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人付き合い

世の中には、

優しい人間
怖い人間
義理がたい人間
悪い人間
真面目な人間
可愛い人間
偉そうな人間

いろんな人間がいる。
人間のパーソナリティを形で表したらどうなるだろう?

優しい人は◯?
怖い人は△?
真面目な人は□?


自分は人間のパーソナリティの形を
「じゃがいも」みたいなものだと思ってる。
でこぼこした立体。

正確に言うと、もっと複雑な立体。
じゃがいもをもっとデコボコさせてカクカクさせた歪な多面体を想像してほしい。
そんな歪な多面体が宙に浮かんでいるのを想像してほしい。




人間は歪な形をしている。
尖った部分もあれば、窪んだ部分もある。

人と人は、宙に浮かんだ歪なパーソナリティをぶつけ合い、ぴたりと噛み合う部分を探している。
付き合い方を模索しているのだ。

この二つの立体がどれだけ噛み合っているか、
どれだけ触れ合っているか、
「接している表面積の大きさ」が関係の深さだ。

接している表面積が小さければ、
言葉通り「接点が少ない」人だ。
表面積が大きければ、よりふれ合っている、
「接点の多い」重要な人だ。

噛み合う表面積だけでなく、
噛み合う方もさまざまだ。
穴にねじを入れるような噛み合い方もあれば、
2枚の紙を重ねるような噛み合い方もある。


この二つの立体は一度噛み合ったからといって、いつでも噛み合うわけではない。

人間の形は変わっていく。
自身の成長、環境や文化、周囲の人に合わせて変わる。形状が変化するだけでなく、体積も増減している。

だから、形が変わると付き合い方も変わっていく。
形が変わった結果、より密になることもあれば、離れていくこともある。

離れていくときは、
緩やかにほどけていくこともあれば、
きっぱりと割れて裂けてしまうこともある。




相手が変われば、自分も変わる。
いつだって自分だけがそのままでいるのは不可能だ。
相手の様子を窺って自分の形を決めていく。

自分が変われば、相手も変わる。
自分が相手に影響を与えている。
大袈裟に言えば、自分が相手を操作している。


人と人との関係は、名前は変わらなくても、形は変わっている。
「恋人」という名前は変わらなくても、
その実体は、時にはまるい。時にはごつい。
そして実態は、時には仲良し。時には険悪。

今の自分は形が決まっていない。
恋人も形を変えている。
どんな形が今の僕らにちょうどいいのだろう。
形の決まらない今、正直胃が気持ち悪い。
少し辛い時期だ。


とりあえず、
いい環境に身を置き、いい人と過ごし、
いい人で在ろう。

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