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十六夜杯🌕勝手に圭果賞【短歌】大賞三首&十首

十六夜杯のご参加ありがとうございました🌕
たくさんの方に楽しんでいただけて短歌も132人332首の応募になりました❣️

そんな中から選ぶことは至難の業ですが、とにかく最初に読んだ途端ピピ〜ンと心に響いた短歌を選びました(=^▽^)σ

【勝手に圭果大賞三首】


🌙camyuさん

秋の夜の弓張月に腰かけて
寝ている君に魔法をかけたい

弓張月は本当にステキな椅子に見えますね。むか〜しむかし見た映画「ペーパー・ムーン」を思い出しました🌙
夢の中に訪ねて来てくれそうですね❣️
寝ている君を想う優しさ溢れていて「魔法をかけたい」でキュンですね(*´∀`)♪


🌙Reiko Ishidaさん

秋雨の流るる街を眺むれば
君の横顔私の肩に

秋雨の流るる街…もうそれだけで想像が膨らみます✨歌の歌詞にもなりそうなストーリーも思い浮かびます。そっと寄り添う君がいたら雨でもロマンティックに過ごせそうですね(๑˃̵ᴗ˂̵)


🌙なおみさん

日が暮れて ほのかに寂し 神無月
虫の音(ね) りりり 胸にこぼるる

ほのかに寂し…秋の夕暮れは本当にそんな感じですね。りりりという可愛らしい虫の声が胸にこぼれているという表現がステキです(*^o^*)


【勝手に圭果賞10首】


つるさん

電線のはざまに見ゆる名月の
光こぼして届く愛めづらし

電線も遮るものとは思わずに、その狭間から優しく見上げているつる先生の姿が目に浮かびます。光こぼして届く愛めづらし…こんな表現は憧れです。 


MITEI NARIKOさん

惜別を浮かべる空に月の舟
無言の喉に錨を下ろす

空に浮かぶ三日月の舟が思い浮かび切ない別れも想像できます🌙喉に錨を下ろすなんて惜別の苦しさもより伝わりますね。


しちさん

手を引かれあなたについて出てみれば
夜空は月の貸切だった

まんまるな月が夜空を貸し切っていたのですね🌕2人で見る月夜がより美しく感じます。


越庭風姿さん

鮮やかな呼吸のような秋の風 
ススキを写すレンズの光

呼吸のような秋の風…この言葉選びに強く惹かれました。そして芒を写している時の静かな呼吸づかいも想像できました✨


ひろ生さん

漆黒の海に群がる幽霊の
すり抜ける手の狂おしき泡

暗い海の中を彷徨う幽霊なのか幽霊に見立てた心の内側なのか、すり抜ける手そして狂おしき泡…全てが絵画となって目に飛び込んでくるような芸術作品に思えます✨


美味しい蒸しエビさん

コーヒーの香る六畳ダイニング
僕はちょっぴり大人になった

コーヒーがようやく飲めるようになった僕。ひとりで6畳のダイニングで淹れたコーヒーは格別大人になった気分だったのでしょうね。微笑ましく思いました☕️


花風さん

刈田にて仕舞い忘れし鳥避けの
缶から一つ鳴るは哀しき

田んぼに残っていた鳥避けの缶に着目さて、それが金棒に当たったのか風で転がったのか哀しい音を立てていたのに気づかれた優しさを感じます。田んぼや刈り入れされた方々への想いも伝わります✨



葵花さん

ろうそくの炎のように揺らめいて
夕日の方へ歩いて帰る

歩いている姿をろうそくの炎のように揺らめいていると表現されたことで、その心情や光景まで思い浮かび感動しました✨



須崎水性さん

満月が溶けていくから瓶に詰め
朝になったらパンに塗ろうか

満月が溶けてバターのようになったら面白いですね。明日の朝が楽しみですね!
童話の世界のように楽しめました✨


chiyoさん

秋風や仕舞い込みたる文の束
幾年なれど我読み惑ふ

いつの間にかたまってしまった文の束、秋になると思い出す…ってわかるような気がします。何年経ったかなぁと思いながら読まないことには整理もできず私もそのままになっています。昔は手紙の時代でしたからね☺️

本当は二十首選んでいたのですが俳句とダブっていた方は泣く泣く断念しました。
次回は勝手に圭果賞【俳句】で❣️

しろくまきりんさんの参加賞もまだの方はどーぞ❣️

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私からは花籠を🧺💐

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勝手に賞はどなたでもよろしくお願いします❣️

予選ラウンド投票は10/30までです!


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