見出し画像

普通の服こそおしゃれができる。おしゃれが面倒なんて人生、損してまっせ。

皆さん、おしゃれは好きですか?
服を買う時何を基準に選びますか?
デザインですか?
値段ですか?

服を選ぶのが面倒なんて声をよく聞きます。いわゆるベンチャー系のジョブス信仰の人たちは、服を選ぶことに頭を使いたくない(時間を使いたくない)って思考。また男はあえて無粋なくらいがよくて「洒落」ているのが気恥ずかしいとかもあるのかもしれない。とは言え、もう30歳も超えてきて立場的にもそろそろユニクロ卒業かな〜
せめて、何着かは自分にあった一張羅が欲しいな〜
って思ったことはありませんか??

前回は概念ベースでお洒落について書きましたが、今回はテクニカルなことをお伝えします!

おしゃれが面倒なんて人生損してるかもです。

お洒落することでのメリットを少し紹介しますと、コーネル大学のレビューの中では、MBAを取得したビジネスマンの外見と収入を調査したところ、外見が魅力的な人の方が、10~15%年収が高かったという調査結果が報告されています。

アメリカの心理学者のモースとガーゲンらが行った実験によると、被験者である大学生に、優等生風の恰好をした学生と、劣等生風の恰好をした学生と同じ部屋で、自己評価に関するアンケートを行ったところ、優等生風の学生と同室の学生は自信を失ったのに対し、劣等生風の学生と同室の学生は自信を向上させたのです。

などなど事例がありまし。
自意識を高めることで、自己のパフォーマンスの向上につながるパターンもあるようです。単純に容姿に自信がつけば自分の思考や行動も変わってくるのは、なんとなくわかる気がします。

効果はわかったけど、じゃーお洒落ってどうするんだい!?
とツッコミたいと思います。
私はお洒落は、実は案外に簡単だと思います。
というより「簡単にできるおしゃれ」を選択してはいかがでしょうか?

私がお勧めする「おしゃれ」のテクニック

大人は自分にあったものを着る。
「自分にあったものを着る」これに尽きると思います。場面に合わせて、自分のサイズにあったもの、自分の生活スタイルにあったものを着ることが真の「おしゃれ」です。

それは以下の3点。

①サイズのあったものを着る
②定番服を選んでみる
②8:2の色で合わせる

これだけでいいと思います。
優先すべきは、カラー>サイズ>ブランド>トレンドの順です。
やはり「見た目」がものを言う世界ではあるので、視覚的効果の高い色目とサイズ感のところを意識すればいいと思います。

気取らない服=定番服。

定番の服でお洒落はできます、トレンドに敏感になり過ぎず、無理に追う必要もないです。

・機能的でありつつ日常の生活のスタイルでも取り入れやすいもの。
・服自体は主張せず、着る人の個性を引き出すデザインのもの。
・飽きの来ない形や色。オン、オフどちらでも使えるアイテムのもの。

以上を踏まえた定番服を選んでみましょう。

次は、ファッションのトレンドはまずシルエットに表れます。
男性はパンツしか穿くものがありません、パンツのシルエットによって「時代性」が判断できます。
下のこの写真は、左から90年代、70年代、60年代です。
今は90年リバイバルなので一番左のシルエットがっぽいですよね。

パンツのシルエットに流行が反映される

ではみんなトレンドのシルエットを履けばいいじゃん!と思うかもですが、先に話した様にトレンドの優先は1番最後です。理由は、トレンドファッションでも、その人の体型によっては合わないものがあります。例えば身長の低い方は90年代の太いパンツはより低い印象に見えてしまい体型のバランスが悪くなります。できれば細いパンツが相性いいです。
逆に骨格が太い体型のいい人(マッチョさんなど)や背の高い人はガッチリ感を隠す、ボリュームも下半身にして視点を下げるために、太めのボトムが相性がいいです。

トレンドの服を着ていても自分に似合わないとお洒落ではないのです。

似合うか似合わないかは「カラー」と「シルエット」を意識していきましょう。お洒落とかっこいいは別だというお話ですね。移り変わりの早いトレンドに左右されることなく、自分の身長や体型などに最適な「シルエット」を見つけることが大切です。
お尻まわりなど必要以上にたるみがないか?膝の位置は合ってるか?太腿とのバランスは合ってるか?ファッションなのであえて崩したシルエットのスタイルもありますが、まずは自分の正しいサイズを知ってからの「はずしテクニック」ではないでしょうか。

es échoppeではお客様の適正なサイズを測定します!

