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和顔施

「和顔施」(わがんせ)は座右の銘としている言葉です。漢字も響きも素敵です。

仏教の「無財の七施」の中のひとつで「人に対して笑顔で優しく接することは徳になる。いつも笑顔でいれば周りも笑顔になって幸せな気持ちが広がっていく」ということです。

今年99歳になられた瀬戸内寂聴さんがいつもこの言葉を大切にされてご自身のカレンダーにも毎年添えられている言葉です。
(2021.11.9 ご逝去されました)

「無財の七施」というのは、地位や財産がなくても心がけひとつで誰もがいつでも簡単にできる布施のことです。
「和顔施」の他には

「眼施」 優しい眼差しを向ける
「愛語施」 愛のある思いやりのある言葉を与える
「身施」 自らの体を使って奉仕す
「心施」 思いやりを持って心を込めて病人の看病などにあたる
「牀座施」 座席や立場を他の人に譲ってあげる
「房舎施」自宅に人を迎えて休んでもらったり雨露を凌いでもらっておもてなしをしたりする


そう言えば以前マクドナルドで「スマイル0円」なんてメニューがありましたね。
3年前からはデリバリーメニューの中にはあるようです。
もちろん頼んでも頼まなくても笑顔の接客は変わらないのだそうですが、スマイルを頼むとデリバリーの袋に手書きのメッセージが添えられていたりするそうです。
「Thank you!」とか「Enjoy eating!」とか。
やっぱり笑顔やメッセージは心をほっこりさせてくれますね。


人によってはやたらニコニコしている人を嫌う人も稀にいますが、そういう人は自分が笑顔で接することが苦手なのだと思います。誰だって怒った顔やしかめっ面より笑顔の方がコミュニケーションも取りやすいのではないかと思います。
赤ちゃんや子どもの笑い声は本当に癒されますね。


気分が落ち込んでいる時、悩みからなかなか抜け出せない時、そんな時でも笑顔を作ってみてハハハと笑ってみるのがいいですね。
私はサンドイッチマンや四千頭身を見て大笑いして寝るようにしています。


仏教の話から飛躍しましたが、なかなか抜け出せない先のわからない現状ですが、いつかきっとみんなが笑顔になれると信じて祈るばかりです。
止まない雨はありません。


トップ画像は鎌倉 長谷寺のお地蔵さま

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