誰もがかかる、からこそ、責めない
次男が発熱。
懸命に消毒を頑張ってきましたが、防げないものがあるのは、もちろんのこと。
それは、仕方ない。
受験については、熱が下がってから、話し合い。
感染者として3月に再度、都立高校出願→受験もできるのですが、このまま私立に進む、と本人が決断しました。
もともと、学校の面談でも第一志望を書く欄に、どっちでもいい、どっちを上に書く?なんて具合でしたので、ここへ来て、決めることができてよかったです。
熱は40度まで上がりましたが、1日経たずに、下がりました。
苦しむわが子を前にしたら、私だったら、私のせいだ…と思ってしまうと思います。
自分がこの家族にコロナを持ち込んだからだ…と。
本当はそんなんじゃないって、ひとに説いてる、病気は誰もがかかるものだって特に今の時期のコロナ、誰でもかかる可能性があると散々説いてる、それなのに、私がスタートで息子が発熱していたら、私のせいだ…と苦しくなって、しかも都立受験直前のこの時期に、この家族に、自分が持ち込んだことで、試験を受けられない、となったら、もう地獄の底にいるような気持ちになるだろう、と想像します。
たとえ、最初から私立でも都立でも、と言っていたとしても、受けようとしてた子が自分のせいで受けられないとなったら、苦しくなります。
しかし、夫はとても平然としています。
驚くほど、平然としています。
それはなぜか。
本当に、誰もがかかるもの、誰のせいでもない、感染対策はきちんとした上で、それでも誰でもかかる、と心から思ってるからなんですよね。自分も責めない。もちろん、人も責めない。
私の考えは、矛盾しています。
人には、誰でもかかる、と言ってるのに、いざ我が子がかかったら、私のせいだ、…ってしくしくなる、わけです。
でも、夫は本当にそう思っている。仕方がないことはあるし、受け止めて、対策をどうするか、犯人探しをせず、対策を考えることが大切だと、私が講演で伝えていることを、そのまま実践しているのです。
大したもんだな、と思いました。
家族の誰も、パバのせいだ、と言わない、我が家の子ども達。
実際、小学生のほうが学校や習い事等で流行していましたから、本当はそっちからだったかもしれない。
でも発症したのは、夫。
そして、すぐに下がったとはいえ、40度の高熱の次男。
隔離した部屋で、自分は回復途中だったこともあり、様々にケアしてあげながら、それでも自分のせいだと思わない夫は、立派だと思いました。
私はまだまだ、修行が足りません。
夫のせいだ!とは思わないけれど、自分スタートだったら、私のせいだーと絶対になったはずです。
そのことを夫に伝えると、ほらね、俺がなってよかったでしょ?とドヤる声。まるで、望んで引き受けたかのような。(笑)部屋の向こうから。
まったく、勝てる相手ではありません。
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