【読書log】星の子

Repost:2021/01/06


叫びたくなるくらい生々しい感触 コーヒーを飲み干したあとに残るざらりと甘い砂糖の結晶

父母の細胞から分化してこの世に生を受け、彼らの庇護下で育ったわたしたちはある日、彼らとは信ずるものが違うということに気づく

贈られてきたプレゼントの美しい包装紙を破ると、飛び出してくるのは「親」という他人の粘稠なエゴで

それを投げ捨ててしまうことと、プレゼントに込められた愛情を蔑ろにすることとのあいだに、等号はない

あなたが神を疑う日にも、ただ愛だけを信じていられますよう

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