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ハワイ旅行-その8・ハワイとココヤシ

南国のビーチと言えば、有名なココヤシ。もちろんハワイにもありますがちょっと事情があって…?

ココヤシとは

ココヤシは30メートルにもなる大きなヤシで、一般的なヤシの木のイメージそのもの→🌴
さらにその実はココナッツとして食べることもできます。また、幹は材として扱え、南国の島々では貴重な大きな材木としても使え、ココナッツの殻は容器、葉は屋根などに使える万能植物です。
さらに、ココヤシの実は水に浮くことができ海流に乗って遠くまで運ばれます。日本でも黒潮に乗ってやってきます。

ハワイのココヤシ

先ほど、海流によって運ばれると言いましたが、ハワイのココヤシはそうやって自然に来たものではなく、人間によって持ち込まれました。
実も幹も葉も全部使える植物はめったにないですから、海をはるばる超えてもってくる価値があるほど利用効果があったのでしょう。

ココヤシは伝統生物

ココヤシは人間の手によって持ち込まれた植物ですが、外来種という扱いにはなっていません。日本も江戸時代以前に入っていた生物を外来種としては扱っていませんが、固有種の多いハワイでは外来種とは別にマオリ人がもいこんだ生物である「伝統生物」という区分があり、それに分類されます。
この伝統生物は外来種と異なり伝統的な生活を維持するために保護するべきだが、固有種の生存を脅かす場合排除するというようになっています。
この伝統生物には豚やネズミといった絶滅原因の常連がふくまれており、自然保護と文化の共存が難しい原因となっています。

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