雨音 慶
音に乗せて歌になってどこか遠くまで飛んでいってほしい言葉たち集
今までのお話をまとめました。隙間時間に寄り道がてら、読んでいってください。
そんなに握りしめなくても大丈夫だよ、離さないから
あなただけを覚えていたいから、わたしはここに留まります
欲しいものを聞かれても、思いつかない、あなた以外
あなたが幸せじゃないと耐えられないのよ
用はないよ、会いたいだけ
あなたが寂しさに負けるなんてね
あの子はいつも内側で見えない何かと戦っている
何があなたをそんな顔にさせる?
心を押し殺してまでしなきゃならないことなんてないはずなのに
優しいねと言われる度にひび入る何かが
選ばれなかった側の好きはどこに行けばいいんだろう
人から好かれるのが当たり前の環境で育ったあなたの悪気のないそれは優しさのつもり
たったひとりに愛されることになにも敵わない
この人はいつも帰る場所であろうとしてくれてるんだと気づいて泣いた
もう少し人間として生まれてきたことに絶望しないでいられるようになりたい
待ち続けてもたぶん 私の元へは帰ってこない 思い出になる一歩手前に立っている