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iCARE入社1年。キックオフで振り返って

株式会社iCAREで人事をしているこうのです。
2022年6月16日に入社をして、1年が経ちました!

…と、ここまで書いた記事の下書きを約1ヶ月も眠らせてしまってました。
実は本日は、iCAREのFY24にむけた全社のキックオフMTG!(キックオフについてはきっと誰かが語ると思うので、感想は割愛します)
そこで、FY23下期の「特別賞」をいただいたので、この入社1年の自分を振り返るのにぴったりの日だと思い早速筆を走らせ、ようやくiCAREへの思いを文章にできました。

入社1年で変わった環境

入社してから今日までを振り返ると、人事総務部も組織的に大きく変わりました。
ちょうど一年前には人事総務部には採用と総務・労務とあわせERや情シスのチームがいましたが、今は採用と総務・労務と広報・PRチームがいる部署に変わりました。
自分自身もはじめての採用業務を2022年6月から挑戦し、今年の2月には労務業務もはじめることになりました。はじめての領域ばかりで怒涛の1年間でした。

実際に採用、労務をやってみて思うのは同じ人事領域といえど全くの別ものだということです。
採用でスカウトをうつのと、労務で就業規則の改定をするのは全く頭の使い方が違いますし、きっと向いてる性格も違うのではないでしょうか。
私の主観ですが、他の企業さんも採用担当と労務担当では雰囲気が違う気がします。
でも、人を採用して従業員として活躍してもらうということは、必ず採用と労務を繋げなければいけない間があるはずなんですよね。

さて、ここで主張をしておきたいのは、私は自分で望んで採用チームと労務チームを兼務しています。
人が少なくなったから渋々労務業務をやっているわけではないですし、採用チームが異動させてくれないから兼務になってしまったわけではないです。(こんなこと文章にすると誰かに言わされてる感ありますが、言わされてないですよ!笑)
上記の通り『採用と労務を繋げなければいけない間がある』ということは、人を責任をもって採用する上では労務知識がないといけないし、労務として従業員環境を整えるには採用計画や人事計画を理解していないといけないと思ったからです。

ただ、もちろん兼務できているのは会社の計らいがあったからだと思っています。入社してから私の上長は、ずーっと採用チームのらびーさんという方で、この方が本当に凄いんです。
私が「自分は文章のクオリティをあげることや細かいデータを見るのが得意なんです。人脈を繋げる、みたいな場はちょっと苦手なんです」といえば、適切な採用業務を配分してくれて
「採用もやりたいんですが、労務周りもやりたいんです」と言うと、労務と兼任するポジションを用意してくれました。(もちろん、人の出入りがたまたま私の意向にあっていたのもありますが)
iCAREは成長機会を用意してくれる会社なんだと、人事の私が胸を張って言えます。

総務・労務チームを兼任してわかったこと

労務知識がない中で業務をこなすのは本当に大変でした。
やればやるほどわからないタスクが何故かどんどん出てきて、毎日が驚きの連続でした。

労務の常識を知らない私は、今年の5月にはじめて60を超える自治体の住民税決定通知書が紙で来た時には白目をむきそうでした。封筒をひとつひとつ開け全部PDFにして、それを見ながら手作業でCSVのデータにした夜は、正直ちょっと泣きました(笑)

人事系の使用システムも、データベース管理、給与、勤怠で微妙に設定が違ったり、給与はこれとこれのシステム、確定拠出年金はこれとこれのシステム…と謎に多く、PC画面をマニュアルだらけにしながら唸りました。

そして、iCAREの従業員の方には過去のミスからたくさんのご迷惑をかけて謝ってばかりの半年でした。信頼を失った分、必ず取り戻さなければいけないとずっと今でも思っています。

でも、きっとこれが全国の人事の現実なんじゃないでしょうか。
書類という書類はほとんど紙でくるし、使うシステムは謎に多いし、労務と言っても給与計算や社保の手続きや健康経営ではまったく分野も違う。
だからと言ってたくさんの労務がいるわけではなく小さな会社ではひとり人事としてこなさなければいけない。従業員は大切なのに時間と人手がない。
本当に人事担当者の方お疲れ様です。

自分がこの現実を知った時、社外からのありがとうの声をみるとiCAREの事業を、半年前以上に本当に心の底から誇りに思います。
人事のコミュニティでおすすめのツールにCarelyの話が出てくると、全国のどこかの人事の方が救われたんだな~とにんまりしちゃいます。

そして、私はその救いをつくっているiCARE従業員の皆さんが、健康に働けることを守らなければいけません。
ここで指す健康とは病気を防ぐとかではなく、『安全な環境(物理・心理ともに)で業務する』とか、『困ったときに相談する、信頼がおける窓口がある』ことを目指しています。そのためには人事が信頼できる組織でないといけないですね、精進します。
私は売り上げを作ることも顧客対応もできませんが、それが会社のパーパス、働くひとの健康を世界中に創るにつながると信じています。

FY23下期の「特別賞」をもらって

正直、この半年はただ開けてしまったパンドラの箱を、みんなで協力してわーわーやっていたら終わっていたのでまさかという気持ちでしたが、
手探りで進んでいた自分の方向性が間違っていなかったんだと励みになりました。

ただ、今回のキックオフが自分にとって3回目でしたが、前の2回で、受賞した人が色々思い出して泣くというのを見ていたので、自分もいつかは…と思っていたのですが、結果泣けませんでした。
どうしてなんだろうと帰りの電車で考えた時に、ひとつめは「自分がイメージしている人事とまだまだ乖離があること」、ふたつめは「自分の中で、まだ当たり前のことしかできていなかった」からだと思います。

なのでこの賞は、頑張ったねの表彰だけではなく、もっと上を目指すための切符をもらったのだと思ってまた1年努力をしようと思います。

おわりに

社内の人にも「こうのさんって採用と労務、どこのチームの人なの?」と言われていると噂をきいたりしますが、採用&労務の人です!!
あえての採用&労務ですのでよろしくです!入社2年でむかえるFY24のキックオフには、胸を張ってまた参加できるよう仕事を楽しんでいきます。

また、iCAREでは一緒に働く仲間も募集中です。
カジュアルから大歓迎ですので、いつでもご連絡くださいね。


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