愛にすべてを

お父様と同じところ｜am6:00｜note

気がつけば
LINEでの君の言葉は、タメ口も多くなった。

気をつけてね！
とか
食べてきたよ！
とか
ラーメン屋閉まってた😭
とか

先輩後輩だった僕らが
今はそんな言葉を交わし合う。
同じ部屋でこたつを囲んで、
ご飯を食べて、一緒に寝る。
車に乗せて、手を繋いで、寝顔を見る。
もう二度と会うことはないと思っていた人。

信じられない事実に、時折感動する。
鼻がつんとして目が潤んだ。
失いたくない。

なんだろう。
こんなに幸せでいいのだろうか。
こんな幸せはいつまで続くのだろうか。
幸せな日々をいつまで送れるのだろうか。
否、
幸せな日々をいつまで贈れるのだろうか。
こんな幸せがいつまでも続くようにしよう。

僕はそのために生きよう、だなんて
今の君には重すぎるね。
いつか君が同じように思ってくれた時に、
なんて。

僕らは夢見がちだ。
でも現実を見るのと同じくらい
夢を見るのは許されると思う。

でも夢じゃない。まだ先だけど。
明日は24時間経てば今日になるから。
未来は時間が経てば今になるから。
その綱は繋がっている。
望む明日があるなら今日に引っ張ってこい。
望む夢があるなら現実に引っ張ってこい。
明日は今日だ。今日は昨日になる。
その理屈で言えば、
夢は現実だ。現実は記憶になる。

理屈では分かっている。
今日を明日に引き摺るんじゃなくて
明日を今日に引っ張ってやる。

見てろよ今日の自分。