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素数日

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いつの頃からか覚えていないが、厚洋さんが逝ってからの日数を数えるようになった。このnoteをを始めたのは、一年以上経ってからのこと。 命日だけではなく、記念日も思い出していたが、…
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2020年7月の記事一覧

終わりの始まりでしょうか?

終わりの始まりでしょうか?

 7月1日。
 今日から、煽り運転厳罰化がスタート。
 レジ袋の有料化スタート。
 何方も良い事だと思うが、そうする事によって新しい問題も出てくる気がする。

 真愛のようなおばあちゃんは、よく煽り運転をされる。
 高速道路では、80キロ以上で走っている軽自動車なので、ちゃんと追い越して行ってくれる。
 しかし、一般道路での(田舎の道)の方が煽られる。TVの特集で「煽り運転の7割が一般道路」と言っ

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彼の本棚

彼の本棚

 先週、カミユを読み読後感想を書いたが、もう、「コロナ禍と同じだった。」としか言えないほど忘れている。
 顰蹙をかうと思うが、夫が大腸癌で身体中に転移し、肺気腫も患っていたので、肺ペスト患者が亡くなる時の様子が「肺」を患った方の苦しみ・それを看取らなければならない者の苦しみが我が事のように思われた。
 極限状態の愛別離苦の悲しみは、亡くした愛しい人と重なり合って泣きながら読んだ。そして、「その中で

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あら!あんな所に

あら!あんな所に

 あら!あんな あんな所に 合歓の花  
               ー満望ー   
 厚洋さんがひねった32年前の句だ。
 山の中に家を建て、四方を木々に覆われていた頃の7月。
 二階のベッドルームから見つけた「合歓の花」だった。
 国語の勉強で「おじぎそう」の説明文の指導法について話し合ったときに
「道路の向こうに、でっかい「おじぎ草」が
 あったぞ。「おじぎ草」ってあんなに大きく 
 なる

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こんなに生きちゃった!

こんなに生きちゃった!

 20日ぶりの晴れ。
 お日様がこんなに眩しかったのかと思うほどに、刺すような光の中で「紫陽花の剪定」をした。
 noteの「手入れ」にも書いたが、美しく咲いてくれた花々をそのままにしておくと、来年は咲かないのだ。
 紫陽花の場合は、剪定をすること。
 来年の花芽を確認して切り落としていく作業は、意外と時間がかかる。また、何年も花芽から下を残しておくと株が広がり密集してしまい(コロナに罹る事はない

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680日

680日

 愛しい人が亡くなってから680日。
 口の開いたタバコ、飲みかけのお酒。
何を見ても、寂しくって会いたくて泣いていたあの頃から、680日も経ってしまった。
 身近な方を亡くされた人は、どう過ごしているのだろう。何時になったら安定するのだろう
 真愛は、未だに泣く。
 ただ、何かのきっかけで「涙腺」が閉まらなくなる状態だ。 
 あの頃は、引金がなかった。常に思い出し、一日中泣いていた事もあった。そ

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