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SPFエラーでのメールの不達

alqmst.co.jpというドメインで、ホスティングサーバーを借り、そこでメールを運用しているとします。このドメインのあるメールアカウントから、Gmailに転送をかけています。サーバーにはメールを残す設定にしています。

ここで、Gmailに転送したメールがSPFエラーを起こすと、Gmailにメールが届かないだけでなく、alqmst.co.jpのメールサーバーにもメールが届かなくなってしまいます。

これはalqmst.co.jpからGmailに転送メールを送信した際にSPFエラーが発生すると、alqmst.co.jpのメールサーバーは、その送信メールをSPFエラーと認識し、メールボックスに受信せず、そのまま送信元にエラーを返してしまうからです。

Postfixなどのメールサーバーソフトでは、SPFの検知設定が可能で、最近のサーバーには全てそれが設定されていると思われます。(ホスティングサーバーの設定は公開されていないので、詳細は確認できません)

ちなみに、SPFが設定されているかどうかは、

nslookup -type=txt [ドメイン名]

で確認することができます。nslookupは、Linuxではもう非推奨で今後はdigとなるようですが、Windowsだとnslookupしかありません。

ここで、面倒なのはGmailに転送しなければ、alqmst.co.jpに同じ送信元のメールが受信できることです。

ここからは、推測です。
Gmail側はSPFの認証が厳しく、その結果、Failで転送エラーを返すため、alqmst.co.jp側もFail扱いとなる。一方、alqmst.co.jp側では、SPFの検証が甘く、softfailやneutralであれば受信するため、SPFに問題があっても受信できる。
のではないかと想います。

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