専任スクラムマスターを置くべき理由を上司に説明してみる

こんにちは。天野です。

今年もRSGTが終わりましたね。いやー、楽しかったー。いろんな方と話して勇気をもらえました。自分は今年もコーチとしてコーチズクリニックをしていたのと、スポンサーセッションで最近の活動も少し紹介しました。

今回はコーチズクリニックやOST・雑談で何回か「スクラムマスターとしてしっかり取り組みたいけどなかなか必要性を理解してもらえない」といった話を聞きました。自分も組織の中で1人目のスクラムマスターとして活動してきたので、その悩みにはめちゃくちゃ共感します。

今は幸い「説得すべき上司」はいない環境にいますが、今ならどう説明するだろうかと考えてみたいと思います。

目的はパフォーマンスの高いチームを作ること

思い返すと自分もすごくやってしまった自覚がありますが、「スクラムやりたいです」とか「スクラムマスターやりたいです」といきなり伝えても、スクラムを知らない上司には寝耳に水です。

なので、今なら「スクラムをやりたいです」とは言わずに「パフォーマンスの高いチームを作りたいです」と言います。スクラムをやるかどうかはさておき、成果を出すチームを作ることに反対する上司はなかなかいないでしょう。

重要なのは、「ハイパフォーマンスなチーム」とは、タスクを遂行するだけのチームではないことです。自分たちで方向性を考え、意欲的に仕事に取り組み、チームで働くことに幸福と満足感を得られないといけません。タスクを上手に進められるだけでなく、メンバーも楽しくて仕方ないと言っている状態を目指したいです。

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ありがとうございます。書籍代に使ったり、僕の周りの人が少し幸せになる使い道を考えたいと思います。