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「善人はなかなかいない」個人的感想

YouTubeで紹介されてた本

文学YouTuberベルさんの動画を観ていたら、「フラナリー・オコナー全短篇【上】」という本を紹介されていて、気になったので購入しました。

海外小説を久々に読んだ

海外小説は訳によって面白さが変わるので個人的に手を出しにくいです。

「プタナリー・オコナー全短編」について、まだ最初の短編「善人はなかなかいない」しか読めていないのですが、個人的にはシリアスな笑いという感じで面白かったです。

他の話も読んでみようと思います。

「善人はなかなかいない」あらすじ

アメリカの田舎に住む家族が車で旅行に出かけ、おばあちゃんの記憶違いによって人気のないところへ行ってしまい、脱獄囚たちと遭遇してしまう話です。

アメリカの田舎

主人公家族の住んでいるジョージア州を調べてみたのですが、田舎みたいですね。

田舎に住んでいる家族である、ということを認識しないと、こんな景色見てもしょうがないという子どもの台詞も理解できませんでした。

映画や小説、漫画などで若い人が田舎に行くとだいたいネガティブな反応している描写がありますね。

何もない、とか、田舎だ、とか。

そこは日本もアメリカも変わらないのかな。

ちなみに、作者のフラナリー・オコナーはジョージア州で育ったみたいですね。

おばあちゃんは漫 F画太郎みたい

おばあちゃんがユーモアと人間味があって、最後のシーンがシュールすぎて、どう表現したらいいか考えていたら漫 F画太郎みたいなイメージになってしまいました。

漫 F画太郎の漫画って、だいたいおばあちゃんが出てくるイメージです。

そして「罪と罰」漫 F画太郎バージョンを思い出し、また読みたくなってしまいました。

原作も好きだったのですが、あんまり理解できなかったのでまたリベンジしたいですね。

理不尽な不幸にあった家族の話

シリアスな笑いだのシュールだの漫 F画太郎だの感じたのはあくまで個人的に思ったことで、読む人によったら(というか私みたいな少数派以外は)全然笑えない内容だと思います。

アメリカの話だけど、人にとても共感できます。

昔に比べて物騒になったよね、と大人同士で話してたり、怒られるような失態を犯してしまったときの身体反応の描写とか。

キリスト教の話が出てくるのが海外小説だなという感じがしますね。

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