冬の日の光

明るく静かに澄んでつめたい光

朝、川を渡る時に見える車窓からの風景

眩く透明な光が水面を照らして私に真っ直ぐに差し込んでくる

それはしばらく私をつかんで離すことはない


お昼、休憩室で誰かが誰かの噂話をしていた

それは遠い出来事のようだった

窓の外から入り込んできた冬のひかりを見ていた

懐かしい色をしていた

まだ私はこうやって、抜け出して外の空気を感じることができるんだ

いかないで ひかりよ

それは遠い国の幻のようなんだ



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