見出し画像

離島の福祉施設から世界の皆さんへ

こんにちは、海士町(あまちょう)社会福祉協議会です。

このたび、noteを始めることになりました。

日本海の島根県沖合約60Kmの隠岐諸島
その一つ、「海士町」(中ノ島)
かつて、「遠流の島」とされ、後鳥羽天皇が配流の身となり、この「海士町」で17年余りをこの島で生涯を終えられた地とされています。

島の玄関口 菱浦港

フェリーで海士町に着くと「キンニャモニャセンター」に降り立つ事ができます。施設内を歩いて回ると飲み物などの自動販売機がないことに気づきます。なぜか… 
それは、「人と人がやりとりをする島のあり方」を提示しているのです。ここは必ず海士人(あまじん)と触れ合える島なのです。

後鳥羽上皇がくらしに不便に感じたのか?定かではありませんが…
海士町にはコンビニはないけど、心温まる親しみやすい商店がいくつもあります。商店に入るときには「ただいまぁ~」と。
また、信号は教育のための点滅信号が1つしかない(笑)
地域交流が盛んで、子どもも大人も不思議なほどに白熱する、綱引き大会やソフトボール大会。島民全員参加?の海士町大感謝祭(キンニャモニャまつり)は社会福祉協議会も参加し、みんなで踊ります。


綱引き大会に参加した時の写真(あと3回勝てば賞状でした)

今、社会福祉協議会に求められていることは多いと感じています。
人口2,300人 高齢化率40%超、町内には診療所が1ヶ所あるものの、入院施設がなく、介護福祉従事者に求められるニーズも高まっていました。そんななか令和5年4月、全国でも珍しく島内にあった複数の社会福祉法人を対等な形で、海士町社会福祉協議会が吸収合併。
益々、我々には多角的な視点からの「福祉」が求められています。

「正解さがしではなく、正解作り」をしていく……
日々の活動や海士町の魅力等をnoteでお伝えできたらと考えています。

小さな小さな島ですが、ここからnoteを通して
世界中の皆さんと繋がれたらうれしく思います。

施設のなど詳しいことを書いていると(伝えたいことも多く)
とても長くなってしまうので詳しくは下のHPをご覧ください
https://www.amasyakyo.com/

メンバーご紹介

#1という初めての記事なので
今回は広報委員のメンバーが都会では考えられない島の日常を「お気に入りの写真」で紹介します。

島のご紹介 「世界の?車窓より」(ひろき記)

「世界の?車窓より」

広報委員メンバーのひろきです。
毎日、20分、自家用車で通勤をしていますが、車窓からの景色には日々圧倒されています。(よそ見運転には気をつけて) 同じ景色でも、その日の天候や空気によっても異なり、その「自然」が、仕事前の私を優しく包み込み、仕事後の私を心から癒してくれます。
鳶(とんび)は大空を大きな羽で羽ばたき、キジは小走りで道路を横ぎり、蟹は我がもの顔で道路を歩いている魅力ある町・海士町です。


島のご紹介 「春」(しょうこ記)

「春」

広報委員メンバーのしょうこです!
「ないものはない」がキャッチフレーズの海士町。
電車もスーパーもカラオケもない海士町ですが、春には満開の桜が見れ、6月にはたくさんの蛍が飛び、夏には透き通った海で泳いでBBQ、秋には実った稲穂が広がり、冬にはシマメや岩のりなどの美味しい味覚がたくさんあります!
都会の生活では体験できない四季折々の体験ができる魅力ある海士町。私は満喫しています。


島のご紹介 「赤焼けに染まる」(もにか記)

「赤焼けに染まる」

広報委員メンバーのもにかです。
夏の夕暮れどき、日須賀という地区では映画のような光景が広がります。
海でサップをして町内でできたスイカを食べて、ふと見上げるとこの強烈な朱色に覆われた空。西ノ島(となりの島です)に落ちていく赤が時間とともに濃くなる光景はついため息がこぼれるほど圧倒的です。
繰り返す波の音、遠く聞こえる海鳥の声、ふとすると声をかけてくる散歩中のおばちゃん。
都会では感じることがなかった音と色彩になんだか気持ちが和らぎます。
そんな魅力ある町・海士町。


島のご紹介 「見てる、見られてる」(みのる記)

「見てる、見られてる」

広報委員メンバーのみのるです。
海士町の住民はいろいろな農作物を、自宅の庭や畑を借りて作っています。種や苗は商店で購入し果樹(柿など)も育ています。
その農作物の天敵がカラスや小動物です。案山子(かかし)や網で囲って農作物を守る方が多い中、たまたま見つけたのがこちら。
船のブイに顔が描かれていて効果覿面(てきめん)。面白い発見が多く、海が近い島ならではの風景です。そんな魅力ある町・海士町。 


島のご紹介 「太陽が釣れる島」 (あゆみ記)

「太陽が釣れる島」

広報委員メンバーのあゆみです。
「太陽が釣れる島」
釣り竿はその辺に落ちていた木の枝。
釣れたものは太陽。
そんな遊びができる海士町の夕暮れです。
島にはゲームセンターもコンビニもないので暇つぶしをしようとすると子どもと散歩になったりするのですが、毎日違った風景を遊びに変えれる。そんな楽しく、魅力ある町・海士町。


「ないものはない」
海士町を語る上で大切な合い言葉です。
 ~過剰なものはなくてもよい
 ~大切なものはすべてここにある
ひとつの合い言葉でも、考え方次第。
人生と同じかも?

日本海の島根県沖合約60Kmに浮かぶ海士町
そんな小さな島が持つ数々の物語をこれからもご紹介させていただきます

(海士町社会福祉協議会 広報委員会)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?