コロナ禍で揺さぶられる7つのメンタル⑤
前回からの続きである。
今回は、新しい生活様式を求られ、他人との関わり方までも変えられてしまった場合、私たちのココロが大きく形を変えるということについて説明したい。
以前の社会生活では私たちは常に人の目に晒されていた。いい意味でも悪い意味でも注目され、平等に扱われていた。
しかし、コロナ禍の影響であまり外出をしなくなったことにより、また、飲食店での集団で飲み会などができなくなったことにより、私たちは他人との関係性を意図せずに絶つことができてしまった。
1.揺さぶられる私たちの「"認めてもらいたい"と思う心」
人間には認めてもらいたいという欲求がある。社会で生きている以上この欲求は消すことができない。
実はこの「"認めてもらいたい"と思う心」は、社会との関係性を断つことで簡単に消すことができる。(心理的に絶っても同じ効果が得られる。)
この欲求が大きくなりすぎると「自分を大きく見せたい」だとか「道化だと思われたい」といった行動につながる。
ある意味この欲求のおかげで会社で仕事がはかどったり、学業に専念できるのである。
しかしながら、コロナ禍によって私たちは強制的に社会との関わりを減らされてしまった。そのため、意図せず「"認めてもらいたい"と思う心」の大きさが小さくなったのではないだろうか。
以前よりも"頑張って成功させる"といった気持ちは少なくなったのではないだろうか。
「"認めてもらいたい"と思う心」は大きさをコントロールすることが難しい。容量を大きくしたり小さくしたりするときにはとても勇気がいる。
「"認めてもらいたい"と思う心」が小さくなっている今、明日から以前の社会生活に戻れと言われたらすぐに対応できる自信はありますか。
今この状況下で、自分自身のこの欲求を正しくコントロールする方法を説明したい。
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