飽きるからです。これ以上長いと個人的にはAメロ行く前にもういいやってなります。作曲を始めた頃とかはすんごい長いイントロとか作ってたような気がします。

・Aメロは楽曲の印象付け
この曲がどんな曲なのかをプレゼンする大事な場所です。後で裏切ろうがなんだろうが"表向き"の印象を大事に作ってます。

・Bメロは技術力
この辺りが作曲家としての技術が試される場所なのかなと思っているので、裏切ってみたり、2Bの時は1Bとの対比をつけたり等々です。飛び道具的なSEやエフェクトを使うことが多いのと、サビ転調良くするのでそれの準備をしたりとか。

・サビは勢いとキャッチーさ
どれだけ音数をつめようが、サビメロはキャッチーにすることを心がけています。あと勢い。どれだけ気持ちよくなれるかが勝負です。たまに白目剥きます。

・1コーラスは必ずいっぺんに作る。
今日はAメロかけたから明日はBメロからやるか〜。なんてことはしないです。次の日Aメロ聴いたらクソじゃね?ってなることがあるから。上がろうが下がろうが全く同じ熱量で書いた方が統一性があってやりたいことが迷走しにくいから。というのが過去の経験から学んだ事なので一気にやります。

音ゲーに関してはプレイアビリティも担保しないといけないのでやや無理にでも音数を増やしています。でもキャッチーさは損なわずに。


的な!!!!真面目な事書いちゃったけど、曲作りに詰まったらAVとか観ますし、ウーバー頼んでドカ食い気絶とかしてます。

・まとめ

今回公募に参加して、久しぶりに音楽って楽しいって思えたのは本当にいい経験でした。
これからも音ゲーをはじめ、いろんな楽曲を皆様に聴いていただけるように日々精進してまいります。

プロ選手の皆様
音ゲーマーの皆様
いつも応援してくれるリスナーの皆様(これからもよく褒めて)
遊んでくれるVTuberの皆様
何かと相談に乗ってくれるK氏
そして最高の共同製作者、日南結里さん

この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございます。

最後に最近のうちの猫の写真を貼っておきます。

ひでぇ顔だなお前


おわり。GG

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