男は黙ってパンツのシルエット。


シルエットを見つけるのはに「細い」「太い」などの印象を決定づける「3首」に注意しましょう。首、手首、足首の3箇所が重要です。

パンツのシルエットは足首が命!


この3箇所は人の体の「先端」だからこそ視線が集中しやすく、パッと見た時の印象を決定づける役割を果たします。特に足首に視線は行きやすいので男は黙ってとにかくパンツのシルエットだけをまずは気にしましょう。
余談ですが、私がテーラーでフィッターしている時の経験上、お客さまの9割は本当の自分のサイズ「適正サイズ」を知りません。間違ったサイズを着用しています。サイズが違うと見た目以上に着心地に違和感が出ます。オーバーサイズは疲れやすいですしタイトすぎるものは服に負担をかけてしまい消耗を早めます。ぜひまずはご自身の正しいサイズを知ってください。

つまりお洒落な人とは自分のことを客観視できている、サイズ(体型)のみならずキャラクターや個性を含めた自分を理解した人だと言えます。
逆を言うとダサい人は自分を知らない。トレンドなどオーディエンスの価値観に左右されて、自分をないがしろにして似合わないものでも構わずに着てしまう人でしょうか。(トレンドが悪いわけではないです、やみくにも追えば良いわけではないとの意味)

ちなみに先述した、着たきりスズメのジョブズのお話ですが彼が毎日同じ服を着る理由のひとつが、

「毎日心地よく自分らしく過ごすこと」

だそうです。ただ効率化をはかるだけではなくそこにら自分を知り自分らしさを追求した末のスタイルなのです。

身長の低い人がルーズなボトムを穿く場合にも、足首さえやや細くなっていればスッキリと大人っぽいシルエットが作れます。

服のカラーは8:2の色で合わせる

首元や足元の2割程度だけ色を変えてみる。写真はGQJAPAN引用

全身ワントーンで合わせて全体の約2割くらいに別のカラーを入れてみましょう。それだけで印象は変わります。
例えば、靴、靴下、帽子、ネクタイ、マフラー、手袋、そういった小物には少し色の明るいものをチョイスする。あとは全身黒でもネイビーでもグレーでもいいと思います。もし小物があまり好みでなければ「襟から覗くシャツの色」「ジャケットから覗くTシャツの柄など」だけワンポイントで色味を見せていくのもいいと思います。
極端な話、服もブランドもなんでもいいのです。自分の正しいサイズを知って、同じ色で服は合わせて小物だけ色で遊ぶ。それで「大人のおしゃれ」は表現できると思います。

もうお気づきの方もいらっしゃるかもですが、服自体はそんなに主張しなくても「おしゃれ」って完成できるんですよね。
普通の服でいい、定番の服でいい。
むしろ普通の服の方が簡単におしゃれができると思います、サイズさえ正しくあっていれば、皆様が普段着用している服で充分におしゃれはできます。es échoppeでは国産の着心地の良い定番の服を集めています。皆様のおしゃれのお手伝いさせていただきます。

月1回1日限定のセレクトショップ。 es échopp(エスショップ)を開催します。


■開催日 8月19日(月)13時-16時 津田まつり
■開催場所 うみの図書館

気取り過ぎない大人の服に出会うお手伝いをします。メイドインジャパンの素材や染めにこだわった上質な服、着ていて疲れない着心地のいい服だけを集めました。
"自然環境に配慮した天然素材の服を集めたら、機能的で着心地の良い人にも優しい服でした。やみつきになる着やすさをぜひ体験していただきたい。気取らず少し肩の力を抜いた、新しい定番になる服をご提案します。

【es échoppの思い】 5年後でも自分にとって価値があり続ける「人の暮らしに寄り添う服」を提供したい。国内から厳選したサステナブル・エシカルなアパレルブランドを購入できるセレクトショップです。

【es échoppeのふたつのサービス】
●買取保証サービス 自社商品は全てご購入金額の20%で買取保証をします。例えば着用してみたらイメージと合わなかった、体型が変わって着用しなくなった。などの場合もご相談ください。 ※詳しくはスタッフまで。
●メジャーリングサービス テーラー出身のフィッティングのプロがお客様のサイズ採寸しカルテにします。最近体型が変わったという方にオススメ。自身の正確なサイズを知ることで体型にあう服選びの参考になります。

皆さま
今週土曜日は、津田まつりの前にうみの図書館にお立ち寄りください。
うみの図書館のオススメの選書もご用意しています。ブルーを基調とした落ち着いた空間で、本とファッションをお楽しみください。
お待ちしておりますes échoppeディレクター/ウエダ カツヒト

うみ図書のオススメ選書が楽しみです

津田まつりはこちら↑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?