見出し画像

社労士開業前、「自分棚卸し」の記録①

久々の更新です。

気づけば新年度もあっという間にひと月半が経過してしまいましたね。
この間のわたくしと言えば、知識のインプットに集中的に取り組んでました。

このインプットの過程でオンライン講座にも参加しましたが、
私が専門としていこうとしている「消生労(消費生活&労働)」について、
「なぜその組み合わせ?」というご質問をいただく機会も多くありました。

この消生労、順風満帆に「このジャンルでやってやるぜ!」と定まったわけではありません。
むしろ、社労士試験の受験時には全然頭になく、合格後に七転八倒でひねり出した代物なのです。

本日は、消生労に辿り着いた過程を、
「こういう心がまえだと、合格後に苦労するよ~」という失敗談も含めて記しておきます。

1.社労士受験生時代に優先していたこと

社労士試験、わたくしの受験回数はお恥ずかしながら4回です。
でも今振り返ると、前半2回は箸にも棒にもひっかからないような
「なんとなく」のサラッとした勉強でしたので、落ちて当然でした。

その後、本腰を入れて勉強しだしたわけですが、その頃自分に言い聞かせていたのは、「満点を目指す必要はない、ギリギリ7割の点数でも合格は合格。まずは通過しないと先にすすめないんだから!」

確かにこれは事実。
でも、この「細かいことは後、あと!!」という姿勢が、合格後に大きなツケになって自分に跳ね返ってきました。

2.合格してから気づく「で、何ができるの?」

合格同期の方たちのLINEグループに入れてもらったは良いものの、
人事労務や給与計算の経験がある方たちの意見に圧倒され、ふと気づく。
「なんの経験もない私に、仕事を頼む人いるのか?!」と・・・。

事務指定講習を受けたって、過去の実務経験を積んだ方に追いつくのは並大抵のことじゃない。
そもそも、私は、社労士として何がしたかったんだっけ?!

合格することが半ば目的化してしまっていたから、袋小路に迷ってしまったんですね。
イメージとしては、ムンクの「叫び」みたいな境地でした。

そこで、合格後の年末年始、自分の経歴や経験、社労士になろうとした経緯や当初の想いなど、かつて勉強したSWOT分析を使って棚卸しをしてみました。

意気揚々と、というよりは、苦し紛れの必死のパッチ、あがいてもがいてやってみた行為です。

3.自分棚卸しで見えてきたこと

社労士を本格的に目指したきっかけ。
これは、私自身が転職先でパワハラに遭い、
働く人、働かせる人どちらにも法を知らせることで、どちらの人にもハッピーを届けたい、と決意したことだったわ、と再確認できました。

そして私自身の「STRENGTH(強み)」
これは、ホテルでの電話交換、家庭教師や塾の講師など「話す」訓練と経験を積み重ねたことによる
「わかりやすく話し、伝え、かつ講義できる力」だ、と辿り着きました。

もう一つ、忘れちゃいけない経験。
これが消費者センターでの「消費生活相談員」の経歴でした。

消費者センターは全国の自治体にあり、少し古いデータですが、
相談員も3,000人以上配置されています。
(平成27年データ、「平成28年度版消費者白書」より)

その中で社労士資格を持っていて労務のことを話せる人、どれだけいるの?
社労士資格を持っている人は相談員より桁違いに多いけれど、
「消費生活相談員」なんてレア資格を持っていて実務経験ありなんて人、
どれだけいるの?

「あれ?この二つの掛け合わせ、私のオリジナリティになるのかも??」

もがいてもがいて、「ピンポーン」と頭の上に漫画みたいな電球が光ったように思えた瞬間でした。

長くなりましたので、SWOT分析の続きと、二つの資格を掛け合わせて何ができるの?という考察経過は、次回にお話しいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?