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ミヤモトミヤ
2023年6月14日 08:17
イタドリが一本生えていました。玄関からすこし歩いたところにある、石垣の隙間です。空へ向かってまっすぐに伸び、(背丈にすれば凡そ二尺と少々といったところですが、)まるで大樹のような堂々たる面持ちです。私はすこし寂しくなります。イタドリが大人になるとき、この素晴らしい季節はもう終わるからです。むかし私が少女であったころ、ある敬虔なクリスチャンにこう言われたことがあります。「きみには信仰心という