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ん? 事業失敗?

こんにちは。

あまてらすプロジェクトです。


今回は私たちが手がける太陽光事業の進捗状況をお話ししようと思います。


話は遡って3月17日
教育委員会へのプレゼンから、早々に解答をいただきました。その中で大きな課題となったのは体育館の改修工事のタイミングです。
島根県の県立高校の建物は20年に1回7ヶ月間の工期で体育館の改修工事をすることになっています。
今すぐに改修の話はありませんが、隠岐島前高校は前回の工事から18年が経過しており、あと2年弱で改修のタイミングを迎えることになります。もし仮に体育館にパネルを貼った場合、数年後には一回全ての発電装置を撤去し7ヶ月後に再度貼り直さなければなりません。別途費用がかさみ7ヶ月間売電が出来ない状況から、利益を回収する時間が先延ばしになってしまいます。
以上の理由により、体育館へのソーラーパネルの設置は一旦白紙に…


おっと?


じゃあ、どこに貼るの?


ということでGoogle earthで島前高校を上空から見ていて思いついたのが、4箇所。

1つ目は
通路作戦です。
工事規模は大きくなってしまいますが、校舎から三燈寮の前までアーケードを設置してその上で発電する計画です。寮生は雨の心配をせず学校に登校することができますが、この道は斜面から吹き上げる海風が強いため、太陽光パネルが吹き飛ばされる懸念が。

2つ目は
テニスコート作戦です。
ここなら日陰になることもなく、太陽光を受けて発電することができます。しかし、野球部が練習しているフィールドの近くであり、ファールボールなどが飛んでくる危険性があります。


3つ目は
グラウンド作戦です。
ここには野球部の部室があるのですが、パネルを分散させることで設置は可能です。ですが、グランド正面が傾斜のある立地のため、日の入り具合によっては、太陽光を全面に取り入れられるか不透明なところ。


最後は
カーポート作戦です。
こちらも通路作戦と同様に工事規模は大きくなりますが、赤く囲んでいる範囲をカーポートで覆ってその上にパネルを貼る作戦です。ここにはキュービクルと呼ばれる設備(高電圧を施設で使えるまでに変圧する機器)があり、配線にも無駄がありません。先生方はカーポート下に自家用車を停められ、学生は校舎から体育館への移動の際、雨をしのぐことができます。総合してメリットが上回るこの「カーポート作戦」が今現在、第一候補となっています。


この4つの設置案をES技研と呼ばれる設備工事業者さんに提出して、実際に設置可能か見積もりを取り、決定する流れとなります。それが済めば、いよいよ環境省の補助金を申請する流れになります。

着工は、交交株式会社の他事業と一緒に行うため来春を予定しています。
それまでの期間は、寮のパネル設置に向けて県や海士町と引き続き交渉をする計画です。今後の活動も見守っていただけると幸いです。


と、いうわけで今月はここまで。


最後まで読んでいただきありがとうございました!


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