火曜日のうた 2
だいたい火曜日、私の好きな音楽についてとことん語ってみようと思います。ジャンルに縛りなし。
残ってる / 吉澤嘉代子
「朝帰り」の新定番曲。それまではドリカムの「うれしはずかし朝帰り」くらいしか朝帰りの曲は知らなかったのに…。
夏の終わりの少し俯いたひまわりと背景にあるベージュみたいな、そういう曖昧さが拭えない。だけどそこにあるくっきりとした黄色が消えず視界に残り続ける。
少し年上の先輩との…ようやく叶った恋だろうか。
はたまた、悲恋?白と緑の誓約書付きの?
歌の歌詞には、自分自身の人生を反映しがちですが、この歌は稀に生まれる、誰にでもある人生の瞬間を反映した曲なのかな、と思います。
「誰かが、タバコ消したけど」
「私の火は狼煙を上げて 燃え続く」
グッと、来ました。ここまでどこか受け身なイメージなのに、これを歌う女の子のなんと情熱的なことか、芯のあることか。
ぜひ、一緒に飲んでみたい女の子No.1です。
「まだあなたが残ってる」
私の、初めての朝帰りのあの日まで飛んでいって大好きな気持ちを増幅させて、どうか大切なものを気付かせてほしいなぁ。
ちなみに私は、「エモい」はギャップから生まれると思うんですが…「浮かれたワンピース」を着た女の子の「朝帰り」はい、まさにこれかなと勝手に思っています。エモいを説明したい時の、足しにでもどうでしょうか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?