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自分の人生に、責任をもつということ

このエントリはiCARE Advent Calendar 2023の投稿です。

こんにちは、iCARE 人事の こうのです!
早いもので12月中旬ですね。体感、まだ10月くらいなのですが、一体いつ冬になったのでしょう…。
2023年を振り返ると、個人的ニュース第1位は30歳になったことでしょうか。20代を振り返ってなにが1番ターニングポイントだったのかな、と考えた時に、自分の人生観を変えたのは婚活をしたことでした。
私のちょっと苦い思い出と、20代で気づいた大事なことを振り返りながらnoteを書こうと思います!


そもそもの婚活のきっかけ

とある方と高校生の時から7年ほど付き合い、そろそろ結婚かなと想像していたところで、振られてしまいました。今となっては笑い話ですが、当時は仕事も迷走していて人生のどん底に突き落とされた気持ちでした。
出会いもないし、自信も喪失。このままでは一生結婚できないかもしれない…そう思った私は決めました。そうだ!婚活しよう!

婚活と言ってもアプリや婚活パーティー、合コンなどいろんな手法がありますが、会員登録に独身証明書が必要な結婚相談所という選択をしました。

結婚相談所ってどんな感じ?

簡単に言うと、転職する時にエージェントさんにお願いする、結婚バージョンでしょうか。転職エージェントと同様に、いろんなタイプの結婚相談所があるので比較検討して入会を決めます。(サポートの手厚さから費用までも様々なのでよく検討しましょう)
まずは自分の情報と相手に求めることを担当さんと面談して、写真を撮って、プロフィールを作り上げていきます。自分はどんな人間なのか、結婚するのはこういう人がいいという内容を、担当さんがプロの腕前でいい感じに文章にまとめてくれます。
条件は、理想よりも"どこまで妥協できるのか“が結構大事で、「お相手の男性の希望身長も170cm以上ではなく、気にならないなら166cm以上にしてください。検索した時の人数が全然違います」と言われたことが今でも強く印象に残ってます。担当さんと相談しながら、絶対譲れないものと実は不要かもしれない条件を取捨選択していきます。

プロフィールが完成したら、早速データベース上でマッチングした人と初回のお見合いをします。転職でいう、カジュアル面談みたいなものです。だいたい60〜90分程度でお茶をするというのが定番でしょうか。
お見合いも何十回も重ねるとたくさんの面白い出会いがありますが、経験を積んでいくと、60分以内に聞きたい情報や相手の性格・雰囲気を収集するスキルがついていったように思います。
このお見合いという名のカジュアル面談で気が合いそうだなと思ったら、仮交際というステップに進みます。仮交際は何名でも平行して進めることができ、交際というワードがなんだか大げさな感じですが、転職でいう「選考に進む」みたいな感じです。

仮交際で何回かデートを重ね、この人とお付き合いしたいなと思ったら告白をして1人に絞った真剣交際になり、お互い結婚の意思で合意が取れたりプロポーズが成功した後に、「成婚退会」という形で結婚相談所を卒業します。
結婚相談所によっては、この成婚退会時にも成婚費用として料金が発生するので、本当に退会で良いのかはしっかり見極めましょう。
さらに私は、真剣交際となったお相手の結婚相談所に呼ばれて、初対面のプランナーさん達に囲まれ、お祝いの歌で出口まで見送られるという激ハズ体験をしたことを体験談としてここに残します。

ちなみに、結婚相談所の成婚率というと、結婚まで結びついたイメージがありませんか?でも、ここで指す成婚とは結婚をした人たちではなく、プロポーズをしておめでとう〜の段階です。いや、婚約の序の序ですよね。

成婚退会したらゴールだと安心していた私は、結果的に、1年ほどで婚約破棄という形でお別れをしました。
お相手の職場に合わせ転居し同棲もして、未経験の職種へ転職もした結果、残ったのは婚約指輪だけでした(すぐに売りました)。

婚活からの婚約破棄で気づいたこと

お別れをすることになって真っ先に思ったのは、「こんなはずじゃなかったのに……」でした。
実家を出て、相手にあわせて住む場所も決めたし、休みも合うように初めての職種に転職をしたのに!婚約指輪まで一緒に選んだのに!という気持ちでいっぱいでした。

ただ、同居相手がいなくなった部屋で1人でじっくり考えたときに、私は相手に幸せにしてもらうのを待っていたのかもしれない、ということに気づきました。
本当は、実家から出て別の環境で暮らしてみたいし、転職もずっとしたかった。でも一人で失敗するのが怖かったから、婚約者・結婚相手という経済的船に乗っかって、失敗しても「あなたのためにやったんだから」と責任を擦り付ける相手を探していただけなのかもしれません。

私は、自分のことを誰かが幸せにしてくれると思って20代の半分を過ごしてしまいました。でも、自分の人生はいつか自分で責任を取らなければいけないということに、20代後半でようやく気付いたのです。

婚活をすると決めて相手を選んだのも、実家を出たのも、転職をしたのも、誰かを理由にしていましたが、最終的には私自身の人生になります。
誰かを理由にしているとその存在はいつかいなくなり、次の一手が選択できなくなってしまいます。
でも、自分の意志に従って決めることでいつでも私自身が指針になり、荒波にのまれそうになっても立て直すことができるのではと気付きました。
こんな当たり前のことに気付くのに何年もかかってしまいましたが、とても大きなターニングポイントだったと今でも思います。

タイトルに戻って、「自分の人生に、責任をもつということ」

気が付いてから、これが自分の中で大きな人生のテーマになっています。
自分で人生の責任を持つということは、行動の失敗を受け入れる、言い訳をしないことにもなるので、自己分析もできて成長にも繋がると思っています。

また、20代前半の自分に伝えたいのは、自分で選んで行動し、失敗することは悪いことではないということです。
振り返ると、「失敗=ダメなこと」だと思うから、きっと失敗によって自分の価値を下げたくなくて誰かに責任を押し付けてしまっていたように思います。その日その瞬間で見たら失敗かもしれないけど、長い年月で見たら逆に成功の一歩かもしれないよ、と言ってあげたいです。

ちなみに前半で語ったように、【大金を払ってまで婚活して婚約破棄】という大きなズッコケをかましたように見えましたが、その後、転職先の現場の上司とお付き合いをすることになり、付き合って半年で結婚をしました。婚活していなかったら転職もしていなかったので、ある意味、結婚相談所のおかげで結婚できたのかもしれませんw
もしかしたらこんな風に、その時は失敗の選択だと思ったことが、将来的に人生を前向きにすることもあると思います。
人生100年時代。たった数日~数か月の選択ミスで自分の価値は下がらないよ、と思いながら30代の今日を過ごしているのです。

おわりに

皆さんの2023年はどんな年でしたか?
iCARE Advent Calendarも13日目。とっても素敵な記事が他にもたくさんあるので、気になった方はチェックしてみてください。
それでは、良いクリスマスとお正月を~!

iCAREが気になった方は、採用資料も是非!!


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